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モルタルとは何か?基礎知識6つ|作るときのポイント5つを解説

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公開日時 2023.02.15 最終更新日時 2024.01.31

こちらの記事では、モルタルについてご紹介いたします。

 


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モルタルとは何か?

モルタルとは1970年代に外壁材として流行した建築資材で、外壁以外にもレンガやタイルの目地など、さまざまな用途で使われています。

最近では、無機質さがおしゃれと再びモルタル壁の人気が高まりDIYも流行しています。雑誌の特集や動画サイトでもモルタルのDIY情報が数多く発信されているので、興味を持った方もいらっしゃるでしょう。

今回はモルタルの基礎知識や作るときのポイントなどを解説していきます。

モルタルの基礎知識6つ

モルタルとは建築現場でよく使われる建材の1つでもありますが、原料は何なのか、またコンクリートやセメントと同じ灰色で違いが分からないという方も多いでしょう。

まずはモルタルの原料や用途、コンクリートやセメントとの強度や価格の違いなど、モルタルの基礎知識を6つ紹介していきます。

モルタルの基礎知識1:モルタルの原料とは

モルタルとは、セメントに水を加えたセメントペーストに細骨材(さいこつざい)である砂を混ぜて練ったものです。モルタルの原料に使われる砂は直径5mm以下です。

モルタルはセメントと比べるとドロドロしていますが、水硬性のため固まると一定の強度を持つようになります。

モルタルの基礎知識2:セメントとモルタルの違い

セメントとは、石灰石と粘度を混ぜて焼いて粉砕した灰白色の粉のことをいい、モルタルを作る上で欠かせない材料の1つです。

セメントという名称は無機質接着剤の総称ですが、一般的にはコンクリートやモルタルの原料となる土木建築用のポルトラントセメントを指します。

セメントは水を加えると化学反応を起こして固まる性質があり、モルタルやコンクリートを作る上で接着剤のような働きをします。

モルタルの基礎知識3:コンクリートとモルタルの違い

コンクリートとはセメントと砂と砂利を1:3:6の割合で、水を加えて練り上げたものいいます。コンクリートに使われる砂利の直径は5mm以上で「粗骨材」といわれ、混ぜるだけでも重労働です。

また、コンクリートは原料を混ぜ合わせて固まった状態を指し、固まる前は「生コンクリート」「フレッシュコンクリート」などと別称で呼ばれることが多いです。

モルタルの基礎知識4:コンクリートとモルタルの強度の違い

コンクリートとモルタルでは強度において違いがあります。

コンクリートのほうがモルタルより強度が高いと思われがちなのですが、圧縮強度試験によると強度はモルタルが高くなります。モルタルはコンクリートと比べてセメントの割合が多く、砂利が含まれていないことが理由として挙げられます。

ただし、モルタルは乾燥によりヒビが入りやすい欠点があるため、基礎部分や大きな建築物にはコンクリートが使われるようです。

モルタルの基礎知識5:コンクリートとモルタルの値段の違い

コンクリートとモルタルでは値段についても違いがあります。

同量の価格で比較するとモルタルが高くなります。どちらも原料の1つにセメントが含まれていますが、セメントの価格は他の原料に比べて高価なため、含有量が多いモルタルの値段が高くなってしまうからです。

モルタルの基礎知識6:モルタルの用途

モルタルとは、セメント、水、砂を混ぜてペースト状にした粘度のようなもので、外壁の表面仕上げ以外にも用途は広く、さまざまな場所で使われています。

つぎにモルタルの代表的な用途をご紹介します。

建物の下地

モルタルは建物の下地として使われています。建物の内外装においてはきれいな仕上げが求められますが、モルタルで下地調整すると表面の凸凹や塗装のはがれなどを防止できます。

モルタルは用途に応じてさまざまな種類がありますが、下地として使用する場合は左官軽量モルタルが使われます。

左官軽量モルタルとは、通常のものに比べて軽く薄く均一に塗りやすくなっていて、薄付け用または厚付け用があります。

レンガの目地

モルタルはレンガやブロックの目地や空洞を埋めるためにも使われます。

ブロックやレンガは、並べたり積み上げたりするだけではすぐに崩れてしまいますが、モルタルを目地材として使うことで安定します。

レンガなどの目地として使用する場合、配合を変えたモルタルでも使用できますが、最近ではモルタルのデメリットをカバーする、樹脂系素材を加えたモルタルが開発され、高い柔軟性があることから伸縮目地としても使われています。

外壁仕上げ

モルタルはコンクリートの仕上げ材として外壁に塗ることもあり、現在は主流ではないものの需要は未だにあります。

モルタル外壁は、スタッコ、リシン、吹き付けタイル、ローラー仕上げ、左官仕上げなど、さまざまな仕上げ方法があるため、オリジナリティのある味わい深い外壁に仕上げられます。

また、駐車場などの床に塗ると滑らかな表面になり、見た目に美しく水はけが良くなるため、モルタル床の人気も高まっているようです。

モルタルのメリット・デメリットとは?

モルタルのメリット・デメリットとは?

モルタルは、用途の1つに外壁や内装などの仕上げ材としての利用があります。モルタル壁は耐火性があったことから戦後に広まり、現在もデザイン性の高さなどから再び注目を集めています。

これから、モルタルのメリット・デメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

モルタルのメリット4つ

かつて日本では家の外壁といえばモルタルが一般的でしたが、現在はパネルを貼っていくサイディングが主流です。

しかし、モルタルは優れたデザイン性のみならず機能面においても多くのメリットがあるため、最近でも根強い人気があります。

モルタルを使用するとどのようなメリットがあるのか、詳しく紹介します。

モルタルのメリット1:耐火性がある

モルタルのメリット1つ目は「耐火性がある」ということです。木造住宅が多い日本では1950年代に外壁を防火仕様にすることが法律で定められ、それ以降モルタル壁が広まりました。

モルタルは原料が砂やセメントのため燃えにくく、一定の厚さになると「防火構造」「耐火構造」になると認められています。

また、熱を蓄えにくく有毒ガスが発生しないので、火災で避難する時の安全性が高まるといわれています。

モルタルのメリット2:耐久性がある

モルタルのメリット2つ目は「耐久性がある」ということです。モルタル外壁は一般的に30年以上の寿命があるといわれています。

ただし、雨風や紫外線により表面が劣化するので定期的なメンテナンスは必要です。また、モルタルは施工業者が手仕事で仕上げるので、その力量により耐久年数が大きく変わるようです。

施工業者が未熟だとひび割れなどが起こりやすく、その後のメンテナンス回数や費用がかさみます。

モルタルのメリット3:扱いやすい

モルタルのメリット3つ目は「扱いやすい」ということです。

水を混ぜるだけで使えるインスタントモルタルというものがあり、面倒な配合が必要ないため、家庭でのDIYでもよく使われています。

最近は、モルタルの持つ武骨さがおしゃれとメディアに取り上げられることが多く、施工方法も動画サイトで紹介されていることから、床や外構、家具の造作、小物など、DIYする人が増えています。

モルタルのメリット4:デザイン性がある

モルタルのメリット4つ目は「デザイン性がある」ということです。モルタルは塗り壁の一種なので、仕上げ方によって見た目の印象や風合いが変わります。

コテを使って手塗りで仕上げる「塗り壁」は職人の腕の見せどころで、10種類以上のパターンがあるようです。流線模様なら柔らかい表情に、エッジの効いた直線ならシャープな印象にと、壁に思い通りの表情が作れるでしょう。

モルタルのデメリット3つ

モルタルとは耐火性やデザイン性など、メリットが多い建築資材ですが、デメリットがないか気になっている方もいらっしゃるでしょう。

次にモルタルを使用することでどのようなデメリットがあるのか、3つ紹介していきます。

モルタルのデメリット1:施工にかかる時間が長い

モルタルのデメリット1つ目は「施工にかかる時間が長い」ことです。

外壁用モルタルは、下地の上に2~3回の重ね塗りを、1回ごとにしっかり乾燥させて行う必要があるため、施工期間が長くなってしまいます。

モルタル外壁の施工期間は短くて10日間、雨など天候によっては1ヶ月ほどかかる場合があります。

モルタルのデメリット2:職人に技術が必要

モルタルのデメリット2つ目は「職人に技術が必要」ということです。モルタル外壁は職人が手作業で行うため、技術の差によって仕上がりや耐久性が変わってしまいます。

モルタル外壁はひび割れができてしまうとそこから雨水が入り込み、内部の腐食や雨漏りの原因になりますので、施工会社選びは慎重にしましょう。

モルタルのデメリット3:ひび割れが起こる可能性

モルタルのデメリット3つ目は「ひび割れが起こる可能性」があるということです。

モルタル外壁は防水性が低いため、雨や空気中の水分を吸収したり太陽光で乾燥したりを繰り返すと収縮してひび割れを起こしてしまいます。

ひび割れはモルタル壁の大きな問題であり、定期的な検査とメンテナンスが不可欠です。

モルタルを作るときのポイント5つ

モルタルは用途が多く、庭の外構や花壇、ブロック塀やタイルの接着剤など、家庭でのDIYでもよく使われている建材です。

次にモルタル作りのポイントを5つ紹介しますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。

モルタルを作るときのポイント1:配合を間違えない

モルタルを作るときのポイント1つ目は「配合を間違えない」ということです。モルタルは幅広い用途があるため、目的によって配合も少しずつ変わりますが、基本の配合はセメントが1に対して砂が3です。

また、水の量はその日の天候や用途によって微調整が必要で、夏の暑い時期は乾燥しやすいため、水の量を少し増やす必要があります。

造形に使用する場合は少し固めに、接着剤として使う場合は耳たぶぐらいの固さにするのが基本です。

モルタルを作るときのポイント2:使い切れる量を作る

モルタルを作るときのポイント2つ目は「使い切れる量を作る」ことです。モルタルは放置すると、どんどん固まってしまいますので、作業が数日かかる場合はその日に使う分だけを作りましょう。

また、道具類も放置すると乾燥してすぐに固まってしまいますので、作業が終了したらすぐに水洗いします。作業途中でも使わない道具類は水につけておきましょう。

モルタルを作るときのポイント3:作るタイミング

モルタルを作るときのポイント3つ目は「タイミング」です。

モルタルは水を加えてしばらくすると、どんどん固まってしまうので、作業工程の確認作業や下準備はすべて終わらせてから作り始めましょう。

また、モルタルは作り始めたら中断できないので、作業を一気に進める時間的余裕も必要です。

モルタルを作るときのポイント4:安全に作る

モルタルを作るときのポイント4つ目は「安全に作る」ということです。

モルタルは水分を含むと強アルカリ性になるため、皮膚に付着すると荒れたり、目に入ると失明したりする危険性があるので注意が必要です。

防水性の手袋やゴーグルのほか、セメントの粉末を吸い込まないようマスクを装備して作業を進めましょう。小さなお子様やペットがいるご家庭では不用意に近づかないように気をつける必要もあるでしょう。

モルタルを作るときのポイント5:片付けの際の注意点

モルタルを作るときのポイント5つ目は「片付けの際の注意点」です。モルタルは固まる前に洗浄しないと道具類の劣化につながるため注意が必要です。

また、モルタルは水分を含むと強アルカリ性になるので、道具類を洗浄した水をそのまま排水管に流すと詰まったり傷めたりする原因になります。

あらかじめ道具類に付着したモルタルは落としておき、洗浄した水は庭の植物がない場所に穴を掘り埋めて処理すると良いでしょう。

モルタルとは何かを理解しよう

モルタルとは古い家の外壁だけではなく、さまざまな使い方があることを理解していただけたでしょう。

最近はモルタル材を使って自分で外構をDIYしたり、小さな植木鉢やお皿、造形作品などを作ったりするのが流行っているそうです。動画サイトなどで作り方が数多く投稿され、モルタルも用途別にさまざまな種類が一般向けに販売されています。

モルタルとは何かを正しく理解した上で、モルタルDIYに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 


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