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【施工管理技士が覚えて置きたい解体工事の工法】ブレーカー工法の概要とメリット

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公開日時 2023.02.28 最終更新日時 2023.02.28

「ブレーカー工法」とは、コンクリートの破砕などに用いられる工法です。
機械によってコンクリートに打撃を与え、細かく砕いていきます。
施工管理技士として、コンクリートの解体工事に関わることもあると思います。
ブレーカー工法には2種類ありますので、今回の記事で工法についての知識をしっかりと頭に入れておきましょう。


 

ブレーカー工法とは

ブレーカー工法とは


「ブレーカー工法」は、「SRC造(鉄骨・鉄筋コンクリート構造)」の家屋や建築物の解体工事に用いられる手法です。

「ブレーカー工法」には2種類あります。
それは、「ハンドブレーカー」と「大型ブレーカー」それぞれを用いた工法です。
両方とも原理は同じで、先端のノミ(杭)を激しく動かすことでコンクリートに打撃を与え、破砕します。

ハンドブレーカーの特徴は、そのサイズのコンパクトさにあります。
長さは70㎝ほど、重さは20㎏ほどと小型なため、人力で持ち運ぶことが可能です。
よって、ハンドブレーカーでの解体工事は、重機が入れないほど狭い場所の解体や内装解体作業に向いています。
また、ハンドブレーカーには空気圧式と油圧式の2種類があります。
内部のスプリングを稼働することで先端のノミ(杭)を激しく動かし、コンクリートに打撃を与えます。
その衝撃はすさまじく、ハンドブレーカー使用者には熟練した技術が求められます。
ハンドブレーカー使用者は「ハツリ士」(ハツリとはコンクリートを削る作業のことです)と呼ばれ、作業時には防塵マスク、メガネ、耳栓などの着用が必須です。

一方、大型ブレーカーを用いた工法では、大型の油圧式のブレーカーを取り付けた重機を用いて、コンクリートを削っていきます。
ブレーカー工法以前はコンクリートをハンマーで削っていたことを考えると、作業効率は飛躍的に上がりました。

ブレーカー工法のメリットと活用シーン


次に2種類の「ブレーカー工法」それぞれのメリットを挙げていきます。

ハンドブレーカー工法のメリットは以下の通りです。

  • 能率が良い
  • サイズが小さいため、持ち運びが可能である
  • 狭い部位や局所破壊時に役立つ
  • 縁切り・転倒解体など広範囲の用途で使用できる

大型ブレーカー工法のメリットは以下の通りです。

  • 能率が良い
  • 汎用性が高い

ブレーカー工法が活用されるのは、部分的な解体や重機の入れない狭い場所での解体作業時です。
ブレーカー工法によって、解体作業がスムーズに進められます。

一方で、知っておきたいデメリットは、大型ブレーカー使用時の騒音の大きさです。
さらに粉塵も大量に発生するため、必要に応じて防音・防塵設備を設けることが求められます。

ブレーカー工法の特徴を覚えよう

今回は、コンクリートの家屋、建築物の解体の際に用いられる「ブレーカー工法」について、詳しく説明しました。
施工管理技士の皆さんは、2種類のブレーカー工法それぞれの特徴や使用法など、しっかり理解しておきましょう。
また、防音・粉塵対策もしっかり行い、周辺の環境や住民への配慮も忘れないようにしてください。


 

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