施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

ハト小屋を建築する為に必要な工程8つ|メリットとデメリットも解説

学ぶ
公開日時 2023.02.20 最終更新日時 2024.01.30

こちらの記事では、ハト小屋を建築する為に必要な工程についてご紹介いたします。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

ハト小屋とは?

建築用語としてのハト小屋とは、屋上に設ける箱状の構造物を言います。ハト小屋は俗称ですが、設計図にそのまま記載されるほどよく知られている言葉で、鳥の鳩が住む小屋に似ているためについた名称です。

ハト小屋を設置する目的は、屋上に配置されるエアコン室外機や配管類を保護することです。ハト小屋があることで、パイプシャフトから屋上に抜けた配管類の防水対策となり、雨仕舞いが簡単になるでしょう。

ハト小屋を建築するメリット

ハト小屋を建築するメリットは、主に2つあります。1つ目が、ハト小屋がエアコン室外機や配管類を保護してくれることで防水性が高まることです。ハト小屋があれば配管類を水平に配管できるので、雨仕舞いもしやすくなります。

2つ目が、点検口の役割もできることです。ハト小屋があれば簡単に配管類の点検ができるので、点検のために別の構造物を作らなくても済みます。点検がしやすいように、開閉可能なハト小屋もあります。

ハト小屋を建築するデメリット

ハト小屋の建築には、主に2つのデメリットもあります。1つ目のデメリットが、雨漏りの原因となる可能性があることです。ハト小屋は突起物になるため、構造上雨漏りのリスクが高くなっています。

2つ目のデメリットは、設置に時間がかかることです。ハト小屋の設置には多くの工程があり、手間がかかるので、全体の工期にも影響を与える可能性があります。

ハト小屋の建築工程8つ

ハト小屋は、コンクリート製のものが屋上スラブ打設後に造られるケースが多く見られます。ハト小屋の建築工程は、墨出しから始まり清掃まで8つあります。

建築工程が多いので、それぞれの内容を確認してスムーズに進められるようにしておくと良いでしょう。そこで、建築工程ごとの内容を詳しく見ていきましょう。

ハト小屋の建築工程1:墨出し

ハト小屋の建築工程の1つ目は、工事に必要な基準となる設計図を建築現場の地面などに書く墨出しです。基準となる設計図が正しい位置に書かれていないと建造物の工事が上手くいかない可能性もあるため、精度よく設計図通りに書かなければならない重要な作業です。

墨出しには、昔ながらの墨壷などに糸を通し、その糸をはじいて直線を引く方法も用いられますが、近年ではマジックやレーザーなども使用されています。

ハト小屋の建築工程2:型枠

ハト小屋の建築工程の2つ目は、コンクリートを打設する際に流れを止めるための板を設置する型枠です。コンクリートが硬化した後は外されることから、仮枠とも呼ばれます。

コンクリートの形に合うように、一般的にはラワン合板を用いて枠を加工します。枠を四周に廻して、開かないようにセパレーターで固定して設置します。構造物の出来栄えを左右するので、慎重に行う必要がある工程です。

ハト小屋の建築工程3:配筋

ハト小屋の建築工程の3つ目は、設計図に従って鉄筋を配置し組み立てる配筋です。設計図を基にしながら、鉄筋を切る・曲げるなどの方法で加工し、結束線を用いて固定しつつ組み立てていきます。

配筋が終わったら配筋検査を受け、その後コンクリートを打設するという流れになっています。配筋検査では、施工現場と設計図を照らし合わせながら、設計図通りに配筋ができているかを確認します。施工ミスを防ぐ意味でも、重要な検査です。

ハト小屋の建築工程4:打設

ハト小屋の建築工程の4つ目は、コンクリートを型枠に詰め込む打設です。コンクリートには粘度があるので、ただ型枠に流し込むだけでは型枠全体に廻りません。

密度を高めるには型枠を木槌で叩いたり振動を与えたりする必要があることから、コンクリートを流すのではなく打つという表現が使われています。

底盤部分にコンクリートを打設し、振動を与えるなどの方法で締め固め、最後に表面をコテなどで平滑に仕上げていきます。

ハト小屋の建築工程5:型枠バラシ

ハト小屋の建築工程の5つ目は、設置してあった型枠を外す型枠バラシです。液体のコンクリートが流れないよう設置されていた型枠は、コンクリートが固まると不要になるので外します。

コンクリートが十分に硬化していない段階で型枠をバラすと、コンクリートがひび割れるなど問題が生じる可能性があります。セメントの種類や建築物の部分などによって建築基準法で型枠の存置期間が規定されているので、そちらを参考に外す時期を決めることが必要です。

ハト小屋の建築工程6:防水

ハト小屋の建築工程の6つ目は、雨水などが建物に入り込まないようにする防水です。コンクリートはもともと防水性の高いものですが、建物が劣化してくるとひび割れることもありますし、打継ぎが弱点となる場合もあります。

できる限り対策はされていますが、完全にとはいかないのが現状でしょう。そこで防水を行って、建築物の劣化を防ぎ、長期的に利用できるようにします。

ハト小屋の建築工程7:モルタルでの仕上げ

ハト小屋の建築工程の7つ目は、モルタルを用いての仕上げです。モルタルはセメント1に対し砂を3の割合で混ぜた建築材料で、強度が不要な部分に使用されます。

モルタルは仕上げの種類が多く、デザインの自由度が高い点が魅力でしょう。金鏝(かなごて)で仕上げれば表面がツルツルになり、木鏝(きごて)で仕上げるとザラザラの質感になるなど、見た目も変えることができます。

ハト小屋の建築工程8:清掃

ハト小屋の建築工程の8つ目は、最終仕上げとしての清掃です。建築現場の清掃は、建物の印象に関わる重要な仕事です。清掃が行き届いているかどうかで、満足度も変わる可能性があります。

施工を行ったプロの目からも、エンドユーザーからも納得してもらえるように、丁寧に対応することが重要です。

ハト小屋のユニット化で建設期間の短縮をはかる

ハト小屋にはさまざまな工程があるので、手間がかかり全体の工期にまで影響を与える可能性があるでしょう。そこでハト小屋をユニット化することで、建設期間の短縮をはかる方法もあります。

たとえば上部・中部・下部とユニット化しそれを組み合わせる方法で工事を行うと、複雑な工程が省略できるので、大幅に建設時間が短縮できるでしょう。さらに養生期間も不要なので、建設が終わったらすぐ配管工事など別の工事に取り掛かることも可能です。

建物に合ったハト小屋を建築しよう

ハト小屋はエアコン室外機や配管類を保護するために重要な建築物で、主に8つの工程を経て建築されます。建物にとって重要な役目を果たしてくれますが、施工に時間がかかるデメリットもあります。

通常通りの工程でハト小屋を作る方法もありますし、ハト小屋のユニット化で建設時間を短縮することも可能です。建物に合わせて、ハト小屋を建築しましょう。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら