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アスファルトフィニッシャーとは?種類や基本知識をあわせて解説!

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公開日時 2023.02.09 最終更新日時 2024.01.31

こちらの記事では、アスファルトフィニッシャーについてご紹介いたします。

 


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アスファルトフィニッシャーとは?

アスファルトフィニッシャーとはアスファルトを舗装する時に使用する建設機械のことです。道路工事や駐車場作りなどのアスファルトを敷き詰める工事の際によく使用されます。

アスファルトフィニッシャーは、アスファルトの合材を積んで置けるホッパー、車体を牽引する役割を担うトラクタ、アスファルトを敷き均しする役割のスクリード、車を動かすエンジンの4つのパートからできています。

アスファルトフィニッシャーの種類

アスファルトフィニッシャーは「ホイール式」と「クローラー式」の2種類に分けることができます。それぞれ使用用途や走行方法、速度、使用するシチュエーションなど異なる部分があります。

今回紹介する2種類のアスファルトフィニッシャーの違いをしっかりと理解し、アスファルト工事に合った方法でアスファルトフィニッシャーを活かしましょう。下記でさらに詳しく紹介していきます。

ホイール式

走行時にタイヤを使用しているアスファルトフィニッシャーです。
大型特殊自動車に分類されるので、ナンバープレートを取得すれば公道を走ることができます。
通常の自動車に使われるタイヤと比べて、かなり太めのタイヤを使っていますが、自走速度が速く機動性があります。
また、公道も走行可能ですが、運転者は大型特殊自動車の免許が必要で、ナンバープレートを取得しなければなりません。

クローラー式

走行部分にキャタピラーを使用しているアスファルトフィニッシャーです。
ナンバープレートの取得はできず、公道を走行することも不可能です。
ホイール式と比べてあまり速く走行することはできませんが、接地面積が広く、安定性が優れています。
急こう配の坂道や地盤の弱い場所を舗装するときによく使われています。

また、ホイール式と比べてあまり速く走行することはできません。

公道を走行できない「クローラー式」は、運搬時に回送車が必要になります。
そのため、路面の状態が特に悪くない場所の工事では、ホイール式が使われることが多いです。

アスファルトフィニッシャーの基本知識4つ

ここからはアスファルトフィニッシャーの基本知識について紹介します。アスファルトフィニッシャーの使い方や仕組みなど様々な角度から4つ紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。

今回紹介する基本知識は、アスファルトフィニッシャーの役割とアスファルト合材について、エンジンについて、規格についての4つです。アスファルト工事に欠かせない大切な建設機械なので、基本知識をしっかりと抑えましょう。

1:アスファルト舗装の作業で用いられる

アスファルトフィニッシャーは、アスファルト舗装の終盤に行う作業で使用する重機です。
止まらずゆっくりと走行しながら、合材を送り出し、アスファルトの舗装の道路を作っていきます。
ホイール式とクローラー式の2種類あるので、施工管理者は地盤や勾配などをよく考慮して選ぶ必要があるでしょう。

2:アスファルトの合材が入っている

アスファルトフィニッシャーの基本知識2つ目は、アスファルトの合材が入っていることです。上記でも少し紹介しましたが、アスファルトフィニッシャーにはホッパーと呼ばれるかごのようなものが車体についており、そこにアスファルト合材が入ってます。

アスファルト合材とは砕石、砂、石粉とアスファルトをそれぞれ軽量しミキサーでよくかき混ぜたものです。また冷えるとアスファルトが固まってしまうので過熱されたアスファルトが入っています。

3:ディーゼルエンジンが使用されている

アスファルトフィニッシャーの基本知識3つ目は、ディーゼルエンジンが使用されていることです。ディーゼルエンジンは軽油を燃料としておりガソリンとは異なる仕組みになっています。

ガソリンエンジンは点火プラグで火花を散らし、圧縮した霧状のガソリンと空気が混ざったものに着火させる仕組みです。それに比べてディーゼルエンジンは圧縮されて高温になった空気に霧状の燃料を噴射させて自然着火させる方法です。

4:様々な規格がある

アスファルトフィニッシャーの基本知識4つ目は、様々な規格があることです。中でもアスファルトを敷き均しする役割を果たしているスクリードの大きさに違いがあります。

日本で普及している一般的な大きさは、6メートル以下のものがほとんどです。その他には9メートルから12メートルにもなる大型のアスファルトフィニッシャーもあります。

アスファルトフィニッシャーを使用する場所や用途に合わせて使い分けをしています。

アスファルトフィニッシャーの具体的な仕組み

次にアスファルトフィニッシャーの具体的な仕組みについて紹介していきます。アスファルトフィニッシャーは車体本体とスクリードに分けることができます。

車体本体にはアスファルト合材を乗せていたり運転席やエンジンがあり、トラクタで車体本体とスクリードを繋いでいます。主にホッパーと呼ばれるアスファルト合材が積まれている後ろに運転席がありさらにその後ろにスクリードがついている形です。

アスファルトフィニッシャーでの作業の流れ

アスファルトフィニッシャーでの作業の流れは、すごく小型馬アスファルトフィニッシャー以外は基本的に2人で作業が行われます。

主にアスファルトフィニッシャーを操作したり運転したりする運転手と、スクリードマンと呼ばれるスクリードを操作する人の2人です。ホッパーからアスファルト合材が流れ出されスクリードで均一にならしながら舗装していきますから、運転手とスクリードマンの息を合わせることが大切です。

アスファルトフィニッシャーを扱うときに必要な資格

アスファルトフィニッシャーを運転するためには2種類の資格が必要になり、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習と建設機械施工技士の試験です。

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習は大手重機メーカーが講習を運営しており、講習を修了すると認定書をもらうことができます。期間はすでに取得している資格の種類や業務経験値で異なるため、事前に確認が必要です。

建設機械施工技士試験はアスファルトフィニッシャーの運転操作だけではなく、建設機械を使用する現場での施工指導や現場監督としての知識をつけることができます。この資格を持っていることで、現場監督として働くことも可能になり仕事の幅も広げられるでしょう。

試験内容は実地と学科から構成されており、1級2級とレベル分けされています。建設機械施工技士試験合格のための通信講座もありますからぜひ活用してみましょう。

出典:1・2級建設機械施工管理技術検定試験|JCMA一般社団法人日本建設機械施工協会

アスファルトフィニッシャーにおける使用時の注意点4つ

アスファルトフィニッシャーにおける使用時の注意点4つ

ここからはアスファルトフィニッシャーの使用上の注意点について紹介します。アスファルトフィニッシャーを使用する時には、アスファルトが付着していないか、緩みがないか、摩擦や消耗状態に問題はないか、タイヤの状態は良いかなど大きく分けて4つのポイントに注意する必要があります。

アスファルトフィニッシャーを使用する時の注意点をしっかり理解し、より効率的に正しく安全にアスファルトフィニッシャーを使用しましょう。

また中古のアスファルトフィニッシャーを購入する際にも役立ててみて下さい。

1:アスファルトが付着していないか

アスファルトフィニッシャーを使用する時の注意点1つ目は、アスファルトが付着していないか確認することです。アスファルトフィニッシャーにアスファルト合材が付いたままになっていると、アスファルト合材が固まりアスファルト合材を正確に流しだすことが出来なくなったり、大きな故障や事故に繋がる可能性もあります。

またアスファルトフィニッシャーについたアスファルト合材は温かいうちに取り除くと作業がスムーズにできますが、運転手が気づかずに操作してしまい事故に繋がってしまう危険性も高くなってしまいます。

アスファルトが付着していないかチェックする時には、スクリードが降下しないようきちんとロックが掛かっているか確認しましょう。他にも、散油ノズルやスチーム洗浄機を使って取り除く方法が効果的です。

2:摩耗や消耗をしやすい

アスファルトフィニッシャーにおける使用上の注意点2つ目は、摩擦や消耗しやすいパーツがあることです。アスファルトフィニッシャーは常に半固形状のアスファルト合材を流したり動かしたりと処理しているからです。

特にアスファルトフィニッシャーのパーツの中で、コンペアやスクリュはアスファルト合材の中で常に作動しているパーツのため、消耗が早いです。それらのパーツは常に動いているからこそ、消耗しやすい部品だと言えます。

安全にアスファルトフィニッシャーを使用するためにも日々の点検をしっかり行い、中古のアスファルトフィニッシャーを購入する際にも、摩擦や消耗が早いパーツを重点的にチェックしましょう。

3:緩みがないか確認する

アスファルトフィニッシャーにおける使用時の注意点3つ目は、緩みがないか確認することです。アスファルトフィニッシャーは車体が低く確認しづらく、コンベアは車体の下から覗き込むようにしないと確認できないため忘れがちなパーツです。

しかし、アスファルトフィニッシャーのコンベア部分は特に緩みやすいので、使用する時には車体の下から覗き込み忘れずにしっかりと確認しましょう。

ちなみにアスファルトフィニッシャーのコンベア部分は、バーフィーダーチェーンやチェーンブロックで構成されており、アスファルト合材を送り出す役割をしています。

4:タイヤに負荷がかかりやすい

アスファルトフィニッシャーにおける使用上の注意点4つ目は、タイヤに負荷がかかりやすいということです。アスファルトフィニッシャーはダンプカーを押しながら作業を進めていくため、その分タイヤに負荷がとてもかかりやすくなっています。

使用する時にはタイヤに劣化が無いかなどよく確認しましょう。またアスファルトフィニッシャーのタイヤは特殊で高価なものなので、購入する時には強度は十分かなどもよく確認しておくといいでしょう。

特に中古のアスファルトフィニッシャーを購入する時は、車体を安く購入してもタイヤを買い替えることになればコストを削減にはなりません。タイヤの劣化状態をよく確認しましょう。

アスファルトフィニッシャーへの理解を深めよう

今回はアスファルトフィニッシャーについて、作業の流れや仕組み、使用上の注意点など様々な角度から紹介しました。人々が生活するうえで大切な道路や空港作りに必要不可欠な役割がアスファルトフィニッシャーです。

正しい使い方や仕組みを知り、アスファルトフィニッシャーへの理解を深め建設工事に作業に活かしていきましょう。またアスファルトフィニッシャーには2種類のタイプがあるので、どのような工事をするのかなどのシチュエーションに合わせて、適切な選択をすることも大切です。

 


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