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プロット図についての豆知識8つ|凡例や電気施工図との関係とは?

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公開日時 2022.09.25 最終更新日時 2024.01.23

こちらの記事では、プロット図についての豆知識8つについてご紹介いたします。

 


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プロット図とは何か?

プロット図とは構造や意匠、設備などの設計情報をまとめた図面です。

プロット図は総合図とも呼ばれ、設計を基に作成される図面です。設備や配管、電気工事などの情報をまとめて表示し、共有情報として業者間の調整に使用します。

プロットは英語で小説の筋書きを意味しますが、ここでは建築図面の方のプロット図について紹介します。

プロット図の目的

プロット図の目的は、業者の作業内容を記入して打ち合わせに使用するためです。

プロット図の作り方は空調の位置を決め、構造体に配管の貫通する場所を特定します。電気設備やスイッチ類の取り付け場所を加えます。これを不動産屋や依頼主に提示し、要望があれば修正して、完成した図面が施工用です。

プロット図の作成は施工に必要な全作業を記入して、情報共有に役立てます。

プロット図の不備で発生するトラブルとは?

プロット図に不備があると、最悪の場合施工のやり直しです。

配管が記入されていない図面を基に工事を始めてしまうと、必要な補強ができていない構造体が完成してしまいます。後から穴を開けると、強度不足になり補強も不可能です。

建築工事は始まってしまうと後戻りできません。初めに業者が全体像を確認して作業を進めるためにプロット図作成は重要な意味を持ちます。

プロット図についての豆知識8つ

プロット図について、簡単に説明します。

プロット図は設計を具体化して、注文に沿ったものができているか、電気製品や空調設備、水回りなどの配管に無理がないかの確認も行います。官公庁では標準仕様が決まっている場合もあるので、各業者の持っている情報と照合します。

やり直しできない建築現場で、プロット図を使用して施工前の最終確認をそれぞれの立場から複数の視点で行います。

プロット図豆知識1:誰が作るのか

プロット図の作成は現場監督が設計図の完成を受けて行います。

設計図はコンセプトをまとめたものなので、施工管理の責任者である現場監督が2次元表示の線で描かれた図面を3次元の作業用の図面へと描き直します。施工途中の変更も、現場監督の担当です。

関係者の準備もあるので、できるだけ工事の早い段階で作成します。

プロット図豆知識2:誰が使うのか

プロット図は打ち合わせで各業者が使用し、依頼主への説明と承諾を経て、再度現場で使用します。

現場監督が作成した図面は各業者が確認した後、完成させます。このプロット図を使って依頼主や不動産屋などに説明して、スイッチの高さや機器の設置場所の承諾を得ます。必要ならば修正を行ってから現場で使用します。

実際の施工は設計図とプロット図の両方を使って、現場監督が作業員に指示します。

プロット図豆知識3:記載されるべき内容

依頼主の承諾を得るためにプロット図に記載されるべき内容は、給排水や空調設備、電源や照明などです。

設計から起こされた構造図と意匠図に給排水や空調設備を記した設備図、建物の維持管理に必要な電源や照明、火災報知器などを記した電気図を配置します。戸建てや集合住宅の内部はスイッチやコンセント、電話も記載します。

設置できない構造物の柱を避け、必要なものを的確に配置します。

プロット図豆知識4:位置や高さを記載する

依頼主の確認をとるために、コンセントやスイッチは設置する位置や高さも記載します。

電源設備のコンセントや照明スイッチの場所や高さは、依頼主によって異なります。使用する人の背の高さに合わせ、使い勝手を良くします。設置してしまうと付け直しができないので、プロット図の段階で承諾をとります。

電気製品や電話回線、インターネット回線なども確認して、本格的な準備に取り掛かります。

プロット図豆知識5:プロット図と電気施工図の違い

プロット図と電気施工図の違いは、プロット図には配線が記載されていないことです。

プロット図は全体像を把握するために作成するので、コンセントやスイッチの位置決めが目的です。一方の電気施工図には電気工事を行う業者が現場で使用する図面なので、配線の本数や細かな寸法も記載します。

空調設備などの各業者もそれぞれが自社の用途に合わせた詳細な作業図面を作成します。

プロット図豆知識6:床プロット図とは?

床プロット図は壁と床面に取り付ける機器を記入した図面です。

床プロット図に記載されるのは、仕上がりの段階で壁面や床面に取り付けされるものです。コンセントやスイッチ、電話回線やLANケーブルの差込口、分電盤などを取り付け場所に示します。

プロット図で合意された内容を壁と床面に限定して作成する図面です。床プロット図は壁・床プロット図と呼ばれることもあります。

プロット図豆知識7:天井プロット図とは?

天井プロット図は、仕上がった状態の天井面の機器の取り付け状態を表す図面で、天伏図(てんぶせず)とも呼ばれます。

人感センサーや火災報知器、照明器具やコンセント、スピーカーやエアコン、カーテンレールなどの外寸を縮尺に合わせて記載し、確実に設置できるか、干渉していないかを確認します。

施工する天井の割り付けに合わせて記載する天井プロット図は、床プロット図と共に1番目に必要な図面です。

プロット図豆知識8:凡例について

プロット図に記載するコンセントやスイッチ類は凡例を使用して、誰もがわかる共通記号を使用します。

分電盤やスイッチは使用する凡例が決まっています。現場ごとに異なる記号はミスや間違いの原因になるからです。しかし、現場独自の記号も必要になるので、プロット図には凡例の一覧表を付けて情報共有します。

単色で塗りつぶしや斜線と数字やアルファベットで読み間違えない記号が採用されます。

プロット図に盛り込まれる主な項目6つ

プロット図に盛り込まれる主な項目は、コンセントやスイッチ類、電気器具や空調、配管などです。

電気を例にとると、プロット図を基に作成する電気施工図は電気機器の容量計算を行い、分電盤や配電盤、使用電線の選定を行って作成します。全ての作業の基本になるので、プロット図には必要なものを漏れなく記載します。

建物に必要な動力や、住人や利用者が変わっても変更しない設備を全て盛り込みます。

プロット図の主な項目1:コンセント

コンセントは壁などに作って、電気プラグを差し込んで電気を供給するためのものです。

エアコンは電圧が異なる場合もあり、電源が室内機側と室外機側など機種によって違います。トイレや洗濯機用にはアース付きなど、想定する電気設備の情報をプロット図に記載します。

プロット図に記載するコンセントの種類は壁付や床用、一般的なタイプと接地極付、接地端子付も異なる凡例で示します。

プロット図の主な項目2:スイッチ

プロット図に記載するスイッチは、照明器具や換気扇用です。

照明器具のスイッチは住む人の動線を考慮し、換気扇はキッチンやトイレ、お風呂など必要な場所に設置します。プロット図に記載すると設置する高さと避けるべき構造物の柱の場所などが確認できます。

スイッチは片切りとホタル、パイロットなど種類ごとに表示し、それぞれ2路や3路などスイッチの数、防水や調光など機能を有するものも分けて表示します。

プロット図の主な項目3:照明

照明は天井や壁に直接取り付けるので、プロット図に記載して設置場所が構造体に影響を与えない場所か確認します。

賃貸物件の照明は据え付け型で、住人が変わっても変更しない設備です。直接天井や壁に設置するので、途中の変更ができません。集合住宅では、通路の照明も考慮します。

プロット図に記載する場合、LED照明は壁付の表示も行い、センサーライトや埋込照明、避難口誘導灯も分けて記載します。

プロット図の主な項目4:テレビや空調の位置

テレビや空調、電話やインターネットは、生活に欠かせないものなのでプロット図に記載します。

テレビはアンテナ用の差込口と電源がセットになったコンセントを設置します。空調は専用のコンセントと配管も必要で、電話回線やLANケーブルは差込口を記載します。構造体の柱を避け配管の設定を行うので、着工前に関係者全員が情報共有します。

電話回線やLANケーブルの差込口は電話用アウトレットとして壁付と床付に分けます。

プロット図の主な項目5:配管

配管は空調の他、給排水や天井のスプリンクラー、換気扇からの排煙も含めて記載します。

空調に必要な配管の他、給排水は水道を使用するキッチンやお風呂、トイレや天井のスプリンクラーも場所が関係します。お風呂やキッチンの給湯装置や洗濯機の使用場所は水回りから離れた場所の場合もあるので、設置場所と配管に留意します。

プロット図には電気と色分けして記載します。

プロット図の主な項目6:配電盤や分電盤

配電盤は大きな建物に設置され、高圧の電気を建物内で使えるように変換する装置で、一般家庭にはありません。

分電盤は安全に電気を分ける装置で電圧を変える機能はありません。大きな建物はもちろん、一般家庭もブレーカーの裏に設置されています。

配電盤や分電盤をプロット図に記号で記載して、配線が集約できるようにし、回路分けや電気容量算出に利用します。

プロット図について知ろう

プロット図は施工作業を正確に進めるための総合図面です。

プロット図は、完成後には見えない部分をわかりやすく図面化し、施工手順での漏れをなくして設計通りに仕上げる目的で作成されます。電気や空調、配線など全てを集約して作業関係者が共有します。

プロット図の用途や作成手順、記載内容を知ることは、施工関係者と依頼人両方にとって重要です。


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プロット図とは?

プロット図とは構造や意匠、設備などの設計情報をまとめた図面です。
プロット図は総合図とも呼ばれ、設計を基に作成される図面です。設備や配管、電気工事などの情報をまとめて表示し、共有情報として業者間の調整に使用します。

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