知っておきたい安全靴の基礎知識!工事現場で必要な安全靴の情報満載!
重いものを取り扱う工事現場や工場などでは、つま先を保護する安全靴が欠かせません。一口に安全靴といってもいろんな種類があり、従事する作業にあったものを選ぶ必要があります。安全靴の特徴や選び方などについて解説しましょう。
安全靴の特徴
日本工業規格において安全靴は、つま先を芯によって守り、滑り止め機能がある靴と定められています。建設現場をはじめ工場などで、重いものを落下させる恐れがある現場において、作業員の足を守る目的で使用されます。
つま先部分に足を守る目的で入れる芯は、かつては鋼が主流でした。しかし最近は、軽量で丈夫な樹脂が使われるようになってきました。日本工業規格では、耐圧迫、耐衝撃、表底と甲皮との接着強度について試験が実施されており、性能によって次の3つに分類されます。
- H種:重作業用
- S種:普通作業用
- L種:軽作業用
さらに、さまざまな現場での使用を想定し、耐滑性やかかとの衝撃吸収性、静電気帯電防止性などもテストされます。
安全靴の選び方
安全靴の種類はさまざまです。安全に作業するためには、従事する現場や作業内容にあわせて適切なものを選ぶ必要があると言えるでしょう。
安全靴は形状もさまざまで、スニーカーのような短靴、ミドルカットの中編上靴、ブーツタイプの長編上靴、最も丈が長い半長靴があります。
短靴は、一般的な作業をする際に適しています。中編上靴は運搬作業や溶接作業をするのに向いているとされます。溶接の火花など異物が混入しにくいためです。
くるぶしやスネもしっかりガードしてくれる長編上靴は、土木作業や高所での作用に適していて、建築物を解体する際にもよく使われます。守る範囲が最も広い半長靴は、土木・建築・溶接作業のほか、解体作業に向いています。
まとめ
安全靴はただつま先に芯が入っているだけでなく、特殊な現場に対応できるよう形状もさまざまで、ものによって多様な機能を備えています。適切なものを選んで安全に作業してください。
編集部
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