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公開日時 2020.04.16
最終更新日時 2022.04.05

【施工管理技士なら覚えたい建設現場で使うネジのあれこれ】ネジの部位と破損させないコツ

ネジは様々な工事で使う重要な部材です。
そのため、ネジに関する知識は施工管理技士なら身につけていて当然のものです。
そこで今回は、ネジの様々な部位の紹介とネジを大事に長く使って行くために必要なネジを破損させないコツを解説します。

ネジの部位とその役目


まずはネジのそれぞれの部位と名称について紹介していきます。

①頭部
キノコで言う傘の部分に当たるのが、ネジの頭部になります。ネジの駆動部には、ドライバーなどを差し込むために空いている穴があり、こちらを駆動部と呼びます。ねじの頭部には、ねじを締めている際に奥に入り過ぎるのを防ぎ、ネジを固定させると言う役割があります。

②駆動部
ネジの頭部にある、ドライバなどを差し込むための穴のことを駆動部と呼びます。駆動部の多くは十字型に穴が開いていることが多いですが、他にも多くの形があります。間違った方向に力が加わらないように締める方向にしか回らないように加工してある駆動部や、ネジの締めすぎを防ぐために、強すぎる力で締めると頭部が壊れるように加工されているネジもあります。

③ネジ部
ネジの軸にあたる部分にある螺旋状のギザギザのことをネジ部と呼びます。ネジ部にも様々な種類があり、ネジが緩くなるのを防ぐように加工してあるものや、ネジを締める際にスムーズにしめられるように加工してあるものなどがあります。

④先端部
ねじの先のことを先端部と呼びます。先端部にも様々な種類があり、ネジを締めやすくするために先端が尖っている「尖り先」や、逆にネジを差し込む材料を傷つけることのないように丸くなっている「まる先」などがあります。

⑤ピッチ
ネジ部におけるネジの山とネジの山の間の距離のことをピッチと呼びます。多くの場合、ピッチはミリメートル(mm)でサイズが書かれます。

⑥ナット
2つ以上の部品を組み合わせて利用する時などに利用するのが、ナットと言うパーツになります。身近なところだと自転車の車輪などにも利用されています。

⑦ビス
ネジの中でも特に小さいもの、具体的にはM3以下の大きさのネジのことをビスと呼びます。薄い材料や小さな材料にはビスを利用します。

⑧ボルト
ボルトはレンチなどを利用して締めるタイプのネジのことを言い、一般的には6角ボルトのことを指します。ネジと混合しがちですが、頭部に駆動部があるものがネジ、ないものがボルトと分けて覚えましょう。

ネジを壊さないためには


ネジを強い力や嚙み合わないドライバで締めるとネジ穴が壊れてしまうことがあります。そのため、ネジの駆動部にあった大きさのドライバを利用することが大切です。

また、もしネジ穴が壊れてしまった場合にはネジの駆動部に輪ゴムを敷き、その上からドライバを使うことでネジ穴が潰れてしまっているネジでも回るようになることも多いです。他にもペンチでネジの頭部を掴んで回す方法や、ネジ穴が潰れてしまったネジ専用の器具を利用するなど、様々な方法があります。
一番大切なのは、ネジ穴が潰れてしまっても落ち着いて事態を悪化させないようにすることです。

ネジに関する知識を身につけよう

今回は、ネジの部位や壊さないためのコツを解説しました。
様々な工事現場で使用するネジは、施工管理技士の皆さんにとっても身近なものです。
ネジのことを深く知り、今後の業務に活かしましょう。

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