ジャッキ式つり上げ機械運転者は、ジャッキ式の建設機械を運転するのに必要な資格です。
この資格が無ければ、ジャッキ式つり上げ機械を運転することができません。
この記事では施工管理技術者も知っておきたい「ジャッキ式つり上げ機械運転者」について紹介します。

ジャッキ式つり上げ機械とは

ジャッキ式つり上げ機械は、吊り材を介して荷物を吊り上げる建設機械のことを指します。

建設現場や工場現場でよく使われる機械の一つですが、大重量のものを吊り上げる際に使われるので、転倒や荷物の脱落などの事故を起こす可能性もあります。
そのためこの機械を安全に運用するためには、ジャッキ式つり上げ機械運転者の資格を取得する必要があります。

出典：安全衛生マネジメント協会「ジャッキ式つり上げ機械とは」

活躍現場と向いている人

ジャッキ式つり上げ機械は、建設現場や工事現場でよく使われます。
そのため建設会社や土木関連の会社などで活躍する機会は多くなります。

ジャッキ式つり上げ機械は、重いものを吊り上げる作業を行うため、慎重に作業できる人が向いているといえます。
また作業計画に基づいて作業を行うので、正確性も求められます。

資格を取るまで

ジャッキ式つり上げ機械運転者の資格を取得するには、10時間以上の特別教育を受ける必要があります。
特別教育は各都道府県の労働基準局や労働基準監督署などで実施されます。
受講資格は満18歳以上であることです。

講習は学科教育と実技教育が行われます。
講習のみで修了考査などはありません。

学科教育

ジャッキ式つり上げ機械に関する知識（3時間以上）
ジャッキ式つり上げ機械の種類や用途、保持機構、ワイヤーロープ、作動装置などの構造や取扱いの方法、ジャッキ式つり上げ機械の裾付け方法

ジャッキ式つり上げ機械の調整や運転に必要な一般的事項に関する知識（2時間以上）
ジャッキ式つり上げ機械の運転に必要な力学、調整方法、合図方法

関係法令（1時間以上）
労働安全衛生法、同法施工令および労働安全衛生規則中の関係条項など

実技教育

ジャッキ式つり上げ機械の調整および運転の方法について（4時間以上）

ジャッキ式つり上げ機械運転に必要な資格

ジャッキ式つり上げ機械運転者は、ジャッキ式つり上げ機械を運転する際に必須の資格です。
この資格があれば建設会社や土木関係の会社など、活躍の幅を広げられるでしょう。

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