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施工管理者がおさらいしたい工法:薬液注入工法

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公開日時 2023.02.21 最終更新日時 2023.02.21

薬液注入工法は固化時間を調節できる薬液を地盤内に圧入し、地盤強化や止水などを行う工法です。
固化時間を任意で調整でき、あらゆる地盤に対応できるとされています。
この記事では薬液注入工法のフローや種類について紹介します。

薬液注入工法とは


薬液注入工法とは、任意に硬化時間を調整できる薬液を注入管を通して地盤内に入れ、止水や地盤強化を図る工事とされています
二重管複相式を例に挙げると主なフローは以下のようになります。

薬液注入工法の主なフロー

1.削孔開始
清水で削孔を開始します。

2.削孔完了
所定の深度まで削孔が終われば、清水を止めます。

3.注入開始
清水を薬液に切り替え、1次(瞬結)、2次(緩結)の順で注入を行います。

4.注入完了
所定の深度まで薬液を注入すれば完了です。

注入された材料は、地盤内の空気や地下水などを置き換わります。
そして地盤の間隙に入ることで土粒子と結合、地盤の粘着力を増加させます。
すると、透水係数が減少し遮水性が高まったり、地盤が強化されたりなどの効果が期待できます。

薬液注入工法の種類

薬液注入工法の種類

薬液注入工法にはいくつかの種類があり、用途によって使い分けられます。

単管ロッド

ボーリングロッドを注入管として利用します。
セメント系の注入材などを使用し、空洞充填や粘性土の地盤強化が目的で行われます。

二重管ストレーナー工法

・単相式
二重管ボーリングロッドを注入管として使用する方法です。
主に瞬結型注入材を使用し、止水や地盤強化を目的としています。

・複相式
二重管ボーリングロッドを注入管として使用します。
瞬結型注入材と緩結型注入材の2つ使用し、止水や地盤強化を目的としています。

ダブルパッカー工法

注入外管をあらかじめ埋設し、その中に内管を挿入する方法です。
浸透性に優れた注入材を用います。
主に止水や地盤強化を目的として行われます。
粘土層・砂質層などあらゆる地盤に対応できるのが特徴です。

エキスパッカ工法

注入浸透源の浸透面積を大きくし、浸透性を向上させる方法です。
注入外管のA管・B管を交互に組み、取り付けたジオバッグを膨張させて地盤に定着させます。
そして大きな浸透源から注入することで、広い範囲に急速に注入できる工法です。
既設岸壁や護岸、既設タンク、滑走路などの液状化対策として行われることが多いです。

地盤強化などを目的として行う工事

薬液注入工法は、他の地盤改良工法と異なり、地盤の組織を破壊せずに改良を行えるのが特徴です。
場所によって行える工法が異なるので、施工管理者は必ず事前に確認しましょう。


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