施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

1級土木施工管理技士を受験する際の豆知識7つ|合格基準や合格率も紹介

働く
公開日時 2022.08.09 最終更新日時 2024.02.15

こちらの記事では、1級土木施工管理技士を受験する際の豆知識についてご紹介いたします。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

1級土木施工管理技士とは?

1級土木施工管理技士とは、土木工事関連におけるスペシャリストの位置づけであり、建設業法第27条に基づき、国土交通大臣が認定する国家資格です。

1級土木施工管理技士の資格を取得することは、資格手当などによる給与増加が見込めることやキャリアアップが有利になるなどのメリットがあります。また、1級土木施工管理技士が在籍する会社の評価が高まり、公共事業工事の受注がしやすくなることもあります。

1級土木施工管理技士の仕事内容

1級土木施工管理技士の主な仕事内容は、人々の生活インフラである道路、橋、河川及び上下水道などに関連する土木工事において、4大管理といわれる工程管理・安全管理・品質管理・原価管理をおこないます。

そのほか、用地確保の手続き、役所への届け出及び現場周辺の住民説明など、任される仕事は多岐に渡る要職です。

1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の違い

土木施工管理技士の資格には1級と2級に分かれており、それらの主な違いは下記のとおりです。

1級は、一般建設業及び特定建設業においてどちらも専任技術者にもなれるほか、大規模工事の際には監理技術者にもなれます。一方の2級は、主任技術者として施工管理をおこなう事ができますが、管理技術者にはなれません。

1級と2級の違いは工事規模に関連しており、1級はより大規模工事に携わることが可能です。

1級土木施工管理技士を受験する際の豆知識7つ

1級土木施工管理技士の資格は、建築業界で働いている方や転職を検討している方には欠かせないことから、本資格を受験する際の豆知識をご覧いただき、受験対策にお役立てください。

豆知識とは、受験資格、試験は年1回の開催、学科試験の出題内容、実地試験の出題内容、合格基準と合格率、令和3年度からの制度見直し及び合格するための勉強方法についてです。

それぞれのポイントをまとめましたので、引き続きご覧ください。

1級土木施工管理技士の豆知識1:受験資格について

1級土木施工管理技士は誰でも受験できるものはなく、一定の受験資格があります。

受験資格には、最終学歴及び保有資格に対する実務経験年数が求められ、仮に最終学歴が大卒の場合、指定学科卒業であれば3年以上、指定学科以外の卒業であれば4年6か月の実務経験を要します。

なお、実務経験年数には、1年以上の指導監督としての年数が含まれているので注意が必要です。

1級土木施工管理技士の豆知識2:試験は年1回の開催

1級土木施工管理技士の試験は年1回の開催であり、令和2年の場合、学科試験は令和2年10月4日(日)、実地試験は令和2年12月6日(日)に開催されました。

年1回の開催であることから、中長期的な計画を立てて勉強することが可能です。得意分野、不得意分野を整理したうえで、継続的に勉強しましょう。

受験費用

1級土木施工管理技士を受験するには、下記の費用が必要です。

令和2年度の試験では、学科試験及び実地試験それぞれ8,200円の受験費用が必要であり、さらに申込書を1部600円で購入します。また、受験費用以外に、卒業証明書の取得費用、勉強用のテキスト購入費及び講習会参加費用などが加わります。

試験開催地

1級土木施工管理技士の試験は全国各地で開催されますが、全ての都道府県における開催ではありませんので注意が必要です。

令和3年度の試験開催地は、札幌、釧路、青森、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、岡山、広島、高松、福岡及び那覇の13地区でおこなわれます。

試験開催地が遠方である場合は、前記の受験費用に加えて交通費も必要になります。

1級土木施工管理技士の豆知識3:学科試験の出題内容

直近の1級土木施工管理技士の学科試験は、土木一般、専門土木、法規、共通工学及び施工管理の5分野から出題されています。

土木一般は15問から12問を選択、専門土木は34問から10問を選択、法規は12問から8問選択し、3分野の合計選択問題数は30問です。なお、共通工学4問と施工管理31問は必須問題なので、全96問のうち65問に回答する方法になっています。

なお、令和3年度からは制度見直しに伴い、出題内容に変更があるので後述を参照ください。

学科試験の出題形式は四肢択一

学科試験の主題形式は四肢選択であり、マークシートにより正解又は不正解を回答します。問題に対する答えは選択肢の中にありますので、記述式と比較した場合は容易な回答方法といえます。

仮に、答えがまったく分からない場合であっても、四分の一で正解となることから、空欄で提出することだけは避けましょう。

1級土木施工管理技士の豆知識4:実地試験の出題内容

直近の実地試験における出題内容は、施工管理経験に関する必須問題に加え、土木、コンクリート、品質管理、安全管理及び施工管理の10問から6問を選択することで、全11問のうち7問に回答します。

必須問題である施工管理経験は自己の経験を問われ、選択問題では用語や数字の穴埋めに加え、問題点を回答する方法になっています。

なお、令和3年度からは制度見直しに伴い、出題内容に変更があるので後述を参照ください。

実地試験の出題形式は記述式

実地試験は学科試験と異なり、すべて記述式になっているのが特徴です。そのため、正式名称が書けない場合は不正解或いは減点となるので、一字一句に注意しましょう。

記述式の回答方法は、自分の考えていることを分かりやすく伝えるスキルが必要になります。必須問題である経験論は事前準備が可能なので、安全、品質及び工程など多角的に過去を振り返ることで、まとまりのある文章が書けるようにしましょう。

1級土木施工管理技士の豆知識5:合格基準と合格率について

続いて、合格基準と合格率について紹介します。合格基準は年度によって補正されることもありますが、学科試験及び実地試験共に60%以上の正解で合格です。

また、学科試験の直近合格率は、平成28年55.0%、平成29年66.2%、平成30年56.5%、令和元年54.7%及び令和2年60.1%となっています。一方の実地試験は、平成28年36.7%、平成29年30.0%、平成30年34.5%及び令和元年45.3%となっています。

学科試験と実地試験を比べると、回答方法が記述式である実地試験の合格率が低いことが特徴です。

1級土木施工管理技士の豆知識6:令和3年度からの制度の見直しについて

令和2年まで実施されていた学科試験と実地試験は、第一次検定及び第二次検定として実施されるほか、新たに「技士補」が創設されます。

令和2年度までは、学科及び実地共に合格しなくては称号を得られませんでしたが、令和3年度からは、第一次検定のみの合格で「技士補」の称号が得られます。1級技士補であれば、監理技術者の補佐ができるなど、仕事の幅に広がりを持つことが期待できます。

また、試験基準も改正され、第一次試験では施工管理法の分野において「能力」が問われるほか、第二次試験には「基礎」が問われることになります。

1級土木施工管理技士の豆知識7:合格するための勉強方法は?

1級土木施工管理技士の試験に合格するための勉強方法には、独学、通信教育及び講習会参加などがあげられます。

独学及び通信教育は、場所を選ばずいつでも勉強できるメリットがあるものの、モチベーションの持続が難しい側面があります。一方、講習会参加は通信教育以上の費用を要しますが、不明点をその場で解決できるなどのメリットがあります。

ライフスタイルに応じた勉強方法を選ぶことが大切ですが、まずは過去問を繰り返し勉強することをお勧めします。

1級土木施工管理技士の資格を取得するメリット5つ

これまで紹介したとおり、1級土木施工管理技士の資格は、取得に至るプロセスが難しい反面、建設業界ではプロフェッショナルの証として各方面でメリットを創出します。

主なメリットには、公共工事受注の際に評価される、監理技術者や主任技術者になれる、専任の技術者として認められる、必要とされる人材になれる及びキャリアアップにつながることがあげられます。

それぞれのメリットのポイントについてご覧ください。

1級土木施工管理技士メリット1:公共工事受注の際に評価される

1級土木施工管理技士の資格保有者が企業に在籍することで、経営事項審査の技術力評価において、1人あたり5点が加算されます。

この点数は企業の経営規模評価に反映され、点数が高いほど技術力に長けていると判断されることから、公共事業を受注する際に有利に働きます。

本来、資格取得は個人案件ではあるものの、1級土木施工管理技士の資格を取得することは企業経営に貢献することになり、この点が資格取得の大きな魅力とやりがいといえます。

1級土木施工管理技士メリット2:監理技術者や主任技術者になれる

1級土木施工管理技士の資格保持者は監理技術者及び主任技術者として認められます。

この監理技術者及び主任技術者とは、各現場には欠かすことのできない技術者であり、国家資格保持者としての知識や管理能力を持ち合わせている頼られるべき存在です。

また、管理技術士は元請の特定建設業者が、総額4,000万円以上の下請契約の場合に設置することが求められます。このことからも、大規模工事をおこなうには欠かせない資格であることがわかります。

1級土木施工管理技士メリット3:専任の技術者として認められる

建築業許可を要する工事をおこなう際、事業者は営業所ごとに専任の技術者を配置することが求められています。専任の技術者とは、一定の実務経験年数を有する1級土木施工管理技士の資格保有者のことです。

仮に、専任の技術者が営業所に不在であれば、どれだけ実績ある大規模企業でも建築業許可は受けられません。こうした理由からも、建設業界で本資格が求められる背景が垣間見えます。

1級土木施工管理技士メリット4:必要とされる人材になれる

前述のとおり、1級土木施工管理技士の資格保有者は事業存続の側面からも欠かすことのできない人材です。

また、建築業界では労働力不足により、慢性的に1級土木施工管理技士が不足していることもあり、建設業界各社において極めて需要が高い現状があります。このため、資格保有者は業界内における転職が容易になる可能性もあります。

1級土木施工管理技士メリット5:キャリアアップにつながる

工事現場において重責を担う1級土木施工管理技士の資格を取得することは、資格手当として給与に反映されるほか、各種マネジメントに秀でた人物であるとして、キャリアアップにつながることがあります。

また、キャリアアップは企業内のみにとどまらず、独立できる可能性も持ち合わせています。資格を取得することで、年収やキャリアパスの選択肢が増えることも大きな魅力です。

1級土木施工管理技士を目指そう!

本記事で紹介したとおり、建設業界で土木工事にかかわるのであれば、年収アップやキャリアアップのためにも1級土木施工管理技士を目指すことが大切です。

また、大規模工事を任される1級土木施工管理技士の仕事は、後世に残る形あるものを作る仕事でもあり、大きなやりがいを感じられます。

生活インフラを整備し、地域の暮らしを支えることで、多くの人々から感謝されるのが1級土木施工管理技士の仕事です。建設業界に転職を考えている方は、実務経験と併せて資格取得によるキャリアアップを目指しましょう。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら