施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

建設業のヒヤリハット事例10個|安全対策や事前予防対策の取り組みをご紹介

学ぶ
公開日時 2023.02.08 最終更新日時 2023.02.08

こちらの記事では、建設業のヒヤリハット事例についてご紹介いたします。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「俺の夢」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

目次

建設業のヒヤリハット事例とは?


日々多くの職種や建設重機が出入りしている建設現場では、少しの油断で事故や災害を起こしかねません。従事者が安全に作業できるように、ヒヤリハットの事例を明確にし、注意喚起を呼びかけています。

小さな事故を「見える化」することで、安全に対する意識を持ち重大な事故・災害防止します。今回は建設業のヒヤリハットの事例や安全対策、予防対策の取り組みなどを紹介します。

ヒヤリハット時のハインリッヒの法則とは

ヒヤリハット事例を「見える化」しているのは、ハインリッヒの法則に基づいて事故・災害の発生率を考えているからです。

1:29:300のハインリッヒという法則があり、1件の重大な事故・29件の軽微な事故に関して300件のヒヤリハット事例が存在するとされています。

この不安全な状況や行動を防ぐことで、重要な事故・災害を抑止しようと建設業を始め厚生労働省でも積極的に呼びかけられています。

出典:見せます・出します「ヒヤリハット事例」 ~安全衛生活動への参加の見える化~(厚生労働省)

建設業のヒヤリハット事例10個


始めに建設業のヒヤリハット事例を紹介します。あらゆる工程の中で危険と隣り合わせとなる建設業の現場は、一人ひとりが安全に対して強い意識を持つことが重要です。

建設業への転職を考えている人、実際に従事している人はぜひ確認をしてみてください。さまざまな事例がありますが、実際に現場で発生し報告されたものです。今回はヒヤリハット事例で済みましたが、一歩間違えば大怪我に繋がりかねません。

建設業のヒヤリハット事例1:転落・墜落

建物の壁面にはしごを立て掛けた作業中に、転落しそうになったと報告されています。はしごはしっかりと固定がされていませんでした。

また2連脚立上で20kgのボードを持ち作業中、ふらつき転倒しそうになったという事例もあります。作業者は連日残業続きだったと報告されています。

ダンボール入り床材をトラックに積み込みシート掛けを行う際、転倒しそうになったという少しの不注意から発生するヒヤリハット事例も出ています。

建設業のヒヤリハット事例2:飛来・落下

飛来・落下は作業者だけではなく通行人に被害を及ぼす場合もあります。交通規制のため通行人に被害がありませんでしたが、屋内消火栓配管埋戻し中に、ホイールローダーが握りこぶし大の石を踏み飛来したことが報告されました。

ボイラー定期修繕中に上部で作業していた人がパイプレンチ・L字型パイプを落とし、下で作業していた人にあたりそうになった飛来・落下事例も出ています。

建設業のヒヤリハット事例3:激突され

次に紹介するのは激突されたことに関するヒヤリハット事例です。鋼板コイルを搬送する際に、2t用小型転がり防止台に5tのコイルを積み発車しようとしたところ、コイルが落ちそうになりました。

また国道改修工事中にドラグ・ショベルでダンプトラックに積み込み作業中に「誰もいなくなったはず」と勝手に判断し、右に旋回したところバケットが作業員に接触しそうになったという事例も出ています。

建設業のヒヤリハット事例4:感電・火災

感電・火災のヒヤリハット事例は、途中で気づき対処できたことで重大事故を防げています。

工事用分電盤内の配線接続の際に、二次側配線接続前に一次側のブレーカーがONになっていました。慌ててOFFにしましたが、気づかずに作業していたら感電していたと報告されています。

また廃油貯蔵タンク内を掃除中に、鉄製のスコップを使用し火花が飛び散りました。慌てて火花が出ないものに変えて事故を防いでいます。

建設業のヒヤリハット事例5:有害物との接触

建設業のヒヤリハット事例の中で、目に見えず発生するのが有害物との接触です。

自動部分装置を有害成分を含む洗浄液で洗っている最中に、外部から入ってきた作業員に匂いを指摘され、慌てて換気して事故を免れた事例が出ています。

またバルブ操作用地下ピットに作業員が倒れているのを、慌てて助けようとしたところ別の作業員に止められ二次災害を免れたという事例もありました。

建設業のヒヤリハット事例6:崩壊・倒壊

ふとした瞬間に、多くの作業員を巻き込む可能性があるのが崩壊・倒壊の事故です。ヒヤリハット事例としては、農業用導水管埋設工事現場で、作業中に地山が崩壊したという内容も報告されています。

またクレーン車でH型鋼材を引き上げて路上に仮置していたところ、上段1列目が崩れて近くにいた作業員の足に当たりそうになった事例もありました。似たものだと木材の整理作業中に立てかけていた木材が倒れてきた事例があります。

建設業のヒヤリハット事例7:挟まれ・巻き込まれ

建設業のヒヤリハットの中で、挟まれ・巻き込まれの事例をみていきましょう。

不要材を小型チェンソーで切断中に、汗拭き用に首に巻いていたタオルが巻き込まれそうになったという事例が発生しました。

他にもバックホー誘導作業中に後進したバックホーに轢かれそうになったり、トラックと電信柱の間に挟まれそうになったりというヒヤリハット事例が報告されます。いずれも少しの油断などで発生してしまいます。

建設業のヒヤリハット事例8:転倒・激突

転倒・激突に関する建設業のヒヤリハット事例は次のとおりです。建設現場で作業中、ダンボールを両手に抱えて運搬中に通路に放置されていたパイプにつまずき転倒しかけた事例が出ています。

足場用鋼管の吊り上げ搬送中に介添えロープを引いたところ、抜け落ち転倒しそうになったヒヤリハット事例も発生しました。また、ダンプトラックで土をおろし、バックしようとしたところ人が居たので慌ててブレーキを踏んだ事例もあります。

建設業のヒヤリハット事例9:高温・低温の物との接触

建設業の現場では高温・低温の物との接触事故が発生する可能性もあります。舗装工事中にアスファルトフィニッシャの脇で作業していたところ、暑さで気分が悪くなったという事例がありました。

またユンボ発動機がオーバーシュートしたので、補助タンクに水を入れた対策を取りました。冷めたと思い補助タンクの蓋を空けたところ、蒸気が吹き出し顔に火傷を負いそうになったというヒヤリハット事例も報告されています。

建設業のヒヤリハット事例10:その他

潜水作業中に潜水士のヘルメットが外れたという事例がありました。

また、石油精製装置の足場組み立て作業中に、鋼管がポンプの操作パネルにあたってしまった事例も報告されています。監視していた作業員が気づいたため、事故・災害を免れました。しかし一時的にも給水ポンプを停止させてしまったことは注意しなければならない出来事です。

ヒヤリハット対策6つ

ヒヤリハット対策6つ

建設業におけるヒヤリハット事例をまとめているのは、あくまでも重大な事故・災害の対策を立てるためです。現場での日々の注意喚起やコミュニケーションにより、これらの事故は防ぐことができます。

また企業全体の取り組みだけではなく、作業員一人ひとりの健康管理などもヒヤリハット対策に繋がります。

ヒヤリハット対策1:注意換気・コミュニケーションをとる

日常業務の中で安全活動を取り入れていることが、対策のひとつとして重要視されています。ミーティングを行い危険予知活動や、新規入場者教育することが大切です。

危険予知活動とはヒヤリハットが発生する前に、作業グループで話し合い事前に対策を立てることを指します。作業員や重機の入れ替わりも激しいので、常に注意喚起・コミュニケーションが必要となります。

ヒヤリハット対策2:柵やネット・ロープなどの設置

転落・墜落対策として必要となるのが柵やネット・ロープなどの設置です。ヒヤリハット対策として、安全を確保できる作業床を設けることが進められています。

安全床が設置できない場合には、安全柵やネットを設けていきます。転落・墜落の可能性がある時には、作業員は安全帯をつけることが必須です。安全帯は作業者の体重に耐えられるものを使用する必要があります。

ヒヤリハット対策3:運搬経路や通路の確保

建設業の現場において、運搬経路や通路を確保することはヒヤリハット対策になります。基本となるのは整理・整頓・清掃・清潔です。

これらは日々の意識の中で改善することができ、ヒヤリハットの事例にもあげられている転倒・激突の対策に繋がる項目のひとつです。

簡単に気をつけられることですが、つまずきによる転倒の災害は頻繁に起きています。

ヒヤリハット対策4:ヘルメット・保護手袋・メガネ等の保護具の着用

ヒヤリハット対策には、服装を正しく着用するのが第一前提です。袖口のボタンは留めて、ズボンの裾は長靴に入れます。作業内容によっては、保護具の装着が定められているので確認は必須です。

ヘルメットはしっかりと顎紐を止めます。アーク溶接・防振対策には専用の手袋を着用しましょう。粉じん作業には粉じん作業メガネ、有害光線には遮光メガネが必要となります。

ヒヤリハット対策5:機械の事前確認や定期点検

挟まれ・巻き込まれ・激突事故の対策に繋がるのが機械の事前確認や定期点検です。運転者以外に周辺を確認する作業員の乗車、人感センサー装置の導入もひとつの対策として取り入れられています。

建設機械は法に定められた特定・定期点検が重要です。異常が認められた際は補修・交換します。また異常が見られなくても、実施した点検内容は記録しておく必要があります。

ヒヤリハット対策6:健康管理をする

健康管理することもヒヤリハット対策に繋がります。種類に関わらず、事故・災害はヒューマンエラーにより発生することがあります。発生件数は多いものの、撲滅することも難しい内容ではあります。

ヒューマンエラーによる事故・災害の発生理由は危険軽視や不注意、疲労による注意散漫なども見受けられます。健康管理を常に心がけることも、ヒヤリハット対策に繋がることを作業員側は覚えておかなければいけません。

ヒヤリハット事例と建設業の取り組み3つ

ヒヤリハット事例は見える化することで、対策を立てることが重要となります。建設業では作業員により安全に作業してもらえるように、取り組みを明確にしているところがほとんどです。

ヒヤリハット事例と建設業の取り組み内容を見ていきましょう。建設業への転職・就職を考えている場合は、取り組みをしっかりと明記している会社が良いでしょう。

ヒヤリハット事例と建設業の取り組み1:報告書の提出

ヒヤリハット報告書は現場によっては一定期間、提出が求められます。現場や企業により報告するべき内容は異なりますが、より詳しく報告することで対策を立てることが可能です。

いつ発生したかは、日付だけではなく時間なども詳しく記入する必要があります。より詳しく情報を記載することで、ヒヤリハット対策に役立つのです。

ヒヤリハット事例と建設業の取り組み2:事例の共有・発表

ヒヤリハット事例は、共有・発表することに意義があります。これらの情報を共有することで、これ以上の重要事故を防ぐ注意喚起にも繋がります。

日々のコミュニケーションや注意喚起に事例を活用する必要があります。そのためにも周りの評価や叱責なども気になりますが、ヒヤリハットの報告は重要となるのです。

ヒヤリハット事例と建設業の取り組み3:安全衛生パトロールの実施

安全衛生パトロールの実施も、ヒヤリハット対策の取り組みとして挙げられます。災害発生の可能性や重要性を見積もり、ヒヤリハット事例に基づき安全対策を講じます。

日々の安全パトロール実施の重要性は、ヒヤリハットの事例から見てももわかるでしょう。日々の確認により、作業員の安全は保たれています。

ヒヤリハット事例を建設業界に転職する際は覚えてこう

建設業界ではヒヤリハットの事例が多く発生しています。建設現場の工程によって、出入りする作業員や重機などは変動するので日々注意・確認した上で作業を進めていかなければなりません。

今回紹介したヒヤリハット事例を確認し、安全対策や予防対策を確認した上で安全に作業を進めていきましょう。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「俺の夢」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら