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2級建築施工管理技士のメリット4つと受験するなら知っておきたいこと4つ

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公開日時 2023.04.06 最終更新日時 2024.01.30

こちらの記事では、2級建築施工管理技士のメリットについてご紹介いたします。

 


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2級建築施工管理技士とは ?


施工管理技士とは、建設業法で定められた国家資格の一つです。施工管理技士の資格を取得することで、建設現場において施工計画を作ったり、品質管理・安全管理などをディレクションしたりするエキスパートとして活躍することができます。

施工管理技士には以下の7つの種類があります。

  • 建築施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 建設機械施工技士
  • 造園施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士

それぞれに1級と2級が設置されています。経営事項審査において、会社の技術力を示す基準として用いられ、1級を取得して入れば5点、2級を取得していれば2点と評価されます。

2級をはじめに取得しておけば、1級受験時に実務経験年数を短縮することができるケースもあります。実務経験年数が十分であれば1級から受験することもできます。

2級建築施工管理技士が求められている理由

多くの企業が2級建築施工管理技士を求めています。その主な理由として以下のものが挙げられます。まず、2級建築施工管理技士を取得していると、建築業を営む際に各営業所に設置が義務付けられている専任技術者として認められます。

特定建設業の場合は1級が必要ですが、一般建設業であれば、2級の国家資格があれば専任技術者となることができます。また、2級施工管理技士を取得すると、現場に必要な技術者である主任技術者としてもみなされます。

1級建築施工管理技士との違い

ここまで紹介したとおり、建築施工管理技士の資格には1級と2級が存在しており、どちらの資格も施工管理を行うことが仕事になります。基本的な仕事内容には特に違いはありませんが、1級と2級では現場責任者として携われる工事の規模に違いがあります。

たとえば、2級建築施工管理技士の資格を取得している場合、中小規模の建築工事の主任技術者として仕事を行えるようになります。一方、1級建築施工管理技士の資格を取得していれば、高層マンションなどの規模の大きな建築工事の主任技術者や監理技術者として業務が行えます。

監理技術者とは4,000万円以上の大規模工事を行う際に現場に配置することが義務付けられている有資格者のことで、1級建築士や1級建築施工管理技士などの1級の国家資格を取得している人材しかその業務に就くことができません。

このような大規模工事の際には、一般的には1級建築施工管理技士と1級建築士が協業することになります。このように、1級建築施工管理技士の資格を取得している方がより規模の大きな工事で監理技術者として仕事ができるため、幅広い仕事に携わることができます。

また、1級建築施工管理技士の資格を取得している方が就職先の選択肢も豊富であり、年収にも差が出るといえるでしょう。

2級建築施工管理技士の仕事内容

2級建築施工管理技士の仕事内容


建築施工管理技士は建設工事の現場で工事全体の進行管理を行い、現場監督を行うことが基本的な仕事です。2級建築施工管理技士の場合は、中小規模の建設現場での「施工計画」「工程管理」「安全管理」「品質管理」という4大管理を担います。

施工計画とは工事を予算内に設計図通りに行うための計画を立てることで、工事に関わる協力業者の選定や工事現場や周辺の情報の調査、解体工事によって発生する資材の再利用の計画、廃棄物が発生する場合は運搬場所も現場監督を行う2級建築施工管理技士が事前に決定します。

また、工事協力業者に事前に工事内容を伝えたり、発注者と打ち合わせを行ったり、設計図の指示よりも良い案があれば提案して最善の方法で工事を行えるようにします。

工程管理とは、工事が予定通りに進むようにスケジュールを組み、建設工事の初めから終わりまで工程を管理することです。工事に関わる多くの職人の仕事を把握し、工事に間に合うように資材の発注などを行います。

安全管理とは、作業員が安全に仕事ができるように建設現場の安全管理を行うことです。具体的には、作業員への安全教育や健康管理、安全性のチェックや現場のパトロールなどを行います。

品質管理とは、建築物が設計図通りの仕様を満たすように、予算に合わせた材料や仕上げ、性能、精度などの目標を立てて、品質の管理を行うことです。建築物が設計図通りに完成するように、作業員が施工を行うために必要な詳細な図面を設計図をもとに作成することもあります。

さらに、2級建築施工管理技士は多くの工事関係者に関わることになるため、工事を円滑に進めるために良好な人間関係を保つように動くことが求められます。

2級建築施工管理技士の制限について


「1級建築施工管理技士との違い」でも紹介したとおり、2級建築施工管理技士と1級建築施工管理技士では仕事内容自体には大きな違いはありませんが、携わることができる業務や建設工事の規模などに違いがあります。

そのため、建築施工管理技士の資格を取得する際には具体的に2級建築施工管理技士にどのような制限があるのか事前に把握しておくことが大切です。ここでは2級建築施工管理技士の制限について、業務での制限と職場の制限をそれぞれ紹介しますので、参考にしてください。

業務

1級建築施工管理技士の資格があれば、担当する業務に制限はありません。しかし2級建築施工管理技士の場合はそもそも資格が「建築」「躯体」「仕上げ」に分かれているため、どの資格を有しているかによって担当できる業務にも制限があります。

「建築」の資格は、建築一式工事に関する資格となっています。建築一式工事とは「大工工事」と「電気工事」というように専門工事が2つ以上必要とする工事のことで、建築の資格を保有することで建築工事の業務に携われるようになります。

「躯体」の資格は、建築物の基礎となる構造部分に関する工事の資格です。躯体の資格を保有することで、鉄筋工事や大工工事、鋼構造物工事、タイルやレンガ工事などに携われるようになります。

「仕上げ」の資格は建築物の内装や外装などに関する工事の資格です。仕上げの資格を保有することで、大工工事や左官工事、屋根工事、塗装工事、内装仕上げ工事などに携われるようになります。

1級建築施工管理技士であれば資格に区分はないため、1つの資格でこれらすべての業務に携わることができます。しかし2級建築施工管理技士で建築工事に関する全ての業務を担当しようと思うと、「建築」「躯体」「仕上げ」全ての資格を保有する必要があります。

職場

前述のとおり、1級建築施工管理技士の資格があれば建設現場の主任技術者もしくは監理技術者として業務を行うことも可能です。しかし2級建築施工管理技士の場合は、監理技術者として仕事をすることができないため、主任技術者までの資格だといえます。

また、1級建築施工管理技士の場合は高層ビルや公共施設、大型のショッピングモールなどの大規模な建設工事に携わることができますが、2級建築施工管理技士の場合は中小規模の建設工事に限られています。

高層ビルやショッピングモールなどの大規模建設工事は請負総額が4,000万円以上かかることになりますが、このような工事の場合は現場に監理技術者を配置することが義務付けられています。

しかし2級建築施工管理技士は監理技術者として仕事をすることができないため、このような大規模工事で監理技術者として仕事をすることはできず、中小規模の建設工事までしか携わることができないということになります。

2級建築施工管理技士を受験するなら知っておきたいこと4つ


現在建築関係の仕事への就職や転職などを検討している方や建築業界で働いている方の中には、2級建築施工管理技士の試験の受験も視野に入れているという方がいるでしょう。

しかし2級建築施工管理技士の試験を受験するには実務経験などの受験資格を満たしている必要があるため、誰でも受験できるというわけではありません。

それでは、2級建築施工管理技士の試験を受験する場合、どのようなことを知っておく必要があるのでしょうか。ここでは、2級建築施工管理技士を受験するなら知っておきたいこと4つを紹介していきます。

1:受験資格

2級建築施工管理技士の試験を受験する場合、まずは受験資格を満たしている必要があります。試験には第一次検定と第二次検定があり、第一次検定は満17歳以上であれば受験することができます。

第二次検定を受験する際には実務経験が必要になりますが、第二次検定の受験資格は最終学歴や修めた学科などによって異なります。

最終学歴が大学や専門学校などの「高度専門士」の場合、建築施工管理技士を想定した指定学科を卒業している場合などは、1年以上の実務経験が必要になります。また、指定学科以外の場合は1年6ヵ月以上の実務経験が求められます。

短期大学や5年生の高等専門学校などの「専門士」の場合、指定学科を卒業している場合は2年以上の実務経験が必要になります。また、指定学科以外の場合は3年以上の実務経験が求められます。

高等学校や専門学校の専門課程の場合、指定学科を卒業している場合は3年以上の実務経験が必要になります。また、指定学科以外の場合は4年6ヶ月以上の実務経験が求められます。

その他の場合は最終学歴を問わず、8年以上の実務経験が必要とされます。

出典:1級 建築施工管理技術検定のご案内|一般財団法人 建設業振興基金

出典:2級 建築施工管理技術検定のご案内|一般財団法人 建設業振興基金

2:受験内容

2級建築施工管理技士の試験内容は、第一次試験の学科試験と、第二次試験の実地試験に分かれています。学科試験は4科目全50問のマークシート方式となっており、四肢択一の選択問題です。

具体的には、選択問題と必須問題のある全17問の「建築学等」、必須問題のみ全10問の「施工管理法」、選択問題のみ全8問の「法規」、同じく選択問題のみ全15問の「施工」の4科目です。

また、実地試験の場合は全5問の記述式となっており、全1問の「経験記述」と全4問の「施工用語や法規に関する問題」が出題されます。

3:勉強方法

2級建築施工管理技士の試験合格には、およそ100時間から300時間程度の勉強時間が必要だといわれています。また、2級建築施工管理技士の学科試験は広く浅く出題される傾向があるため、まんべんなく勉強しておくことが大切です。

勉強方法としては過去問題を繰り返し解いてみて、用語の意味を理解し、出題される問題の傾向を把握するようにしましょう。また、実地試験は難関の経験記述が必須となっているため、文章力を鍛えるようにしましょう。

勉強はいつから始める?

受験勉強の開始時期は受験者本人の経験や知識にもよります。受験資格は満たしていてもあまり経験がなく知識も少ないという場合は、半年前から受験勉強を始めるのがおすすめです。平日は1時間程度、祝日は3時間程度の勉強時間を確保し、300時間勉強できるようにしましょう。

また、他の施工管理技士の資格を保有しているという場合は、4か月前から勉強を始めると良いでしょう。同じように平日1時間、祝日3時間の勉強時間で、200時間程度の勉強時間を確保できます。

4:試験日程と申し込み方法について

現在の2級建築施工管理技士の試験日程は、試験日が令和3年11月14日(日)となっています。第一次と第二次を両方受験する場合。試験地は「札幌」「青森」「仙台」「東京」「新潟」「金沢」「名古屋」「大阪」「広島」「高松」「福岡」「鹿児島」「沖縄」があります。

申し込み方法にはインターネット申し込みと書面申し込みがありますが、インターネット申し込みは再受験者のみとなっています。

2級建築施工管理技士のメリット4つ

2級建築施工管理技士のメリット4つ


1級建築施工管理技士よりも従事できる業務範囲が狭い2級建築施工管理技士ですが、2級建築施工管理技士の資格を取得することにはさまざまなメリットがあります。

それでは、2級建築施工管理技士の具体的なメリット4つを紹介していきますので、資格取得を検討している方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:1級建築施工管理技士の試験よりもハードルが低い

2級建築施工管理技士の試験は1級建築施工管理技士よりも受験資格のハードルが低いため、受験しやすいというメリットがあります。1級を受験しようと思うと、最終学歴が指定学科の大学であっても3年以上の実務経験が求められます。

また、最終学歴が高等学校であれば10年以上の実務経験が必要となるため、すぐに受験することができません。一方、2級であれば1年の実務経験で受験できる区分もあるため、1級を目指している場合でもまずは2級取得に挑戦するのがおすすめです。

2:活躍の場が多い資格である

前述のとおり、2級の国家資格があれば一般建設業であれば専任技術者になれるため、多くの企業が2級建築施工管理技士を求めています。

そのため、2級建築施工管理技士の資格は建設会社だけでなく、ハウスメーカーや工務店などさまざまな場所で活躍できるというメリットがあります。

また、近年では建設業での耐震補強などの問題が指摘されていることもあり、以前よりも2級建築施工管理技士は重要性の高い人材と見なされるようになっています。

3:主任技術者として活躍できる

2級建築施工管理技士であれば、中小規模の建設現場の主任技術者として業務に携わることができるというメリットがあります。主任技術者は責任ある役職となっているため、非常にやりがいのある仕事です。

また、需要も高いことから、2級建築施工管理技士の資格を持っていれば長期的に仕事を続けられます。主任技術者として経験を積むことで知識やスキルを持っていることもアピールできるため、昇進や昇給にも繋がるでしょう。

4:転職に有利になる

2級建築施工管理技士の資格を保有していれば、さまざまな業種への転職に有利になるというメリットがあります。建設会社の施工管理技士はもちろん、建築関係の営業職や、独立行政法人の建物の監査や事務を行う職種に転職することも可能です。

また、2級建築施工管理技士の資格は不動産業界でも有効な資格となっているため、施工管理技士として経験を積んだ後は不動産関係の仕事に転職することもできるでしょう。

2級建築施工管理技士の活躍場所3つ


2級建築施工管理技士の資格を取得していれば、さまざまな企業から需要の高い人材になることができます。

「2級建築施工管理技士のメリット」でも紹介しましたが、2級建築施工管理技士が活躍できる場所としては、「ハウスメーカー」「建設会社」「工務店」などが代表的だといえるでしょう。

ここでは最後に2級建築施工管理技士の活躍場所3つを紹介していきますので、参考にしてみてください。

1:ハウスメーカー

ハウスメーカーとは、自社ブランドの支店を全国展開しており、幅広いエリアに対応しているような規模の大きな会社を指します。住宅展示場の用意されているため、モデルハウスを見学することで、クライアントは実際に建てる家のイメージがしやすいというメリットがあります。

また、建設する住宅は仕様が統一されていることから一定の品質が保たれており、工期も短く済むという特徴があります。

2:建設会社

建設会社とは、建物の建築工事だけでなく土木工事や鉄筋工事、電気工事、舗装工事などの複数の建設業の許可を得ており、総合的な建設工事を請け負っている企業を指します。そのため、一般的に建設会社にはさまざまな部門があり、社員数も多いというケースが多いです。

そのため、建設会社であれば一般的な住宅の建築以外にも河川の浚渫工事や道路建設工事などの仕事にも携わることができるでしょう。

3:工務店

工務店は主に戸建て住宅を中心に建設業を営んでいる会社を指します。地域密着型のため、ハウスメーカーのように全国規模で対応しているわけではなく、特定のエリアに強みを持ちます。

また、工務店といっても昔ながらの小さな工務店もあれば規模の大きな工務店まであり、それぞれ営業スタイルも異なっています。ハウスメーカーのように商品の規格が統一されていないため、自由度が高い住宅が建設できます。

2級建築施工管理技士の資格について知ろう


2級建築施工管理技士は建設工事の現場の施工計画や工程管理、安全管理、品質管理などを行う国家資格で、近年多くの建設業を営む会社からニーズが高まっています。

ぜひ本記事で紹介した2級建築施工管理技士の仕事内容や受験する場合に知っておきたいこと、2級建築施工管理技士のメリットなどを参考に、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 


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