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公開日時 2020.03.11
最終更新日時 2022.04.06

建築施工管理技士なら知っておきたい用語:あ行編

建築業界では、あまり聞かない用語や難解な専門用語が飛び交うこともよくあります。
今回は、「あ行」で始まる建築施工管理技士に知っていてほしい用語をいくつかピックアップしたので、正確に理解しているか確認していきましょう。

建築施工管理技士が知っておくべき建築用語:あ行

ここでは、建築施工管理技士なら知っておきたい「あ行」で始まる用語を紹介します。

・アスベスト
・あんどん部屋
・違法建築
・内法
・エアサイクルシステム住宅
・オスモカラー

続いて、それぞれの用語を詳しく解説します。

アスベスト

「石綿(いしわた・せきめん)」とも呼ばれる繊維状の鉱物です。「クリソタイル(白石綿)」、「クロシドライト(青石綿)」、「アモサイト(茶石綿)」、「アンソフィライト石綿」、「トレモライト石綿」、「アクチノライト石綿」の6種類があります。「アスベスト」は耐熱性や保温性、絶縁性などに優れており、以前は建材として重宝されていました。しかし、肺がんや中皮腫を発し制する発がん性を有することが問題となり、現在では製造や使用が原則禁止となっています。

あんどん部屋

外気に直接接している開口部が存在せず、外光が入らない部屋のことを指します。「居室」として認定されず、「サービスルーム」や「納戸」と表示されます。居室として認定されないのは、建築基準法で「天井の高さが210cm以上、窓の面積が部屋の面積の7分の1以上」の部屋を居室とすると定められているためです。採光性や通風性を高めることも可能で、一般住宅では書斎などとして利用されることもあります。

違法建築

「違反建築物」とも呼ばれ、建築基準法やその他の法令・条例などの規定に違反している建築物のことを指します。役所の許可を得ていても増改築や用途変更等によってルールに反するようになってしまった場合も、「違法建築」となるので注意が必要です。具体的な事例としては、駐車場として許可を得ている1階部分を店舗に改造したり、斜線制限に抵触したりというものがあります。また法令の改正に伴い不適格となってしまった建物は、「既存不適格」と言います。

内法

「うちのり」と読みます。建物の内側と内側の間の寸法のことを意味し、敷居の上端から鴨居の下までの長さなどを測ります。ちなみに外側と外側の間の寸法は、「外法(そとのり)」と言います。

エアサイクルシステム住宅

外張り断熱と家の中に空気の通り道を作る構造によって温度調節機能に優れた住宅のことです。夏は涼しく、冬は温かい住宅を省エネルギーで実現することが可能です。

オスモカラー

発がん性物資が含まれない安全な植物性塗料です。安全性がありながら、耐久性や色味が優れているため幅広いシチュエーションで利用されています。

建築施工管理技士なら用語は正しく把握しよう

今回は、「アスベスト」や「違法建築」など建築施工管理技士なら知っておきたい用語を6つ解説しました。
建築業界で使われる用語は他にもたくさんあるので、これを機に積極的に覚えるようにしていきましょう。

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