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公開日時 2018.08.30
最終更新日時 2022.04.06

【視野が狭い】重機運転中の安全管理

現場監督は工事が予定通り進行するように、職人たちに指示を出しますが、同時に安全管理も行わなければなりません。
建設現場での事故は命に関わることもあるため、非常に重要な役割です。
安全管理が不十分で事故が起きれば、現場監督が過失責任を問われます。
では、重機運転中に現場監督が安全管理としてやるべきことを見ていきましょう。

他の作業員や車両などを近づけさせない

車を運転するときに死角ができるように、建設工事用の重機を運転するときにも死角ができます。
重機を運転している人は作業に集中しているため、車を運転するときと比べると、死角に対する意識が弱くなりがちです。
ヘルメットを被るため、視野も狭まるでしょう。
左右や後方などを気にする余裕がない場合もあります。
現場監督を務める人は、危険を予測した上で、重機がぶつかる可能性のある範囲内に他の作業員が入らないように指示を出さなければなりません。
道具などを取りに行くため、うっかり重機の後方や横などに近づいて事故に繋がる可能性もあります。
重機そのものにぶつからなくても、重機で操作した建築資材が崩れるなどして、大きな事故が起きてしまうケースもあるでしょう。
特に危険度が高い作業を行う場合には、作業を行うエリアを区画し、リモコンゲートなどで他の作業員や車両などの出入りを制限するなどの方法を採ることも多いです。

可動域や操縦者の死角を周知させる

重機の可動域は意外と広いです。
稼働域内にいても、ある程度離れているため、ぶつかってしまう危険はないだろうと考えてしまうこともあります。
建設現場で作業をする作業員はそれぞれ役割が異なり、重機を取り扱ったことのある人ばかりではありません。
そのような作業員にとっては、重機を運転している作業員の死角や視野がよく分からないでしょう。
現場監督を務める人には、重機の可動域や運転者の死角などを周知させる工夫が求められます。
例えば、三角コーンを設置する方法があります。
重機の可動域が他の作業員から見て分かりやすくなるでしょう。
また、重機の運転者から直接見える箇所と死角になる箇所との境目にラインマーカーで線を引く方法もあります。

安全管理が大事

安全管理が不徹底な建設現場では、死亡事故が発生してしまうこともあります。
特に重機運転中の安全管理は大事です。
運転者にとっての死角や重機の可動域などを考慮して、事故の未然防止に努めましょう。
「安全だろう」、「大丈夫だろう」という考えはせず、「危険かもしれない」を前提にして安全管理を行うと事故防止に繋がります。

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