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建設業界におけるペリメーターとは?ペリメーターゾーンへの対策方法もご紹介

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公開日時 2023.02.08 最終更新日時 2024.01.25

こちらの記事では、建設業界におけるペリメーターについてご紹介いたします。

 


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そもそもペリメーターの意味とは


ペリメーター(perimeter)は、周囲の長さ、境界線、周辺地域、という意味があります。

建築業界では、ペリメーターゾーンなどの言葉で使われます。これはオフィスの空調を考える際にとても大切な要素のひとつです。

ここでは、このペリメーターゾーンについてご紹介します。

建設業界におけるペリメーターとは


建築業界においてのペリメーターとは、空調を平面的に考えた時、日射や外気温など、外界から熱の影響を受けやすい部分のことを言います。

オフィスの空調を考える際、オフィスはペリメーターゾーンとインテリアゾーンの2つに分けて考えられます。インテリアゾーンは、外壁や壁から離れ、外界の熱の影響を受けにくい、空調の管理が可能なスペースのことです。オフィスの中心部分がそれに当たります。

一方、ペリメーターゾーンは、窓際など外界の熱の影響を受けやすい、オフィスの外周部分のことを指します。

ペリメーターゾーンへの対策方法2つ

ペリメーターゾーンへの対策方法2つ


ぺリメーターゾーンは外気の熱の変動や日光など外界の影響を受けやすいため、暑さや寒さがオフィスの中心部より厳しくなります。

そのため、オフィスの空調を効かせていてもこのエリアだけは空調の効きが悪い、効きが悪いからと空調を強くすればオフィス中心部が冷えすぎる、といった問題が起きやすくなります。

この問題を解消するために、ペリメーターゾーンに対する様々な対策が現在では登場しています。次は、この対策方法についてご紹介します。

対策方法1:ペリカウンター

ぺリメーターゾーンの対策のひとつに、ペリカウンターがあります。

ペリカウンターとは、オフィスの周辺部、窓の下のペリメーターゾーンに設置されたカウンターのことです。カウンターの中には空調設備が内蔵されていて、足元から空気を吸い込み、上部の吹き出し口から温風・冷風を吹き出します。

カウンター前面には点検用の扉があり、この扉を什器などでふさがないよう、レイアウトする際に注意する必要があります。

対策方法2:ペリメーターレス空調

ぺリメーターレス空調とは、名前の通り、ぺリメーターゾーンを解消するために作られた空調設備のことです。室内の空気に流れを作り、それにより空調の無駄をなくし、空調機器の効率改善を行います。それと同時に、室内の快適性を高めることを目的としています。

空気がうまく流れないと空調の無駄も多くなり、不要な費用が多く発生することになります。特に空調は長い時間使うものなので、ペリメーター空調を導入することにより、 最初のコストはかかっても空調全体のランニングコストを下げることができます。

ぺリメーターレス空調には3つの方式があります。エアバリア方式、ファンコイルユニット方式、エアフローウィンドウ方式です。

エアバリア方式

エアバリア方式とは、窓面の下部から風を送り、上部でそれを回収し、空気の流れを作ることによってバリアを作る方法です。この空気のバリアが窓の断熱効果を高め、外気の変化や日光によるペリメーターゾーンの急激な気温上昇を防ぎます。

エアバリア方式は一枚ガラス窓でも導入できるので、比較的取り入れやすい方式です。また、エアバリア方式は暑い夏場だけでなく、気温が下がる冬場でも活躍します。

ファンコイルユニット方式

ファンコイルユニット方式とは、室内にファンコイルユニットと呼ばれる空調設備を設置し、室内の冷暖房を行う方式です。建物の機械室などで冷温水をつくり、その冷温水を各部屋やゾーンに設置したファンコイルユニットに供給します。

ファンコイルユニット内にあるコイル(熱交換器)が、その冷水や温水の湿度や温度を調節し、ファンで風を発生させます。発生した冷風や温風を室内に送ることで、室内の温度を調整します。

この方法だと室内の温度を短い時間で下げることが可能なうえ、ファンコイルユニット内にあるエアフィルターでゴミやホコリなどを除去してから空気を循環させるので、換気できない室内でも、清潔な空気で温度を調節することができます。

エアフローウィンドウ方式

エアフローウィンドウ方式とは、2重ガラス窓の、2枚のガラスの間に室内空気を取り込み、その空気を2枚のガラスを通して上部から排気するという方式です。2枚のガラスの間にはブラインドが設置してあり、これにより日光を遮る効果もあります。

2重ガラス窓は断熱性が通常のガラス窓より高いですが、エアフローウィンドウ方式だとそれよりもさらに断熱効果が高くなります。

ペリメーターゾーンがトラブルの原因になる?


ペリメーターゾーンは外界の影響を受けやすく、オフィス中心部に比べて暑くなったり寒くなったりしやすいのが特徴です。

そのため、ペリメーターゾーンの対策を講じないと、同じオフィス内で空調が効きすぎて寒すぎる、空調が効かなくて暑すぎるなど、大きな差が出てしまいます。これは、空調をめぐってのトラブルが起こる原因となりかねません。

また、業務を行うに当たって、オフィス内が暑すぎる、寒すぎるということは作業効率を下げる要因となり、体調不良を引き起こす原因にもなります。ペリメーターゾーン対策を行って空調を快適に保つことは、オフィス内の快適さにも繋がるでしょう。

ペリメーターゾーンについて理解しよう


ペリメーターゾーンは、外界の影響を受けやすいゾーンです。何も対策を行わずにいると、暑すぎたり寒すぎたりするせいで、作業を行っても作業効率が上がらない、作業を行う人が体調不良になるなどの原因にもなります。

また、ペリメーターゾーンの温度変化に合わせた空調を行うと、無駄な空調も多くなり経費もかかります。

ペリメーターゾーンは様々な対策をとることで環境を改善することができます。室内温度を一定に保ち、空調の効率を改善するためにも、ペリメーターゾーンについて理解をしましょう。

 


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建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
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