日本の建設技術は優秀で海外でも評価が高く、様々な国で日本の建設技術が活かされています。また、日本人の建設技師たちも活躍しています。
現場監督として海外で勤務する場合、現地の作業員とのコミュニケーション手段として、最低でも英語は必要な言語となります。
「英語なんて縁がない」と思って仕事をしていても、時代の流れで海外勤務をすることもあるかもしれません。
今回は、海外出張の際に必要となる英語でのコミュニケーションについて紹介します。

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海外出張する理由

海外出張は英語が話せる人だけが命じられるわけではありません。
英語が話せないにも関わらず海外出張や勤務を命じられるのは、現場監督としての能力が評価されていると考えられます。

現場に関わる職人や作業員とのコミュニケーション能力、また工程を段取りよく進め、トラブルの少ない現場環境づくりができるなど、現場監督として必要となる能力が認められ、海外でも活かせると期待されているのでしょう。
またその経験が帰国後の仕事にも活きるという会社の展望があることも考えられます。

しかし、通訳がいたとしても、現場監督自身にも基本的な英語の知識は必要になるでしょう。
海外勤務が決まったら、英語での挨拶や日常会話はもちろん、建設に関する用語や資材の名前、工程についての説明など、基本的な単語や会話を学習しておいた方がよりスムーズに仕事ができるでしょう。

英語が苦手でも問題ない

英語が全く話せないまま仕事で東南アジアに赴任したことのある海外駐在員は、現地で仕事の合間に洋画のDVDをひたすら視聴したところ、2年ほどでほぼ流暢に話せるようになったというケースもあります。
英語を身につけるには、日々繰り返し学んで実践していくことが大切です。

最優先で求められるのは現場監督としての能力ですが、作業員の気持ちをつかみ仕事をスムーズに進めるためにも、まず外国から来た現場監督自身が積極的な姿勢を示すことが大切です。

例えば、日本でも外国から来た現場監督と仕事をする場合、日本語が分からないからと言ってほとんど会話をせず意見も言わないような人であれば、なんとなく仕事もやりづらくなってしまいますね。

言語が分からなくても、身振り手振りで一生懸命に話そうとしたり、コミュニケーションを取りたいという姿勢であったりすれば、現地の人たちも「協力したい」という気持ちになりやすいでしょう。

まずは現地の人に英語で話しかけ、会話に挑戦してみるなど、日常から実戦型の英語を学んでいきましょう。
また今は、ネット環境さえあればスマートフォンなどで通訳アプリを使えるので、恐れずにコミュニケーションにトライしてみましょう。

キャリアアップにも繋がる

様々な苦労の多い海外出張や勤務ですが、海外での実績はもちろんのこと、困難を乗り越えた後の会社での活躍や貢献への期待も大きいです。

海外ならではの知識も得ることができますし、「海外での仕事をきちんと果たした」という達成感は、その後の自信にもつながります。

英語の能力だけにこだわらず、ぜひ海外への出張や勤務に挑戦して自分の能力を活かしてしていきましょう。

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