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【施工管理技士が覚えておきたい解体工事の工法】分別解体の概要とメリット

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公開日時 2023.05.31 最終更新日時 2023.07.07

家屋や建物を解体して更地に戻す工事は「解体工事」と呼ばれ、工法の種類は複数あります。
あなたが施工管理技士として解体工事に関わることになったら、各工法の特徴・メリット・デメリットについて、おさえておく必要があります。
そこで今回は、一般的な解体工事において基本的な方法である「分別解体」のについて、詳しく解説していきます。

分別解体とは


分別解体とは、解体の際に出る廃棄物を種類ごとに分別しながら工事を進めていく工法です。
2002年施行の「建設リサイクル法」により、建築物を解体する際の分別解体と再資源化(リサイクル)が義務づけられるようになりました。

それまで主に行われてきた「ミンチ解体」は、バケットと呼ばれる容器型のアタッチメントを取りつけた重機を使って、建物を一気に取り壊す方法です。
ミンチ工法では廃材、廃棄物の分別などは一切行わないため、工期が短くて済みます。
ですが、工事で出た資源のリサイクルができないうえに、人体に害のあるアスベスト(石綿)が除去されずに混じるおそれがある方法です。
そのため、現在、ミンチ解体は法律で禁止されています。

ミンチ解体に代わって現在採用されているのが、今回紹介する「分別解体」です。
分別解体は、重機で解体する点はミンチ解体と同じですが、同時に人の手を使って廃棄物と資源とを分別します。
分別された廃棄物や廃材は、種類ごとに分けられ、処分場へと運搬されます。
また、解体工事の「建設リサイクル法の事前届出」は通常建築主が行うものですが、建築主に代わって解体業者が行うこともあります。

分別解体のメリットと活用シーン

分別解体のメリットと活用シーン


「分別解体」のメリットは、なんといっても環境への負担が少ないことです。
以前実施されていた「ミンチ解体」は分別を行わないため、すべての廃材、廃棄物が混ざってしまい、リサイクルにつながらないというデメリットがありました。
さらにミンチ解体では、人体に害があるアスベストが資材に混入してしまう危険性も高まります。
それに比べて分別解体は、木材、コンクリート、石膏ボードなどの資材がきちんと分けられているため、リサイクル率が上がります。
工期や費用はミンチ解体よりも割り増しになりますが、ミンチ解体のように環境への影響を無視して解体工事を行うことは今や違法なのです。
特にコンクリート・アスファルト、木くずは現場での分別が義務づけられていますので注意が必要です。

法律に則った解体方法を実施しよう

解体工事で排出された廃棄物の分別を怠ると、法律で罰せられるのは解体業者です。
ですから、法律に則った解体工事の方法を行っているか、違法ではないかといったことには十分気をつけなくてはいけません。
特に施工管理技士として、「分別解体」で求められること、やってはいけないことを学びましょう。

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