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設計図書とはなに?設計図書の主な種類7つについて分かりやすく解説

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公開日時 2022.09.22 最終更新日時 2024.02.09

こちらの記事では、設計図書についてご紹介いたします。

 


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設計図書とは?


設計図書(せっけいとしょ)とは、建築物の設計内容を記したものです。

主なものとして、建築物の構造や配置・機能などを示す「図面」、材質や品質、施工方法などを明示した「仕様書」が挙げられます。手書きの図面が主流だった時代は、コストの安い「青図(青焼き)」というジアゾ複写機を用いた印刷方法が多用されていました。

法令上では、設計図書を作成することを「設計」といい、設計図書を作成した者を「設計者」と呼びます。

設計図書の定義や役割

建築物を建てる時に設計図書は必要です。建築物は、建築主の要望に沿って施工する必要があります。設計情報を網羅した設計図書は、そのために必要なものです。

また、設計図書には、建築主に実際のイメージを分かりやすく伝え、施工者が正確に施工するための役割があります。

設計図書の主な種類7つ


設計図書には様々な種類があります。具体的に、設計図書とはどのようなものなのでしょうか。また、種類によってどのような特徴があるのでしょうか。

ここでは、設計図書の主な種類7つをご紹介します。設計図書について詳しく知りたい人はぜひ参考にしてみて下さい。

設計図書の種類1:工事請負契約

工事請負契約とは、工事の発注者と受注者との間で締結する契約をいいます。

受注者は何らかの工事の完成を、発注者はその対価として報酬を支払うことを相手方に約束するものです。工事内容や対応方法を明確にすることで、認識の相違やトラブルを防止する目的があります。

書面に「工事内容」、「請負代金」、「工事の着手・完了時期」、「請負代金の支払時期」、「違約金・損害金の取り扱い方法」などを記載する必要があります。

設計図書の種類2:建築確認申請

建築確認申請とは、建築物・工作物を新築・増改築する際に提出するものです。

建築内容が建築基準法をはじめとする法令に適合しているか確認するものであり、役所または民間の指定確認検査機関へ申請を行います。受理されると「確認済証」が交付され、着工することができます。

申請の際は、確認申請書、道路調査表、図面、建築計画概要書、工事届などの書類が必要です。設計事務所が代行して申請するのが一般的です。

設計図書の種類3:配置図

配置図は、敷地内の建物の配置・位置関係を記した図面です。

方角、隣地の境界線、道路の位置・幅、土地の高低差などが明記されており、敷地全体の様子を知ることができます。

建物を建てる際は、アプローチ(門から建物入口までの経路)の空間、日当たり、電気・ガス・上下水道などのインフラ整備を考慮する必要があります。配置図は敷地内や周囲の環境が分かるので、建物の配置を決めるのに役立ちます。

設計図書の種類4:工事監理報告書

工事監理報告書は、工事監理が終了したときに建築士が建築主に提出する書類です。

工事監理とは、工事監理者の責任において、工事が設計図書のとおりに実施しているかを確認することです。工事監理報告書には、工事内容や所在、建築確認番号、建築確認年月日、工事期間、確認方法の概要などについて書かれています。

設計図書の種類5:各階床伏図

各階床伏図(かくかいゆかふせず)は、床の構造を表した図面です。

特定の構造を見下げた図面を「伏図」といい、床伏図は真上から床を見下ろした状態をフロア別に記したものです。伏図には他にも「基礎伏図」、「梁伏図」などがあり、「天井伏図」は例外的に下から見上げた状態の図面になっています。

床伏図には、柱・梁・壁の配置、素材や寸法など、構造に関する情報が集約されています。

設計図書の種類6:構造計算書

構造計算書とは、建築物が安全かどうかの指標となるものです。

建築物は、地震力や風圧力・水圧・積雪などといった外部から作用する「外力」、「荷重」の影響を受けます。構造計算書には、これらに対し建築物が耐えられるか、どのような応力が生じるかについて計算した結果がまとめられています。

構造計算書は、「構造計算チェックリスト」、「使用構造材料一覧表」、「特別な調査又は研究の結果等説明書」に分類されます。

設計図書の種類7:仕様書

仕様書とは、図面には表せない内容を記載した文書です。

主な内容として、材質や部品、性能、施工方法などが挙げられます。施工者が正確に工事を行うために必要なものになります。仕様書は建築物以外にも、様々な工業製品やソフトウェア、サービスに用いられます。

仕様書には「特記仕様書」と「特記仕様書」の2種類があり、それぞれ記載される内容や優先度が異なります。ここでは、2つの仕様書について詳しくご紹介していきます。

特記仕様書

特記仕様書は、それぞれの工事における特有事項について記した仕様書です。

次にご紹介する共通仕様書では定められていない項目について明記したもので、補完の意味合いがあります。特記仕様書は、共通仕様書よりも優先度が高くなります。

特記仕様書の内容として、材質のグレード、施工上の注意事項や制約などが挙げられます。

標準仕様書

標準仕様書は「共通仕様書」とも呼ばれ、施工における基本事項をまとめた仕様書です。

標準仕様書には、材料の規格・サイズ、施工手順、検査方法などが記載されています。標準仕様書は地方自治体や民間企業が作成したものを使用する場合もありますが、国土交通省官房官庁営繕部による「公共建築工事標準仕様書」が多用されています。

設計図書の保存期間とは?

設計図書の保存期間は、建築士法により「作成した日から15年間」と定められています。

保存義務に違反した場合、30万円以下の罰金が科せられます。一般的には、建築物は15年以上使用されることが多く、増改築の際に設計図書が必要となるため、設計図書を半永久的に保存することが望ましいとされています。

設計図書とはなにかについて知ろう!

建築において重要なポイントは、建築主の要望通りの建築物・工作物を施工すること、法令を遵守した内容であることです。着工にあたり、設計図書は非常に重要な書類です。

この記事では、設計図書の概要、主な書類の種類などについてご紹介しました。

設計図書への理解を深め、意義や役割を知りましょう。

 


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