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公開日時 2018.12.27
最終更新日時 2022.04.06

工期計算を的確に行うことで工期短縮・スケジュールの漏れをなくす

工期の計算は、工事全体のスケジュールを把握して、作業をスムーズに進めるためにも大切な過程です。
工期計算を的確に行うことで、先にどの時期にどのような作業を行うのかを把握でき、スムーズな工事にもつながります。
今回は、正しい工期計算を行うために、そのコツや工期計算ソフトをご紹介します。

的確な工期計算の方法

工期を管理することも現場監督の重要な仕事の1つですが、工期を計算するには工事全体のプロセスを把握し、先見の明を持って取り掛かることが大切です。
また工期を計算するときには、作業側の都合だけではなく発注者が望む工期も念頭に置かなければいけません。
特に受注競争では、発注者が望む工期を示せるかどうかが受注の決定にかかわります。

しかし、工期を短くすればいいわけではありません。
工期を過度に短くすれば、作業員たちに無理な仕事を押し付けたり、労働環境の悪化を招いたりする恐れがあります。
作業員たちに無理なスケジュールを押し付けることは、工事の過程で危険性を高めることにもつながります。

日建協は、工期を的確に計算するために、稼働日と不稼働日を分けることを推奨しています。
稼働日は、延面積や建物回数などのさまざまな条件によって算定されます。
一方で不稼働日は、土日や祝祭日、また降雨や降雪などによる作業不能日数を考慮に入れます。
このように稼働日と不稼働日を分けることで、作業員の労働環境も適切に管理しながら、工期を的確に計算することができます。

おすすめの工期計算ソフト

工期計算は、工事の過程で発生するさまざまな要素を考慮に入れなければなりません。
そこで工期の計算を簡単にしてくれるおすすめの計算ソフトをご紹介します。

日建連版コストナビ工程表

日本建設業連合会がリリースしている「コストナビ工程表」は、工期を適正に算定するためのプログラムです。
週休2日や特別休暇の設定、労働時間の設定を行い、建物概要を入力するだけで簡単に工程表を作成してくれます。
建物概要には、建物の面積や回数、構造、用途などのデータが必要となり、仕上げ詳細や設備詳細などの細かい設定も行うことができます。

CADPERT

株式会社ホクユウ創研がリリースしている「CADPERT」は、工期管理をさまざまなニーズからサポートしてくれるプログラムです。
関連した作業をダミーのベクトルでつなぎ合わせるだけで、簡単に工期計算を行うことができます。
またベクトルのプロパティを設定することで、工期シミュレーションにも使えます。
他にも、山積み表示機能や出来高表示機能、バーチャート表示機能などが備えられています。

工期計算は工事の完成を左右する

工期が遅延する理由として多いのは、要件使用の決定が遅れたり、用件分析作業が不十分だったりと、上位工程でしっかりと行われなかった作業が関係しているようです。
工期計算は最初にしっかりと行わないと、後に大幅な工事の遅れや、発注者の信頼を失うことにつながります。
工期計算ソフトの力なども借り、的確な工期計算を行えるようにしましょう。

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