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明日話したくなる施工管理の工事の歴史豆知識:電気工事編

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公開日時 2023.05.24 最終更新日時 2023.05.24

建設業の中で、送電線や配電盤、電灯、電力機器などの設備を行う電気工事です。
日本で電気工事を行うには電気工事士の資格が必要で、施工管理者が直接作業することはありませんが、多くの工事で関わることがあるのではないでしょうか。
今回はそのような電気と電気工事の歴史を紹介します。

戦前までの電気工事

実用的な電気の発明品として世界ではエジソンの白熱電灯が有名ですが、日本で初めて電気の明かりが灯されたのは1878年3月25日のことです。明治20年代に電燈会社が設立されてから、日本全国に発電機や電燈が普及していきました。

日本での電気は、明治政府の近代化と富国強兵策の一環として推進されました。明治初期に輸入品だった配電盤や分電盤、動力制御盤などは1894年頃から国産化が始まっています。

明治後期には配線器具の国産化が開始され、1927年には器具型式の認定制度、1935年には電気用品取締法と、電気工事人取締規則が制定されました。

日本の電気工事の大きな契機となったのは、関東大震災です。この地震は、地震そのものよりも火事による被害が大きかったことが知られています。その教訓から分電盤に不燃のパネルが使われるようになりました。
その後、JEM、JES、JISなどの工業規格の規定につながっていきます。

戦後の電気工事

電気が急速に普及したのは戦後の経済成長期のことです。1964年の東京オリンピックを機に家電製品や産業機械、電気鉄道などが急速に広まり、電力需要が増大しました。娯楽の少なかった人々はテレビのヒーローに中の熱狂しました。

1973年の石油ショックをきっかけに、日本はエネルギー資源を石油だけに依存するスタイルから、バランスのよい電源構成を目指すようになります。石油の代替エネルギーとして有望視され、今に続いているのが原子力発電です。原子力発電のおかげで、70年代以降次々と登場したエアコンやコンピューターなどの大型電化製品に対応できる電力を確保できました。

バブルの崩壊により経済成長は停滞しましたが、電化製品が生活の一部となった私たちのライフスタイルは変わりません。むしろ、一般家庭の電力消費は増え続けています。90年台半ばには、東京電力の原子力発電電力量が累計で9000億kWに達し、民間の電力会社では世界第2位の記録となったのです。

2011年の東日本大震災は、原子力発電を見直すきっかけとなりました。環境問題、エネルギー問題、そして私たちの暮らし。これらのバランスをとりつつ、どう次の世代につなげていくかが課題となっています。

電気工事の編纂

世の中に電気が登場してまだ150年ほど。電気工事の歴史は古くはありませんが、短い期間に目まぐるしい変遷をたどってきました。今後も私たちのライフスタイルの変化とともに、電気工事の様子も変わっていくのではないでしょうか。


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