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【施工管理技士が覚えて置きたい解体工事の工法】圧砕機工法の概要とメリット

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公開日時 2023.03.13 最終更新日時 2023.03.13

鉄筋コンクリートの建物の解体工事は、騒音・振動・粉塵面で周囲への配慮が求められます。
現在、コンクリートの解体工事に採用される主な工法は「圧砕機工法」です。
圧砕機工法では使用する重機が何種類かあるため、施工管理技士はそれぞれについて知っておく必要があります。
今回の記事では、圧砕機工法について詳しく説明しますので、ぜひおさらいに活用してください。

圧砕機工法とは

圧砕機工法とは


「圧搾機工法」とは、鉄筋コンクリートをコンクリート圧砕機と呼ばれるハサミのような形をした刃先のアタッチメントでつかみ、かみ砕いて解体していく工法です。
アタッチメントは、油圧式のショベルカーなどの重機の先に取り付けます。
また、あらかじめアタッチメント部分がついている重機もあります。

この解体工事で用いられる圧砕機には2種類あります。
1つ目は「大割機」です。
巨大なハサミ状の2枚の歯でコンクリートをつかみ、圧砕します。
大割機の歯の根元についているカッターでコンクリート内部にある鉄筋を切断することも可能です。
2つ目は「小割機」です。
大割機を使ったあとに、コンクリートを更に細かく砕くための機械です。
その都度、用途に合わせて使い分けます。

圧砕機工法のメリットと活用シーン


「圧砕機工法」のメリットは以下になります。

  • 比較的騒音・振動が少ないこと
  • 能率の良さ
  • 汎用性の高さ
  • 鉄筋や鉄骨を切断できること

以上が圧砕機工法のメリットになります。

従来の鉄筋コンクリート造建築物の解体には、古くはスチールボール、大型ブレーカーを用いていました。
両方とも、打撃によりコンクリートを破壊する工法で、騒音や振動がひどいのが難点でした。
その後、より騒音や振動の少ない油圧式の圧砕機が開発されると、ビルの解体工法の主流は圧砕機工法に移っていきました。
また、圧砕機工法は、3階程度のビルなら単独で解体することができる能率の良さが魅力でもあります。

反対にデメリットを上げるとすれば、解体時に出る粉塵の量がやや多い点です。
そのため、粉塵飛散をふせぐための養生や散水が必要になります。
きちんと養生、散水することで、「丁寧な施工をしている」と近隣の住民の皆さんに信用していただくことにもつながります。

また圧砕機工法は、主に老朽化したビルの解体などに用いられます。
どんなコンクリートの壁でも壊すことができますが、一般的な木造の建物の解体に使われることはめったにありません。

養生と散水をしっかりと行おう

今回は、コンクリート解体で最も主流な「圧砕機工法」について、概要からメリット・デメリット、注意点まで説明しました。
解体作業には、周辺の環境や住民の方々への気遣いが必須です。
特に圧砕機工法は、発生する粉塵の量が若干多いため、つねに事前の養生と散水を心がけるようにしましょう。

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