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胴縁って何のためにあるの?胴縁特徴4つやの選び方など詳しく解説

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公開日時 2022.09.25 最終更新日時 2024.02.05

この記事では、胴縁がある理由と特徴4つや選び方についてご紹介いたします。

 

 


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胴縁とは


胴縁とは建築工事などでよく使われる用語であり、読み方は「どうぶち」になります。主に壁に使われる下地部材(木材)に用いられています。

一般的なサイディングや合板の壁の強度を高めるために胴縁は必要です。あまりにも強度の乏しい薄い水平材を貼っただけでは、曲がってしまう恐れがあります。胴縁は部材の中でも縁の下の力持ちのような存在です。

それでは、胴縁の具体的な特徴について見ていきましょう。

胴縁の特徴4つ


まずあまり聞きなれない用語である胴縁について、読み方から少しだけ触れました。一般的な壁に使われている下地部材であると紹介しましたが、漠然としています。

ここからは、胴縁の具体的な使用方法やどのような壁に使われているかなど、細かく見ていきましょう。

1:木造・鉄骨造の壁下地材

胴縁とは冒頭で紹介した通り、壁の強度を高めるための一般的な壁の下地部材だと説明しましたが、これは木造、鉄骨造の壁の下地材にかかわらず、壁を支えるために使われるものです。

木造・鉄骨造それぞれの下地材は異なりますが、壁を支えるという役割は共通です。

2:通気工法で使用する

胴縁が大きく関係する施工方法として挙がるのが、通気工法と呼ばれる方法で、壁と外壁の間に通気層を設けて湿度などを保つ工法のことです。外壁内の通気を確保するために行う一般的な方法です。

このように通気工法によりしっかりと通気を設けて、外壁にも空気の通り道をきちんと作ることで湿度が保たれ、暮らしやすくなっています。

3:横胴縁と縦胴縁がある

胴縁には外壁などによって縦方向に施工する縦胴縁と横方向に施工する横胴縁の2種類があります。これは壁の方向による使い分けで、壁が縦方向ならば胴縁を横胴縁にしないと、風圧力に耐えることができません。横方向の壁ならば胴縁は縦胴縁となります。

縦胴縁と横胴縁にも違いはありますが、ここでは2種類あると理解しておきましょう。

4:壁材単体で風圧力に耐えるなら胴縁は不要

一般的な住宅は胴縁が必要なのですが、例外があり、RCなどの外壁材単体でも風圧力に十分に耐えられるならば、胴縁が不要な場合があるということを覚えておきましょう。

風圧力とは、たとえば暴風などにより物体にかかる圧力を指します。風が吹くことにより、看板が飛んでしまったり、建物が壊れてしまったりするのは、風圧によるものです。なお、具体的な風圧力の計算式は定められています。

胴縁の選び方の注意点3つ


胴縁は一般的な住宅の壁の強度をしっかりと高めるのに必要不可欠な下地部材である一方で、確実な施工を行うための胴縁の選び方には、胴縁の特徴以外にも注意事項をいくつか把握しておかなくてはいけません。

まず一体、どのようなことに気をつければいいのかを細かく見ていきましょう。

1:寸法は外壁素材により異なる

そもそも胴縁は寸法が定められています。どのような寸法で配置されているものでしょうか。木造住宅だけでなく、鉄骨造住宅などでも使われている胴縁の寸法はそれぞれ異なります。

ここでは、異なる外壁材である木造、鉄骨造の寸法について詳しく紹介します。

木造の場合

木造住宅の場合、胴縁寸法は以下となります。

・30~60@450又は@300

鉄骨造の場合

鉄骨造住宅などの場合、胴縁寸法は以下となります。

・C-100x50x20.3@600又は@450

2:横胴縁は熱を逃がす工夫が必要

外壁材によりますが胴縁の方向を決めていく際に、横胴縁の場合は壁材が受けてしまう熱をうまく逃がさなくてはいけません。そのため、熱が家の中などに侵入しにくい木材の取り付け方などを緻密に考えながら、施工がきちんと行われています。

横胴縁の場合は外壁材から熱をうまく逃がす工夫が必要とされることを覚えておきましょう。

3:風圧力に耐える強度にする

わたしたちが暮らす建物にはあらゆる方向からいろいろな力が加わっています。建築設計にはこれらの力を正しく評価することがとても重要です。なお、風圧力に耐える強度にする場合には、計算式などがきちんと定められています。

胴縁の主な特徴として、壁自体が風圧力に耐えられる強度であれば、胴縁は不要な場合もあると紹介しました。ですが、一般的な壁には胴縁は必要不可欠なものです。

そもそも強度をしっかりと高める役割を持っているのが胴縁であるため、台風などの暴風にも耐えうる強度作りがとても重要になります。

胴縁と似ている部位


胴縁に似かよっている部位はいくつかありますが、なかでも「母屋」と「根太」について、読み方などを含めて一体どのようなものなのかを紹介します。

聞きなれない用語ですが意味や使われ方など、異なる点もありますが実は共通点も多くあります。それらを明確にして、胴縁と比較してみましょう。

母屋

母屋の読み方は「もや」といい、漢字が異なりますが「おもや」ともよく似ている部位のひとつです。しかし意味や使われ方などは全く異なるものです。ここでは胴縁ともよく似ている部位である母屋について紹介します。

ここでいう母屋とは主に屋根に使われる下地部材のことです。この母屋も胴縁と同じで、木造と鉄骨造にかかわらず使われていますが、木造の下地部材としての使い方と鉄骨造の下地部材の使い方とではやや異なります。

木造の場合の母屋は、木造屋根を垂木が受けてその垂木を母屋が支えますが、鉄骨造の場合の母屋は鋼板(屋根板)にCチャンネルという部材で留めます。

呼び方や使い方などは異なる部分が多いですが、はじめに胴縁を紹介したとおり、どちらも荷重を支える下地部材には違いありません。

根太

母屋とは、主に屋根を支えるために使われる下地部材でしたが、他にもよく似ている部位に「根太」が挙がります。根太の読み方は「ねだ」といい、根太は床をしっかりと支える下地部材です。

また根太とよく似ている部位の用語で「梁」があります。一般的な梁は天井を見上げると見られる水平にかかっている部材のことです。このようによく似た部位には異なる点はあるものの、どこか共通点が見受けられます。

根太は床を補強するために使いますが、こちらも木造、鉄骨造にかかわらず床を受ける部材としてなくてはならないものになります。そして根太には寸法、間隔などが定まっています。

基本的に木造住宅にはフローリング下に根太があるものだと考えれば、とても理解しやすいでしょう。

胴縁の役割を理解してしっかり強度を確保しよう


ここでは胴縁とは何かを理解するうえで、4つの特徴と3つの注意点などを紹介しました。

最後に胴縁についてまとめると、一般的な住宅などの外壁材の下地部材としての役割を持っているということです。壁などに合板やボードなどを取り付けるときに、胴縁はたくさん登場します。

しかしながら施工上、胴縁が必要か不要かどちらにしても、まず住む方にとって、安全で快適な暮らしが送れることが前提だといわれています。

胴縁が一体どのような役割を持っているのかを理解しておけば、強度をしっかりと確保することが重要だと把握でき、今後の胴縁の選び方などの参考になることでしょう。

 


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