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建設業でも使える衛生工学衛生管理者とは?仕事内容と資格取得までの手順を紹介

働く
公開日時 2022.08.18 最終更新日時 2023.10.27

衛生工学衛生管理者とは

衛生工学衛生管理者は、3種類ある衛生管理免許の一つです。
有毒ガスなどが発生する現場において、労働者が安全に働けるように管理する業務を行う人物です。
有毒ガス、蒸気、粉じんなどが発生する50人以上の職場では、この衛生工学衛生管理者を選任することが義務付けられています。

主な仕事内容

作業場の危険な作業方法や場所を是正したり、労働者の衛生意識を高めたりするのが仕事の一つです。
また以下のような作業を行うことが定められています。

● 労働者の危険や健康障害を防止するための措置を講じる。
● 労働者の安全や衛生のための教育を実施する。
● 健康診断の実施や、健康保持増進のための措置を講じる。
● 労働災害防止の原因の調査や再発防止対策に関することを行う。

また衛生工学衛生管理者などは、少なくても毎週1回は作業場等を巡回することが求められています。
そこで設備や作業方法、衛生状態などに有害のおそれがあった場合は、速やかに健康障害を防止するための必要な措置を講じます。

労働者数と衛生管理者の選任数

50人以上~200人以下の場合・・・1人以上
200人超~500人以下の場合・・・2人以上
500人超~1,000人以下の場合・・・3人以上
1,000人超~2,000人以下の場合・・・4人以上
2,000人超~3,000人以下の場合・・・5人以上
3,000人超の場合・・・6人以上

衛生工学衛生管理者の種類

衛生工学衛生管理者は、衛生管理免許の一つです。
それ以外に「第1種衛生管理者」と「第2種衛生管理者」の資格があります。
ここではその2つの資格と、衛生工学衛生管理者との違いについて紹介します。

第1種衛生管理者

常時50人以上の労働者がいる事業場では、労働者の人数に応じて一定人数以上の衛生管理者を選任する必要があります。
第1種衛生性管理者免許を持っている場合、すべての業種の事業場で衛生管理者になれます。

第2種衛生管理者

第2種衛生管理者免許は、有害業務と県連の少ない事業場で衛生管理者となれます。
例えば情報通信業や金融保険業、小売業など一定の事業場でのみ衛生管理者となることが可能です。
そのため第2衛生工学衛生管理者は建設業では使えません。

衛生工学衛生管理者との違い

衛生工学衛生管理者も第1種衛生管理者と同じく全業種に対応可能です。
さらに一定の有害業務を行う事業場は、衛生工学衛生管理者を1人は選任する必要があります。
また取得方法が異なります。
第1種・第2種衛生管理者になるためには、安全衛生技術試験協会で実施されている試験を受けて合格する必要があります。
衛生工学衛生管理者は、講習を受けて試験に合格すれば取得可能です。

法定の有害業務とは

衛生工学衛生管理者が携われる有害業務は、労働基準法施工規則第18条各号に掲げられています。

● 多量の高熱物体を取り扱う業務や著しく暑くなる場所における業務
● 多量の低温物体を取り扱う業務や著しく寒くなる場所における業務
● ラジウム放射線、エックス線やそのほかの有害放射線にさらされる業務
● 土石や獣毛などほこりや粉末などを著しく飛散する場所での業務
● 異常気圧下での業務
● 削岩機や鋲打機等を使い、著しい振動が発生する業務
● 重量物の取り扱いなど重いものを取り扱う業務
● ボイラー製造など強烈な騒音を発する場所での業務
● 鉛、水銀、黄リン、塩素、塩酸、硝酸、硫酸、亜硫酸、一酸化炭素、二酸化炭素などこれに準ずる有害物の粉塵や蒸気、ガスなどが発散する場所での業務
● そのほか、厚生労働大臣の指定する業務

衛生工学衛生管理者になるメリット

衛生工学衛生管理者の資格を取得すれば、以下のようなさまざまなメリットがあるとされています。

幅広い業種で働ける

衛生工学衛生管理者の資格があれば、有毒ガスが発生するような作業を行う全業種で対応可能です。
そのため、転職の際の選択肢も広がるでしょう。

資格があることで評価されやすい

衛生工学衛生管理者は、一定規模以上の事業場において設置が義務付けられています。
そのため資格を取得していれば、さまざまな職場で評価されやすくなるでしょう。
また資格手当がつく会社も多いため、年収アップも期待できます。
さらにキャリアアップをしたい方にも資格取得はおすすめです。

衛生工学衛生管理者の求人を選ぶポイント

転職する際は、工場、製造業に強い求人サイトを活用しましょう。
求人情報を探したい場合には、全国規模で対応している求人サイトから情報を収集します。
特定の地域に強いサイトよりも全国区で展開しているサイトのほうが、自分の居住地域の求人が見つけやすくなります。
工場、製造業の求人に強く、全国区に対応、かつ求人数をたくさん取り扱っているサイトを選択することが重要です。
求人サイトによって取り扱っている求人も違うので、より多くの求人から自分に合ったものを選ぶために、全国対応の求人サイトを利用してみましょう。

衛生工学衛生管理者の受験資格について

衛生工学衛生管理者資格試験を受験するためには、「5日コース」「4日コース」「2日コース」といった講習を受ける必要があります。
「5日コース」の場合には、大学または専門学校で、工学や理学に関するカリキュラムを修了している人が受講の対象となります。
なお、コースによって受講資格が異なるので、具体的な資格条件に関してはどのコースを受講するかを決めたうえで、ホームページなどで確認してみましょう。

受講の手順

申し込みをする際は、受講申込書を「中災防のホームページからダウンロードして送付する」、あるいは「東京安全衛生教育センターにて直接申し込む」のどちらかを選びます。
受講申し込み受付は先着順になるため、できるだけ早く申し込みましょう。

受付手続き後、申し込みが受理されれば、講座開講日のおよそ1カ月前までには「受験票と振込用紙」などが郵送されてきます。
受験票の受け取り後に、受験料を指定口座に振り込めば完了となります。
受講料の振り込みは、遅くても「開講日の20日前まで」に振り込みましょう。

試験内容

衛生工学衛生管理者の講習では、基本的に「5日間」にわたって講習が行われることになります。
ただし場合によっては、一部の科目の受講が免除されることがあるため確認が必要です。
受験資格によっては、講習科目や試験内容が異なるため、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
「5日コース」以外にも、「4日コース」や「2日コース」または、すでに「複数の資格を取得している」という場合には、「半日コース」の開講も用意されています。

衛生工学衛生管理者の合格率

衛生工学衛生管理者試験の合格率については、公式には非公開となっています。
この資格は「厚生労働大臣が定める講習」を受けることで取得できますから、難易度はそれほど高くないでしょう。
合格するためには講習をしっかり受講することがポイントとなります。
ただし講習中に行われる筆記試験に合格しなければ取得することはできません。
試験の難易度自体は高いものではないので、講習をしっかり受け、講師の話をよく聞いたうえで、大事なポイントを聞き逃さなければ問題ないでしょう。

有毒ガスなどが発生する事業場で必要とされる資格

事業場では労働者の健康を守るため、一定数以上の労働者がいる場合は、衛生工学衛生管理者を選任しなくてはいけません。
この資格があれば、建設業を含めたさまざまな業種で働くのに役立つでしょう。
また転職の際にも評価されるポイントとなります。
衛生工学衛生管理者を含めた建設業に興味のある方は、経験者募集の求人を多数掲載している「俺の夢」にぜひご相談ください。


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建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
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