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解体工事の事故事例と安全対策とは

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公開日時 2023.03.20 最終更新日時 2023.03.20

解体工事では大きなものを壊すので、どうしても危険が伴います。解体業者の経営者や管理職、現場責任者、そして実際に解体する作業員は、事故について十分な知識を持っておかなくてはなりません。
そこで今回は、解体工事の事故事例と安全対策について解説します。

解体工事の事故事例

解体工事の事故事例を3件紹介します。

◇梁(はり)が落下して作業員が転落、死亡
木造倉庫の解体工事中に梁が落下して、その下にいた作業員に当たり転倒しました。転倒したときの打ちどころが悪く、作業員は死亡しました。
2人の作業員がチェーンソーで梁を切断していたのですが、「どこから切断するか」といった作業手順を決めていませんでした。また「この梁を切断するとこのような危険が起きうる」といった知識も2人にはありませんでした。
現場責任者がいないまま、2人の作業員が話し合いながら作業を進めていました。

◇ビル解体中に爆発、作業員が熱傷を負った
地上5階、地下1階のビルの解体工事で、配管を撤去しているときでした。ガス管を電動ノコギリで切断していたところ、爆発が起きて作業員が熱傷を負いました。
ガス管を切断していたとき、作業員はガス臭を嗅いでいました。しかし作業員は「残ガスはよくあること」と考え、作業を継続してしまったのです。

◇コンクリートブロック壁が倒壊、作業員2人が死亡
鉄筋コンクリートブロック造の古民家を解体していたときでした。高さ3メートル、幅10メートルのコンクリートブロック壁を引き倒そうとしたところ、突如壁が崩壊し作業員2人が下敷きになり死亡しました。
このとき壁の崩壊防止策は取っていませんでした。さらに解体工事の経験と知識がない作業員だけで作業をしていました。

解体工事の安全対策

解体工事の安全対策

これらの解体工事事故を起こさないためには、どのような安全対策を打ち出せばいいのでしょうか。

◇危険予知
解体業者は危険予知のことを「KY」と呼んでいます。危険予知をすることで「危険が見える化」できますので、作業員たちは危険を回避できます。
危険予知は具体的でなければなりません。例えば「ビルの解体工事には爆発の危険がある」とするだけでは不十分です。「ビルの解体の配管撤去作業では、ガス管にガスが溜まっていることが十分考えられるので、電動ノコギリの火花やガス臭に十分注意する必要がある」としたほうがいいでしょう。

◇作業手順を定めて厳守させる
安全に業務を遂行できるように、作業手順を定めなければなりません。作業手順は、危険予知で判明した危険を回避する内容でなければなりません。
また解体業者の経営者や現場責任者は、研修やミーティングなどを通じて、作業員に作業手順とおりに進める「癖」を身につけさせなければなりません。

◇5Sの徹底
5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけのことです。解体工事現場は、ただでさえ乱雑になります。そこで5S習慣がない作業員が作業をしたら、職場は混乱し事故が発生する確率は急上昇するでしょう。
作業中に5Sを実行すると作業効率が落ちてしまいますが、安全のために実行してください。

まとめ

解体工事に臨むときは、「今日こそ事故が起きるかもしれない」と思う癖をつけてはいかがでしょうか。危険予知とは解体工事を恐れることで、その気持ちが事故抑制につながるからです。
また、体調不良も事故原因となりますので、万全の体制で現場に入るよう心がけましょ

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