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外壁工事とは?外壁工事の種類4つと外壁工事の伴う下地工事を紹介

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公開日時 2023.03.17 最終更新日時 2023.03.17

外壁とは

“家”とはプライベート空間であり、くつろげる空間であり、家族とともに生活を営んでいく空間です。
外壁とは屋根とともに、その大切な生活空間を雨風や寒さ暑さなどから守り、台風などといった自然災害からも守るという大切な役割を担っています。
またほかにも家の外観のデザイン性を高めたり、住んでいる人のプライバシー保護や家財などの財産を守ったり、車や人声といった外からの騒音を遮断するなどの役割もあります。

このように考えると、屋根よりも多目的な性能が求められるのが外壁であり、さまざまな機能を持っているのが外壁となります。

外壁工事とは

外壁工事とは家の外壁をメンテナンス、修繕する工事の総称のことです。

新築物件を購入した場合、最初の頃は外壁だけではなく屋根など何もかもが新しく外観もきれいです。
ですが長年にわたって住んだり使用していると、経年劣化や雨風、紫外線などの影響によって外壁や屋根にひび割れが入ったり色が褪せてきたり欠けてきたりします。
外壁としての性能や機能の低下を防ぎ、また建物の外観をきれいに保ち、雨水の侵入などを防ぐなど、建物を長持ちさせるためにも定期的なメンテナンスは非常に重要になります。

そのためにも外壁工事は大切な工事となってきます。

外壁工事の必要性

とはいえ外壁工事は本当に必要なのか、と思う人もいるでしょう。
外壁があることで外の気候・天気に関係なく、家の中では快適に生活をすることができます。
防風の役割を果たしてくれるので台風の時などのように強い風が吹いても大丈夫です。
また遮熱や断熱の役割をしてくれますが、その性能は外壁の素材や対策によるところが大きな割合をしめています。

建物の中の冷暖房が効くか効かないかは意外にも外壁や屋根・窓や床にかかっている部分が多く、その中でも直接、外に接している外壁は最も大きい面積部分になるので光熱費にもかかわってきます。
なので外壁工事といった対策は必要となるのです。

美観の維持

新築のときは外壁も屋根も新しく汚れや色あせもないため、とてもきれいな外観をしています。
ですが年数が経つにつれ、少しずつ色が褪せてきたり次第に汚れが目立つようになってしまいます。
特に外壁は人目に触れやすいため、ひび割れなど位置によっては非常に目立ってしまいます。白やアイボリー系など薄い色の外壁などの場合は、コケなどがはえたり汚れが目立つことによって、建物全体がみすぼらしく見えてしまう可能性もあります。
またサイディング張りの場合、目地部分にシーリング材を使用していますがそのシーリング材が汚れてたり劣化していても目立ってしまいます。

そのようなときに外壁工事を行うことによって外観の美しさを維持することができます。

防水性能の向上

外壁の大きな役割として、雨風をしっかりと防ぐというものもあります。
建物内での快適な生活空間を維持するためには、当然ですが雨風を防がなくてはいけません。
そのためには屋根と同じように、直接、雨風にさらされる外壁そのものが強い防水機能を持っていることが必要となってきます。

新築の時には強い防水機能を持っていても年数が経つにつれ弱まってきてしまいます。
雨漏りしている原因は屋根だと思って調べてみたら、じつは外壁にヒビが入っていてそこから雨水が浸透していた、ということもあります。
またサイディング張りの外壁の場合、目地部分のシーリング材が劣化しているとそこから雨水などが侵入して内部が腐食してしまうこともあります。

このように、外壁工事は快適な生活空間を維持するためにも必要な工事となるのです。

外壁工事の種類4つとは

外壁工事の種類4つとは

ここまで外壁工事とはどのようなものなのかを述べてきましたが、実際の工事にはどのような工事があるのでしょうか。

外壁工事には大きく分けて、建物の屋根や外壁を全体的に塗り替える「塗装工事」。
現在使用されている古い外壁の上から新しい外壁を張る「重ね張り工事」。
現在使用されている古い外壁を撤去して、新しい素材の外壁に替える「張り替え工事」。
小さいひび割れなどをコーキング材などで補修する「補修工事」があります。

とはいえはじめて外壁工事を行うときは、どのような工事が必要なのか判断がつかないこともあるでしょう。
ここからはそれぞれの外壁工事とはどのようなものかをみていきましょう。

外壁工事の種類1:塗装工事

塗装工事とは、既存の建物の屋根や外壁上に塗料を塗り防水など本来、外壁が担っている機能を復元したり色あせた外観をきれいに復活させる工事のことです。

もともと外壁に塗られている塗料はしっかりと機能が働いていますが、雨風だけでなく紫外線などの影響も直接受けてしまいます。
そのため年月が経つうちに劣化してしまい、本来の機能が低下してしまいます。
なので塗装工事で外壁本来の機能を復元させることが必要となってきます。

ただし塗装工事とは塗料を塗るだけではなく、きれいに塗装するために汚れを落とす高圧洗浄や傷んでいる下地の補修など様々な工程も含みます。
とはいえ、ほかの外壁工事と比べると比較的安い費用で工事ができますし、外壁の色を変えるなどの方法でもとのイメージからチェンジをしやすいことがメリットです。
デメリットは工事期間中は塗料が窓などにつかないようにシートなどで養生がされるので息苦しく感じることがあることなどです。

塗装工事の平均工期は約1~2週間くらいです。

外壁工事の種類2:重ね張り工事

重ね張り工事とは、古い外壁を撤去せず、その外壁の上から新しい外壁を専用の釘などを使って張り付ける工事のことです。
古い外壁の撤去を行わないため、がれきの処分費などもかからないので張り替え工事よりも安く工事を行えます。

重ね張り工事はカバー工法とも呼ばれ、下地部分や基礎部分はそのままで建物の外観を新しくすることができます。
メリットとは外壁が二重になる工事なので遮音性と断熱性が向上することがあげられます。
デメリットとしては、下地などの補修ができず古い外壁はそのまま残されるため、腐食などは放置されてしまい見えない場所で劣化が進んでしまいます。
また外壁そのものがが重くなるため、工事前と比べると耐震性が悪くなり地震がおきた場合は揺れが大きくなるという点もデメリットとしてあげられます。

重ね張り工事の平均工期は約1~2週間くらいです。

外壁工事の種類3:張り替え工事

張り替え工事とは古い外壁を全て撤去して新しい外壁を張り付ける工事のことです。
外壁がもろくなってきたり建物内に雨漏りが発生するなど、雨水が浸入している箇所が出てきたら、外壁そのものを新しくする必要があります。
そのときに選ばれるのが張り替え工事となります。

張り替え工事では防水シートといった下地部分から補修して張り替えます。
そのため、外壁工事の中では費用も工事期間も一番かかってしまいます。
とはいえモルタルの外壁をサイディングの外壁やタイル張りにするなどの変更ができるため、外観のイメージチェンジをしたいという人にはおすすめの工事方法です。

メリットは先ほど述べたように、下地を補修してから張り替えるので外観だけでなく内側も新築に近い状態になるということです。
デメリットは、古い外壁を壊すときに発生する騒音やホコリなどのせいでご近所トラブルが起きてしまう可能性もあることや外壁工事の中では一番、費用と工期がかかることなどです。

張り替え工事の平均工期は約2~3週間くらいです。

外壁工事の種類4:補修工事

補修工事とは小さなひび割れなど部分的な箇所を補修する工事のことです。
ひび割れ以外の原因としては部分的に塗料がはがれていたり、目地部分のシーリング材が劣化しているといった場合は外壁全体に工事をすることなく補修するだけで良いこともあります。

メリットは外壁工事中でも一番安く費用を抑えることができる点です。
また補修範囲の大きさや補修内容にもよりますが、比較的早く終えることができる工事方法なので、工期としては数時間で終わることもあります。
デメリットは部分的に塗料を塗ったりといった補修方法のため、補修した個所と補修していない箇所では見た目に差が出てしまうことがあることです。
特に外観が気になる人は補修箇所や補修方法に気をつけましょう。

補修工事の平均工期は約1日~1週間くらいです。

外壁工事を行うタイミング6つとは

では外壁工事を行うタイミングとはいったいいつなのでしょうか。
大体の目安として塗装工事を行うのは10~15年ほど、張り替え工事などは20~25年ほどといわれています。

とはいえこれはあくまでも目安です。
建物の外観の状況によって外壁工事を行うタイミングは変わってきます。
またひび割れなどの場合、どれくらいの範囲に広がっているのか、どれくらいの深さなのかなどでも変わってきますし、補修箇所や補修内容によってもタイミングは変わってきます。

初めて外壁工事を行うときは特に分からず悩んでしまう人もいるでしょう。
ではどのようなタイミングで外壁工事を行えばいいのか確認していきましょう。

外壁工事を行うタイミング1:外壁のヒビ

建築してから年数が経ったり、地震などの揺れによって外壁にヒビが入ることがあります。
ヒビの大きさや深さによって変わってきますが、広範囲にわたってヒビが入っていたり大きい、もしくは深いようであれば外壁としての防水性はほとんど無くなっていると思った方がいいでしょう。

ヒビの範囲が狭かったり浅い場合は補修工事でもいいでしょう。
ですが広範囲だったり大きいヒビの場合は張り替え工事になる場合もあります。
外壁のヒビを放置したままにしておくと雨水が入ったり湿気などによって壁の中の柱や下地材が腐食してしまうこともありますので注意しましょう。
気がついたらヒビが小さいうちに早めにメンテナンスを行いましょう。

外壁工事を行うタイミング2:外壁の反り

外壁がサイディング張りの場合、経年劣化とともに外壁が反ってくることがあり、薄いサイディングを外壁材として使用している場合に起こることがあります。
少しでも反ってしまうと、下地から浮いていることになり隙間ができてしまいます。
そうなると外壁としての防水機能はほとんど無くなっていると考えていいでしょう。

そのまま放置しておくとほかの部分にも反りが広がってしまい、そこから雨水などが侵入して下地などが腐食する原因となります。
また、腐食が広がると外壁工事だけではすまなくなる可能性もあります。
反りを見つけたら早急に外壁工事を行うことをおすすめします。

外壁工事を行うタイミング3:築年数10年ごと

建物を建築してから10年以上経過すると外壁の色が褪せてきたり、汚れが目立ってきたりしますし、さらには目地にコケが生えてきたりもします。
そうなると外観が一気に古めかしくなってしまい、建物のイメージも良くありません。
このような理由から一番大切なのは、補修箇所が見つかってから行う「事後対策」としての外壁工事ではなく、補修を行わなくてもいいようにする「事前予防」としての外壁工事ともいえるでしょう。

とはいえ建築してから10年たたずに、ひび割れが見つかったり汚れが目立ったりすることもあります。
年数はあくまでも目安としておき、気になる箇所をみつけたら早めに外壁工事を行うようにしましょう。

外壁工事を行うタイミング4:壁材のはがれ

地震などの災害により外壁が剥がれ落ちているのを見たことはないでしょうか。
外壁が剥がれている場合、そこから雨水などが侵入して内部が腐食してしまい、その腐食がすすむと建物全体にも影響がでてしまいます。
サイディングボードで外壁を施工している場合や土壁などでも見られることがあります。

建物全体まで影響がでてしまうと建て直しをしなくてはいけなくなる場合もあります。
外壁が剥がれている箇所をみつけたら早急に外壁工事を行いましょう。

外壁工事を行うタイミング5:チョーキング

チョーキングとは白亜化(はくあか)ともいい、塗装している部分の表面が経年劣化や雨風、紫外線などの影響をうけて塗料の色成分がチョークのように粉状になることです。
チョーキング現象がおきると外壁を触ると手に白い粉がついてしまいます。
このチョーキングはサイディングボードを使用している外壁の表面塗装が劣化しておこることが多くあります。
これをそのまま放置してしまうと塗料が剥がれてきたり膨れがでてしまいます。
チョーキング現象がおきてくると塗装工事に最適なタイミングといえるでしょう。

外壁工事を行うタイミング6:破損

外壁が部分的に欠けていたり破損している箇所をみつけたら外壁工事を行うタイミングです。
そのまま放置してしまうとそこからひび割れにすすんだり剥がれてしまったりする可能性があります。
また小さな破損でもそこから雨風などが浸水する可能性もあります。
破損部分の大きさによっては部分補修の工事で終えることができますので早めに補修工事を行うことをおすすめします。

外壁工事における下地工事とは

外壁工事における下地工事とは

木造住宅などで外壁下地工事とは、柱や間柱に防水シートの上から木材を打ち付けていく作業などのことです。
この木材は「銅縁」と呼ばれおり、この上から釘などを使用して外壁材を固定します。
柱や内装の壁などを湿気から守り、外壁から伝わる熱を室内に伝えないように遮断するための基礎となる工事で重要な工事です。
また外壁の塗装工事に伴う下地処理のことを指す場合もあります。

外壁通気工法

木造住宅の場合、外壁の中は室内からの湿気が入り込んだりします。
また熱を遮断する役割がある断熱材に欠損があると壁の中で結露を起こしてしまう可能性も高くなってしまいます。
銅縁を打ち付ける作業は、玄関、バルコニー、窓など外壁材を取り付ける場所全体に行います。
外壁通気工法とは、この銅縁の上から外壁を打ち付ける工法、外壁工事のことです。
柱などの上に下地があることで、外壁材との間に通気層ができます。
そのため水蒸気の発生を抑え、木材を常に乾燥した状態に保てます。
また通気層は、熱や冷気が室内に侵入するのを防ぐ効果も期待できます。

外壁塗装の下地工事

外壁塗装工事の前には、必ず下地工事が必要です。
主に外壁塗り直しなどの際に行われる工事で、壁面に付着したゴミやホコリ、サビ、苔などをこの工事によって落とします。
また壁面部分のヒビなどを補修し、外壁面を平滑にします。
これらの作業を行わないと、塗装がしっかり外壁に密着しませんし塗装をしても長持ちがしません。

外壁工事における下地工事は、主に新築時の外壁下地や塗装の際の下地処理の際に使われる言葉です。
どちらも外壁を長持ちさせる上で重要な作業です。

下地工事の方法

下地工事とは外壁工事にとって必ず行わなければいけない工事です。
新築や張り替えなどの外壁工事に行われる下地工事と塗装工事のときに行われる下地工事があります。

では実際に行われるのはどのような工事なのでしょうか。
ここでは主に外壁塗装工事における下地工事について説明します。

ヒビ割れの処理方法

外壁にヒビ割れがある場合はそのヒビ割れに補修材をすりこみます。
ヒビ割れが大きい場合、電動工具などで溝を作り補修材を詰め込みます。
補修せずそのまま塗装を行うと、ヒビの部分だけ塗装が割れてしまいます。
そのため、そこから漏水につながってしまう危険性がありますので、塗装工事の時には必ずヒビ割れは補修します。

木材の下地処理方法

古い塗膜にケレンを行い、目荒しをします。
目荒しとは表面を細かいザラザラした状態にすることです。
この工程を行うのは表面に塗料が残っていると、新しい塗料がうまく密着しないためです。

そのほか、外壁材の種類などによって下地処理が変わる場合もあります。

外壁工事は症状に合わせて適切なタイミングで行おう

外壁の色が褪せてくると外観印象が良くありませんし、ヒビが入ったままにしておくとそのヒビから雨水が浸透して中の木材に湿気がまわってしまうなど良いことは一つもありません。

たしかに張り替えや重ね張りといった外壁工事は、塗装工事よりも高額な費用がかかってしまいますが、建物自体の耐久性は高くなりますし、張る柄や色によっては外観の雰囲気をガラッと変えることもできます。

自分の家の外壁がどのような症状になっているのかをチェックし、その症状に合わせて適切なタイミングで外壁の工事を行うことをおすすめします。


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