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建築図面の種類とは?建築図面を制作するポイント4つや注意点を解説

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公開日時 2023.05.24 最終更新日時 2023.05.24

建築図面とはなにか


建築図面とは、建築物のうち建物に関する技術的な図面、設計図のことです。

施主から要望を聞き、それを設計者がさまざまな角度から検討し建築図面を作成します。その出来上がった建築図面を基にして施工業者が建物を完成させます。

建築図面は、大きく分けて構造、意匠(デザインなどのこと)、設備の分野に分かれ、その中でも、さらにいろいろな種類の建築図面があります。

建築図面の種類3つ


建築図面は、大きく分けて構造図、意匠図、設備図の3種類があります。これは、建物の構造、意匠、設備の3つの分野それぞれの観点から作成された図面のことです。

図面によって表現されている内容が変わるので、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。これから、構造図、意匠図、設備図について紹介していきます。

建築図面の種類1:構造図

構造図とは、柱や壁、梁などの建物を支えている構造部材の大きさや配置、部材ごとの接合部の形状などを表した図面です。

構造図には、梁や柱など構造材の寸法や位置、仕様などを表した床梁伏図と、それぞれの通り芯で断面を作成し、高さ方向についての情報を表した軸組図などがあります。

建築図面の種類2:意匠図

意匠図とは、建物の間取りやデザイン、仕様など、完成後の建物の姿を表現した図面のことです。意匠図にも、いくつか種類があります。平面図は建物を真上から見た図面、立体図は建物の外観を各方向から見た図面、断面図は建物を横側から見た図面です。

他にも、全体案内図や仕上表、展開図など、いろいろな種類の意匠図があります。

建築図面の種類3:設備図

設備図とは、給水や排水、給湯、電気、ガス、空調などのさまざまな設備に関する仕様について表された図面です。

設備図には、コンセントの配線や照明の配線、水道管や排水管、ガスの機器や冷暖房、照明、換気扇、コンセントなどの位置や数、機器の品番などが平面図、または断面図に明確に示されています。

主な設備図としては、電気設備図、空調換気設備図、給排水衛生設備図などがあります。

建築図面を制作するポイント4つ

図面を制作する際の大切なポイントをご紹介します。ポイントは、必要な情報をまとめること、誰が見ても分かりやすくすること、コンセプトを決めること、表記にルールを設けることの4つです。

建築と機械など、業界が違えば用いる図面の種類も異なります。しかし基本的なポイントはどの図面でも同じです。

建築図面を制作するポイント1:必要な情報をまとめる

建築図面を制作する際、さまざまな情報がありますが、そのすべての情報を図面に盛り込んで良いわけではありません。不必要な情報を入れすぎることによって、必要なことが逆に伝わりにくくなることもあります。

例えば役所に建物を建てる認可を受けるために図面を提出する場合には、認可を受けるために必要な情報だけを図面に盛り込むようにします。余計な情報を入れず、必要な情報を正確にまとめることが大切です。

建築図面を制作するポイント2:誰が見ても分かりやすいか

建築図面を製作する際、施主の意向に沿った設計をするのはもちろんですが、それ以外にも工事関係者、役所など多くの関係者に図面を確認してもらう必要があります。

このように建築図面は多くの人が見るものなので、誰が見てもきちんと情報が伝わる、分かりやすい図面を制作する必要があります。

建築図面を制作するポイント3:コンセプトを決める

建築図面を制作する際には、誰に、何を伝えるかを考えて制作する必要があります。

施主や工事関係者、役所などそれぞれの関係者に、どのようなコンセプトで、どのように作るのかを正確に伝えることが重要です。

コンセプトを決め、それぞれの関係者が求める情報を、正確に図面の中に落とし込みましょう。

建築図面を制作するポイント4:表記にルールがあるか

施主や工事関係者など、多くの関係者に正確に図面の意図を伝えるには、相手に伝わりやすい図面を制作することが重要です。

そのため、図面を作る際は引き出し線や寸法の表記に、一定のルールを設けましょう。また、余計や装飾をせずシンプルに作ること、線の強弱にメリハリをつけることも大切です。

建築図面を制作するときの注意点3つ

建築図面を制作するときの注意点3つ

建築図面には、 必要な情報を相手に正確に伝えるという重要な役割があります。

建築図面を通して、多くの人たちが情報を共有することが可能です。情報を共有する人々の認識を統一させるため、図面を制作する際にはさまざまなルールに従う必要があります。

では、次に建築図面を制作する際の注意点を3つご紹介します。

建築図面の注意点1:位置や高さ

例えば間取り図の場合、天井の高さや床面積などの数字は記載されていますが、平面図であるため、その空間が実際どのような感じになるのか、窓はどのような形なのかなどイメージしにくいことがあります。

そのため、間取り図で分かりにくい情報は、真横から見た立面図や、断面図などを使ってイメージしやすくする必要があります。横からまたは断面で見た図面によって、窓や天井などの高さ、位置などが把握しやすくなります。

建築図面の注意点2:寸法の種類・単位

建築図面を制作した場合、寸法を入れなければ建物の大きさや部材の大きさが分かりません。寸法を入れてはじめて建築図面が完成したと言えます。この寸法を入れる際には決まったルールがあります。

寸法を書く際、寸法線は細い実線で書きましょう。建築図面には線の種類があり、寸法線は細い実線、躯体の線は太い実線、通り芯や壁芯、柱芯の基準線は細い一点鎖線などとなっています。

また、建築図面の寸法の単位はmm(ミリ)が基本であり、寸法がミリの場合は単位を書く必要はありません。しかしミリ以外の単位を使う場合は表記が必要です。

建築図面の注意点3:特記仕様書

特記仕様書とは、標準仕様書(共通仕様書)には書けない個別の事項を特記した書類です。

具体的には、工事ごとの施工上の注意点や、建物に使用される各材料の仕様やグレード・品質の程度のほか、図面には表現しづらい内容を言葉で記載しています。

特記することがない場合は、特記仕様書に何も書きません。その代わり公共建築工事標準仕様書によることとなります。この場合、中程度のグレードになります。

建築図面を制作するポイントを押さえよう

建築図面とは、建物に関する設計図のことです。

建物の壁や柱の寸法を表した構造図、間取りなどのデザインを表した意匠図、電気や水道などの設備を表した設備図などがあります。また、それぞれの分野ごとにいろいろな種類の図面が制作されます。

建築図面は多くの関係者が確認するものなので、誰が見ても分かりやすく、正確に情報が伝わる図面を制作することが必要です。そのためにも、建築図面を制作するための注意すべきポイントやルールを押さえておきましょう。


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