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配管工事に関わる施工管理者がおさらいしたい工法:不断水分岐工法

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公開日時 2023.02.17 最終更新日時 2023.02.17

不断水分岐工法とは、断水せずに工事を行う方法のひとつです。
不断水工法には枝管の取り出しを行う「分岐工法」と、本管の切断部分に仕切弁やプラグなどを挿入する「インサーティング工法」に分けられます。
本記事では、「不断水分岐工法」について紹介します。

不断水分岐工法とは


不断水分岐工法は、専用の穿孔機により断水せずに本管からの分岐工事を行う工法です。
日本では昭和35年に確立されました。
断水して本管を切断した後、T字管を接合する手間がなく、断水工事に伴う弊害がなくなります。
また工期の短縮にもつながります。

不断水分岐工法の種類と特徴一覧

1.不断水分岐工法はまず本管にヤノT字管を取り付けます。
仕切弁と穿孔機を取り付けた後、弁を開きます。

2.穿孔機のカッターを前進させ、本管に穴を開けます。

3.穿孔機の主軸を元に戻します。
その後、弁を閉じます。

4.穿孔機を取り外し、分岐配管を行います。
その後、水を流すことで断水せずに工事が完了します。

切片や切傷はドリルやドレーンなどを工夫し、外部に排出します。
断水せずに工事が完了することで、工期の短縮や節減などさまざまなメリットがあります。

不断水分岐工法で使われるバルブ

不断水分岐工法では、さまざまなバルブが使われます。
ここではその一部を紹介します。

コスモバルブST型 STバルブ

割T字管にゴムライニング弁の簡易バルブが組み込まれているタイプです。
弁箱底部がフラットになっており、スケールが溜まりにくいのが特徴です。

コスモバルブST型 STソフト

不断水分岐用コスモバルブST型で、ソフトシール弁になったタイプです。
工事終了後も仕切ベンとして利用可能です。
工事用・仕切弁用、どちらも利用できるので経済的なのが特徴です。

コスモバルブ耐震型

3DkNの離脱防止力を有しているタイプです。
分岐側の配管が曲がっても、不断水用のバルブの位置が変わらないように設計されています。
また弁の横倒しが可能です。

割T字管B型

ボルト締め付け方式の管です。
施工時間を短縮できるのが特徴です。
分岐部に仕切弁を取り付けて使います。

うずまき型鋳鉄管用

うずまき型の特殊な構造をしているタイプです。
補修弁としても使用可能です。

断水せずに工事ができる工法

不断水分岐工法は、断水せずに既設管の分岐工事を行います。
断水しないので、断水の告知、給水車の手配などの手間が削減できます。
配管工事に関わる施工管理者は工法の概要やフローについて覚えておきましょう。


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