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公開日時 2019.11.28
最終更新日時 2022.04.06

施工管理なら知っておきたい!建設現場で活用する重機の故障・修理箇所:ダンプカー

ダンプカーは土木工事に関わることが多い施工管理者にとっては、馴染み深い重機ではないでしょうか。
重機のトラブルは工程に大きな影響を与える可能性があるので、事前にトラブルの種類について把握しておく必要があります。
今回はダンプカーが故障しやすい箇所について紹介します。

ダンプカーの自重計の故障


ダンプカーの荷台に乗せた土砂などを計量する「自重計」が故障して、正しく計測できない状態になってしまうと、過積載による事故の発生リスクが高まってしまいます。
また、車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上の大型ダンプは年1回の定期点検を受ける必要があります。
点検は「自重計試験装置」を持つ指定業者でなければ行えないので、ダンプカーを所有している場合は点検・修理を依頼しましょう。

シリンダー部の故障


ダンプカーには、リアダンプやサイドダンプ、三点ダンプなどいくつかの種類が存在しますが、共通して故障しやすいのが荷台を持ち上げる「シリンダー部分」です。
車体そのものやサスペンションよりも強い負荷がかかるほか、荷台の昇降時に大きな圧力も発生します。そのため、シリンダーキャップのオイルシールなどの劣化が激しく、定期的なメンテンナンスが欠かせません。

いち早く対応するためのチェックポイント

シリンダー部分など、ダンプカーの部品はメーカーなどによって異なるため、ダンプカーの情報を事前に把握しておく必要があります。
中古購入やリース時には、少なくとも以下の5点は確認しておきましょう。

・ベース車両の車両区分
・ベース車両の年式
・最大積載量
・オイルやにじみ
・PTOの動作チェック

また、合わせて以下の荷台部分の状態も確認しましょう。

・ダンプの種類
・床板の厚み
・あおりの素材と高さ
・自動開閉シートの有無
・ゲートの形

床板の厚さは、積載した土砂などを受け止める部分なので厚くて丈夫であるに越したことはありません。
ただし、一般的に床が厚くなるほど荷台そのものの重量が重くなってしまい、積載量が少なくなってしまう点には注意が必要です。

定期的なメンテンナンスを徹底しよう

数ある重機のなかでも、負荷がかかる作業を行うことが多いダンプカーはそれだけ各箇所の劣化も早い傾向があります。
法律で定められている自重計の点検以外にも、普段から作動油やグリスアップなどのメンテンナンスを行うことで、異常摩耗や油圧ホースのひび割れなどを防ぐことができます。
自社でダンプカーを所有している場合は、普段からメンテンナンスを徹底するように心がけましょう。

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