MENU

伸縮目地とは。コンクリートに設ける理由や種類を紹介

伸縮目地とは温度変化などによってコンクリートに亀裂が入ることを最小限にとどめるために開発された目地とされています。
目地自体に弾力性を持たせることで、膨張や収縮によって発生する力を吸収し、亀裂が入ることを防ぎます。

本記事は、施工管理技術者も知っておきたい伸縮目地の種類や特徴などについて紹介します。

伸縮目地をコンクリートに設ける理由

コンクリートは夏や冬の温度差等によって、大きく膨張・伸縮するといわれています。
また地震等による振動によっても亀裂が生じる可能性があります。
それらを防ぐために開発されたのが伸縮目地です。

伸縮目地は、目地自体に弾力性があるので、膨張や伸縮による力を吸収してくれるとされています。
これにより、小さな亀裂を防いでくれるのです。
そのため、亀裂を防ぎたい外壁や屋上など、タイルやモルタルなどが使われている各所で利用されています。

伸縮目地の間隔



伸縮目地は、コンクリートを一定区画ごとに区切り、その境界線に設置します。
また建物に想定外の亀裂が生じた場合、その部分のコンクリートをカットして、後から伸縮目地を用いる場合もあります。

一般的に、10~15平方メートル以上にならないようにコンクリートを区切ることが多いです。
幅が狭い通路等の場合は、3~4メートルごとに一本目地を設けます。
これの間隔は、コンクリートの強度は長期に渡って保つために適しているとされています。

伸縮目地の施工方法

押さえ層目地と仕上げ層目地が、上下ともに一貫して通るようにしましょう。
また目地で囲まれた部分は、区画された板になるようにするのが推奨されています。
目地が押さえ層の全断面に入らないと、目地下部の押さえコンクリートがつながってしまいます。
するとコンクリートが膨張した際、パラペットを押し出して外装部分を破壊する可能性があります。

また水漏れ事故を防ぐための防水押さえも必要です。
防水層を傷つけないよう内容に注意し、末端部は特に入念に押さえましょう。

施工の注意点

伸縮目地を施工する際には、コンクリートを寸断し、細かく区切る必要があります。
このため、亀裂が気になるからと伸縮目地を多数設置すると、一定区画ごとの重量が軽くなります。
するとそこに車などの重量物が乗った場合、軽すぎてコンクリートが動く可能性があるのです。
そのため、適切な間隔での設置が欠かせません。

また伸縮目地材料は、押さえコンクリートに対して付着力の強いもの、耐候性や温度特性に優れたものを選びましょう。
アスファルト系、高分子系が優れているとされます。

伸縮目地の種類



伸縮目地にはさまざまな種類が販売されています。
ここでは伸縮目地の種類と、それぞれの特徴を紹介します。

エキスパンタイ

土間コンクリートの目地専用の商品とされています。
大部分がスポンジ状になっており、コンクリートの膨張や収縮を吸収します。
上部にはスポンジが曲がらないように補強材が入っています。
シンプルな仕上がりになるのが特徴です。

エラスタイト

アスファルトの混合物で作られた伸縮目地です。
主に土木工事で使用されます。
1メートル×1メートル、厚み1センチ程度の板状になっており、さまざまな形に柔軟に切断できます。

また外構工事などでも使用される目地です。
例えば、隣の家とコンクリートを接着させないようにエラスタイトを貼り付けるなど、エキスパンタイを設置できない場所などで使用されることが多いです。

伸縮目地以外に亀裂を防げる目地

伸縮目地以外にも、コンクリートの亀裂を防げる可能性がある目地を紹介します。

レンガ目地
レンガは目地が広い面積のコンクリートを断ち切れるので、亀裂を目立ちにくくしてくれます。
さらにシンプルなデザインのエキスパンタイやエラスタイトよりも、見栄えが良いものが多いため、使用頻度が高い目地です。
駐車場などに使用する場合は、車を止める場所の目安にもなります。

砂利目地
土間コンクリートとの目地部に砂利を敷いたものが砂利目地です。
レンガ目地と同様に土間コンクリートを断ち切れるので、亀裂を目立たなくする効果が期待できます。
さらに砂利目地は安価に施工ができるメリットもあります。
また庭に同じ砂利を敷くことにより、景観がマッチしてデザイン性アップが期待できるでしょう。

玉竜目地
玉竜は、細長い葉が特徴の小型の植物を指します。
土間コンクリートの目地部分に植え付けて使用されることが多いです。
隙間に植え付けることで、大きな亀裂を防ぎつつ景観を保つ効果が期待できます。

コンクリートの亀裂を防いでくれる目地

伸縮目地は、コンクリートの亀裂を防ぐために施工される目地です。
適切に伸縮目地を使うことによって、長期に渡り景観を保つことが期待できます。

またコンクリートの強度もアップすることが期待できます。
伸縮目地は駐車場や外壁など、さまざまな場所に利用可能なことを覚えておきましょう。

土木工事や外構工事など、建設工事に興味のある方は、ぜひ経験者募集の求人を多数掲載している「俺の夢」までご相談ください。

俺の夢 for MAGAZINE