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公開日時 2018.10.28
最終更新日時 2022.04.06

大切な自社所有の重機が故障!?修理の値段や修理箇所は?【フォークリフト編】

フォークリフトは荷役運搬の重機で、車体の前方にフォークという貨物を積載できる機材を装備し、フォークの昇降で貨物の積み下ろしをする機械です。
タイヤ走行で小回りが利くため、倉庫などで大型のコンテナや大量の貨物を運搬している光景をよく目にします。
またマストと呼ばれるフォークを上下させる支柱は、車体より高い場所へ貨物を移動させることも可能です。
今回は、フォークリフトの主要なパーツであるフォークが破損した場合や、配線の修理についてご紹介します。

フォークの交換


フォークリフトは、一般的にはフォークを装備しての荷物の運搬が主な役割です。
労働安全衛生法に基づく「フォークリフト構造規格」では、フォークの強度についても定められています。
材質も強度の高い特殊鋼材が用いられ、一定条件のもとであれば最大積載量の3倍以上の重量に耐えられるよう作られます。
また、積載重量はJIS(日本工業規格)の基準をもとに定められています。

しかし荷物の積載状況や作業環境、頻回の作業などにより、荷物の重量が直接かかるフォークの破損は避けられないこともあります。
段差や曲がり、摩耗などの不具合を放置したまま貨物や荷物の積み下ろしの作業を続けると、落下による荷物の損傷や人的被害などにもつながります。

フォークの部分はアタッチメント方式で、用途に応じて付け替えることもあります。
フォークに不具合がない段階でフォークの保護をしたり、長さを延長できるアタッチメント製品を付け替えたりします。
車体の規格やフォークの種類にもよりますが、1社を例に挙げると2本1セットで約4万円~20数万円で販売しているようです。
特殊な材質や構造により、荷物積載時の滑り止めの機能や耐久性で破損を未然に防ぐこともできるようです。

配線の修理


原因がすぐに判断できないこともありますが、ディスプレイにエラーコードが表示された場合には配線コードに異常が生じているというケースもあります。
ある会社が請け負った修理例では、噛みちぎられたような数本のコードが見つかり、ネズミの仕業が原因と思われる破損でした。

このようなケースは稀ですが、配線の修理は破損部の状況を見たうえで、メーカー・機種に応じた交換部品代、作業工賃、出張費など様々な費用をもとに算出されます。
業者さんによっても見積もり算定額は、重要度や場所などによって異なるケースが多いでしょう。
複数の業者に見積もりしてもらって判断することをおすすめします。

定期的な検査で修理箇所を早期発見

修理や部品交換の発注については、価格や内容について納得するためにも購入したメーカーや販売店に相談し、信頼できそうな業者を選ぶことも大切です。
購入した際に、メンテナンスやアフターサービスの説明もあると思うので、保証期間や保証内容など把握しておくとよいでしょう。
フォークリフトは労働安全衛生法により特定自主検査が定められ、1年以内に1回の有資格者による検査が義務づけられています。
自主的な点検も実施し、故障や破損を未然に防ぐようにしておくとよいですね。

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