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公開日時 2018.12.13
最終更新日時 2022.04.06

現場に徹底しよう!転倒・木材加工用機械災害の防止方法とは

現場監督が常に注意を払わなければ行けないのが。作業現場での労働災害の防止です。
今回は、労働災害の中でも最も多い転倒災害と、危険度の高い木材加工用機械災害について、その防止方法をご紹介します。

転倒災害を防止するには

転倒災害は、最も多い労働災害です。
2017年2月の厚生労働省の発表によると、4日以上の休業は必要な労働災害12万件のうち実に2.6万件も転倒災害が発生しています。
転倒災害は、特に55才以上の高齢者に多く発生し、そのリスクは55才未満の3倍とされています。
転倒災害が起こった場合、その約6割が1ヶ月以上休業せざるを得ないというデータもあり、転倒災害を防ぐことが非常に重要なことがわかります。

転倒災害を防ぐには

・作業通路にある段差や凹凸、突起物、継ぎ目など、転倒の原因となるものをなくす。
・整理・整頓・清掃・清潔の4Sの徹底に努め、床面の水濡れや障害物をなくす。
・危険箇所には「転倒注意」などの張り紙を行い注意喚起をする。
・作業内容に適した防滑靴やプロテクターを装備して作業を行う。
・現場の明るさを確保し、手すりや滑り止めを設置する。
・定期的な職場点検や巡視を実施する。
・転倒予防体操を行う。
・冬季には、気象情報を活用しリスクの低減を行う他、通路・作業床の凍結などによる危険防止を徹底する。

木材加工用機械災害を防止するには


木材加工用機械災害は、発生すると死亡してしまうこともある重篤な労働災害です。
機械災害というと、巻き込まれ等を想像するかもしれませんが、ヒヤリ・ハット事例として、「小型チェーンソーで丸太を切断中に首に巻いたタオルが巻き込まれそうになった」といった、自分の装備品による事故なども起こりえます。
木材加工用機械は、凶器になりうるということを忘れてはいけません。

木材加工用機械災害を防ぐには

・木材加工用機械を使用する作業の才は、あらかじめ安全確認者を選定し、作業の直接の敷のほか、適切な安全装置や工具の使用をしているか、点検の実施及び点検内容の確認、関係者以外の立ち入りの確認、点検結果と職務の実施状況等を行うようにする。
・安全確認者の氏名と職務を作業場の見やすい箇所に掲示して周知する。
・携帯用丸のこ盤を作業台などに固定して使用するときには。厚生労働大臣が定めている構造規格に適合した安全装置のうち、可動式の歯の接触予防装置を設置する。
・丸のこ等を使用する作業員は「丸のこ等取扱作業従事者教育」を徹底する。
・丸のこ等については、丸のこ盤ガイドラインによる注意事項を遵守する。
・毎月第一木曜日を「木工作業点検日」として、自主点検を実施する。

安全管理の徹底でヒヤリ・ハットも防ぐ

現場監督をしていると、「今のはあぶなかった・・・」という場面に遭遇することがあるかもしれません。
「あぶなかった」の次は、事故が発生する可能性があることを忘れず、現場の安全管理に努めるようにしましょう。

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