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建築業界で主に使用するCADの種類

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公開日時 2022.10.12 最終更新日時 2024.01.23

こちらの記事では、建築業界で主に使用するCADの種類についてご紹介いたします。

 


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現代の建築業界で作成される図面はCADを使用して作成されています。ひとえに図面と言っても種類もたくさん有り、確認申請図面や施工図、プレゼン用の図面など建築業界で使用される図面も種類がたくさん有ります。

会社の業務内容によって作成する図面が変わり、採用されるCADソフトもそれに伴って変わります。

たくさんのCADソフトが有る中で主に建築業界で使用されているCADにはどんな種類が有るのでしょうか。またどの様な業務形態の会社で採用され、どの様な特徴が有るのかご紹介していきましょう。

これから建築業界での活躍を希望される方や既に活躍されている方もCADを覚えるとどの様なメリットが有るかも併せてご紹介していきます。読んで下さる皆様が、読み終えた後に技術力向上のモチベーションを上げられる様に書いていきたいと思います。

JW_CADの特徴と採用している企業や業務形態


建築系CADの中でも利用者の多いJW_CADですが、一体どんな特徴が有ってどの様な業務形態の企業が採用しているのかご紹介していきます。それを踏まえてJW_CADを覚えるとどんな良いことが有るかもみていきましょう。

JW_CAD(ジェイダブルキャド)の特徴

JW_CADは建築業界で長く活躍しているCADで、建築に特化したCADです。特徴として、まずフリーソフトなのでCAD自体のコストが掛からず無料で使用することができます。さらに建築図面を作成するソフトにしては無料とは思えない程の汎用性と機能性が有ります。

別のCADデータからJW_CADデータに変換するという機能が付いているCADも有るくらいなのでとても多く使用されていることが窺えます。

機能としてはクロックメニューというショートカット機能をマウス操作のみで行うことが出来るので図面を効率良く作成できます。2D(2次元)の機能が優れている為、プレゼンを作成する為に使用するというより建築確認申請図面や納まり図、施工図等の詳細に図面を書く場合に多く使用されます。

無料ソフトということも有り、図面を3D(3次元)化にすることはできませんがアイソメの様な2.5D(2.5次元)で奥行のある図面を作成することは可能です。

JW_CADで色付けをすることは可能なので、奥行きのある図面に色付けをすることでちょっとしたプレゼン図を作成することも可能です。近年、簡単な住宅のパースソフトは売っているのであまり多用するケースは無いと思いますが覚えておいて損はない機能となっています。

どの様な企業が採用しているのでしょうか。

CADソフトは高額な物も多く無料でこれだけの機能が付いているCADは多くありません。なので、どの様な企業にも幅広く使用されています。が、大きな案件をたくさん手掛けている会社やスピードを求められる会社、プレゼン重視の企業には不向きなソフトになっています。

基本マウス操作で線を一から書いていくのでたくさん図面が必要な場合はどうしても効率が落ちてしまいます。その為、住宅や小規模の店舗などを手掛けている工務店や住宅リフォームがメインの企業で多く使用されています。無料なので起業したばかりの人や初期コストを抑えたいフリーランスの人にも使用されています。

建築会社において1種類のCADのみでなく複数使用している企業も多いのでメインのCADとJW_CADの併用は会社の規模に関わらず多く見られます。図面データの受け渡しは建築業界では日常茶飯事なのでユーザー数の多いJW_CADだとスムーズに行えます。

そういった点でも好感の持てるCADとなっているので必然的にユーザー数が多くなっていきます。

JW_CADを覚えるべき理由。

とても有名なCADソフトなのでできて当たり前という風潮が有るようです。特に設計士なら仕様が必須で、施工図を書く現場メインの企業でも使用出来ないといけない風潮に有ります。

例えば、就職活動においても図面を書くことが業務範囲内の会社で有れば必ずどんなCADが使えますか。と、面接で聞かれます。なので、マスターしておいて損は無いでしょう。ウィンドウズのOSを搭載しているパソコンで有れば無料で使用できるので操作を覚えておくのも良いでしょう。

書籍も多く売っているので初心者の方でも始めやすいと思います。実際、施工管理職の方でJW_CADを使用できる方はたくさんいます。設計は図面を書く部署、工事は施工管理をする部署というように、しっかりと分業されている会社ではあまり必要有りませんが、設計から工事まで担当する会社に就職・転職する場合、必須スキルとなります。

入社してから困らない様に事前に習得しておけばスムーズに業務が行え、自分の価値を高めることに繋がるっていくでしょう。

JW_CADまとめ

汎用性と機能性が高いので操作を覚えておいて損の無いCADになっています。既に建築業界では必須なCADソフトなので建築業界で活躍を希望される方は操作を覚えておくことをお勧め致します。

特に現在設計や施工管理の技術系の職業でステップアップをしたい方やこれから技術系の職種に就職、転職をお考えの方には履歴書の特技の欄にも書けるのでお勧めです。

なんと言ってもフリーソフトなのでパソコンさえあれば誰でも自由に使用できる部分が最大のポイントになります。現場サイドに渡る最終的な図面は詳細の物でなければいけません。

JW_CADで詳細の図面が作成出来る様になれば、実際に作業する職人に正確に伝えられることが、後戻り無く現場を進めることへの近道となります。

企業から求められる能力のハードルは高くなっていて、常に自分の能力を向上させる必要が有りますが出来る幅を広げられる様に日々頑張っていきましょう。

Vectorworksの特徴と採用している企業や業務形態

Vectorworksの特徴と採用している企業や業務形態


Vectorworksは建築業界でとても有名なCADソフトで人気も高く、採用している企業も多く見受けられます。どの様な機能や特徴が有り、どの様な企業が採用しているかご紹介していきましょう。

それを踏まえてVectorworksを覚えるとどんな良いことが有るかもご紹介していきます。

Vectorworks(ベクターワークス)の特徴

Vectorworksは高性能な2DCADとしても優秀ですが3Dパースを作成するツールとしても優秀なCADです。つまり1つのCADでプレゼンから詳細図面まで作成できるとても多様性の有るCADです。

CADの種類も4種類程有り用途によって購入するパッケージも変わります。優秀なCADなので当然高額になっています。

デザイン寄りの機能が多く搭載されていて工事完成の予想形状をイメージするのには大変良いCADとなっております。影や反射などまで考慮される3Dレンダリング機能も有るのでプレゼン資料として精巧な物が作成できます。

IllustratorやPhotoshopとも相性が良くデザインソフトを併用してワンランク上の提案をすることも可能です。

構造や建築基準法の検討をすることは出来ない部分が有るので技術的な詳細検討が必要な場合は他のソフトと併用して使用する必要が有ります。

どの様な企業が採用しているのでしょうか。

主にデザイン事務所や設計事務所、アトリエや内装業者等のデザイン性を売りにしている企業が採用しています。デザイナーズ住宅や店舗の改装工事をメインにしているクリエイティブな企業は内観や外観パースを提案に重視するのでVectorworksは必須ツールとして活躍しています。

こういった企業は少数精鋭でデザインやプランニングから現場管理まで担当する業務形態が多いので、達成感や能力向上に対しては満足感を得ることができます。また企業が商品を展示するイベントを行う際の、展示会ブースのレイアウト図や内観パースを作成、空間デザインを行う企業にも採用されています。

また、近年BIMのシステムを活用して効率化を図る企業も増えていて、VectorworksもBIMシステムを取り入れており、時代の流れによって新しい物を取り入れる企業に対応している点も好感の持てるポイントとなるでしょう。

BIMシステムとは、従来の図面作成方法だと平面図を作成してその平面図を元に立体的に表現する3D化を行いますが、BIMシステムの場合はコンピューター上で3DCAD図面を作成して、その図面を元に平面図や立面図に展開していく形で、従来とは全く逆のシステムが採用されています。

BIMシステムを採用することで、例え修正が有ったとしても3DCADの図面を修正すれば2Dの図面が全て整合性を保ったまま修正可能という効率の面で大きなメリットが有るので数年前から建築業界から注目されています。

一方、個人事務所やフリーランスの方は初期投資が高額の為、敬遠されがちです。思い切って購入される方もいると思いますが金額がネックになっていることは間違いないでしょう。

デザイン事務所や内装業者と一緒にお仕事をされている企業にお勤めの場合や、お付き合いの有る施工会社はVectorworksの図面を見ることも多いので特性を覚えておくと良いでしょう。

Vectorworksを覚えるべき理由は?

建築の意匠やデザインに携わりたい方には必須のCADとなっています。逆にマスターすればクリエイティブな環境の職場でも活躍できる可能性が有ります。個人で購入するには高額なのでプライベートで覚えるよりは会社で実務をこなしながら覚える形になるでしょう。

連携してillustratorやPhotoshopを覚えるとプレゼン資料をより良く見せることの他にも業務の幅が広がるでしょう。例えば、分譲住宅を手掛けている企業の広告チラシを作成する等デザイン全般の応用に使用できます。有料では有りますが講習を受けることができるスクールも有るので興味が有れば覗いてみるのも良いでしょう。

Vectorworksで作成した図面の良い点は3Dで作成された図面が有ると現場でイメージを伝えることも容易となり、完成のイメージが分かることで作業する方も正確にイメージ共有ができて後戻りの工事を防ぐ効果も有るでしょう。

さらに、施工管理職の方がVectorworksを使用できれば現場サイドのことだけでなく営業サイドの視点でも捉えられる様になるので多種に渡って活躍できるでしょう。

プレゼンができる現場監督って素晴らしいですよね。様々な分野で活躍できるプレイヤーを目指して日々頑張っていきましょう。

Vectorworksまとめ

性能としては高額なCADだけあってとても優秀です。特にプレゼンツールとしては建築CADの中でも最高峰の物です。現場系の建築CADは線に特化したものが多く、絵を得意とするCADはあまり多く有りません。

もし今お勤めの会社のパソコンにインストールされているなら覚えておいて損はないでしょう。住宅は得意でも店舗や事務所の現場はあまり経験したことがないという方はたくさんいます。逆もまた然りです。特に今の時代は多岐に渡って活躍できる即戦力が望まれています。中途採用で採用された方への求められるハードルは高いものとなっています。

そんな時にVectorworksを使用でき、現場の知識や経験を培っていればある程度対応することができるでしょう。色々な立場や視点から見ることは会社の地位を上げるうえで重要な能力です。

地位を上げることで年収アップにも繋がると考えればポジティブな気分になれます。自分の能力向上やステップアップを検討されている方は是非覚えてみてはいかがでしょうか。

求められるハードルが高い分、習得した技術が発揮できた時の満足感と充実感はとても大きなものになるでしょう。技術力向上がきっと貴方の自信になり良い人生に繋がっていければと思います。

AUTOCADの特徴と採用している企業や業務形態


こちらも建築業界ではとても有名で世界的にも使用されているCADになります。どの様な機能や特徴が有り、どの様な企業で採用しているかご紹介していきましょう。

それを踏まえてAUTOCADを覚えるとどんな良いことが有るかご紹介しましょう。

AUTOCAD(オートキャド)の特徴

AUTOCADにも色々な種類が有り、使える機能の豊富さによってライセンスの値段も変わってきます

2Dのみ使用できる物も有れば3Dモデリングまでできる物も有ります。

Vectorworksに比べると建築図面に特化したCADで、より実践的で現場的な印象が有ります。CADのシェアでは無料ソフトのJW_CADを上回るとされる程、幅広い業界で使用されています。JW_CADはマウスを主体に操作し図面を作成しますが、AUTOCADはキーボードから様々なショートカットを駆使して図面を作成していきます。機能を独自でカスタマイズすることができるのもAUTOCADの特徴なので慣れると効率やスピードを大きく向上させることができます。

気になる価格ですが、ライセンス制になっていて年間費が掛かってくる料金形態になっています。種類も複数有るので使用できる機能が増えるほど年間にかかる費用も高くなります。

必要な分野のライセンスを購入して無駄のない様に慎重に選びましょう。

どの様な企業が使用しているのでしょうか。

AUTOCADシリーズを採用している会社はたくさん有り、建築業界に留まらず様々な業界で採用されています。シェアは建築業界が多く主に土木関係の会社やゼネコン系の会社に多く採用されています。

土木関係はAUTOCAD LTという種類のCADが主に使用されていて、公共事業等の土木工事を手掛けている企業も採用しています。ゼネコン系の会社はAUTOCADが高確率で採用されています。

作成する図面の枚数や求められる図面の枚数も多いので効率よく作成しないといけない場合が多いためです。その他の業界でも機械系の部品の詳細図を書く時に使用したり、自動車の部品の詳細図を書く時に採用されたりしています。

AUTOCADシリーズではそれぞれ使用用途に合ったCADソフトが出ていて、各専門分野で使用する記号やツールが盛り込まれています。その専門性が多くの業界や企業で採用されている理由になります。

他のCADと比べても2DCAD機能において最も優秀なCADソフトの一つでしょう。また、個人事務所でゼネコンの外注先として業務を請け負っているところはAUTOCADを使用している場合も有ります。

毎年の年会費は個人の方には重くのしかかってきますが、作成した図面を様々なデータに変換することもできるのでその様な機能を考えると採用するメリットの方が大きいでしょう。

こちらもJW_CADと一緒で図面の受け渡し時に文字化けや縮尺のズレ等が起こるとかえって手間になります。そんな時に同じAUTOCADを採用しているとスムーズに物事が運ぶでしょう。

AUTOCADを覚えるべき理由は?

AUTOCADを採用している企業はとにかく図面を書く枚数が多い傾向が有ります。例えば12階建てのマンションの施工図を書く場合、平面図だけでなく電気や設備図も部屋分必要になります。そういった場合必然的に枚数が増えていきます。なので、人員確保が必要になりAUTOCADが使用できるCADオペレーターや施工図が作成できる方への求人が多く見られます。

とにかくシェアが多いので、AUTOCADを覚えれば大きな強みになることは間違いないです。後は、子育てで一時業界から離れた女性の方もAUTOCADが使用できればCADオペレーターや設計士として業界に復帰をし、活躍することも十分可能だと思います。

CADの料金はライセンス制となり、年間費用が毎年掛かってくるのでやはり個人的に毎年費用を払うのは現実的では有りません。難易度は機能が多く使いこなすとなると勉強が必要になりますが、もし今お勤めの会社でパソコンにインストールされていればAUTOCADを無料で覚えるチャンスです。

実際の業務をこなしながら覚えることは大変だとは思いますが、早く覚えるチャンスだとポジティブに捉えてこの機会に是非覚えてみてはいかがでしょうか。

AUTOCADまとめ

図面を書くことに特化したCADなのでプレゼンというよりかは精密に図面を作成する場合に使用します。3Dモデリングもできるのでパースを作成することも可能ですが、どちらかというと施工図などの詳細図を作成する用途の方が多いです。

AUTOCADは大きな工事案件を手掛ける会社でよく採用されていて、ハウスメーカーや工務店、小規模の店舗や事務所等をメインの案件にしている企業に勤めている方はAUTOCADを使ったことが無いという方がたくさんいます。必要性の話になりますが比較的規模の小さい案件を多く手掛けている方は他のJW_CADやVectorworksが使用できれば困ることがあまり無いのです。ですがゼネコン等に比べて比較的小さな案件を手掛ける企業でも大型の案件と関わることも有ります。その様な大型案件ではAUTOCADを使用しなければならない場合も有ります。そういう状況ではとても重宝されます。

つまり出来る様になっていて全く損がありません。もし現状で使えるCADが無い場合はJW_CADを最初に覚える様にお勧め致しますが、1つCADを既に覚えているなら次に覚えるCADはAUTOCADを間違いなくお勧め致します。難易度は高機能なので知識とスキルが必要になり時間も掛かってしまうでしょう。

独学が難しい場合はこちらも有料では有りますが講座を開講しているパソコンスクールが有るので検討してみてはいかがでしょうか。時には自分にお金と時間の先行投資をすることも必要となってくる場合があります。

AUTOCADはとにかく幅広い業界にシェアを持っているCADなので是非覚えておいてステップアップに繋げられるように日々技術を磨いていきましょう。

その他のCADの特徴と採用している企業や業務形態

その他のCADの特徴と採用している企業や業務形態


これまで建築業界で多く使用されている代表的なCADをご紹介して来ましたが、代表的な物以外にも使用されているCADはたくさん有ります。一体どんなCADが採用されているかご紹介していきましょう

CADの種類もたくさん有るのでその中でも人気のCADに絞ってご紹介します。そのCADを覚えるとどんな良いことが有るかもご紹介していきましょう。

その他のCAD紹介

① DRA−CAD(ドラキャド)
DRA−CADも建築業界では有名なCADで建築に特化したCADです。JW_CAD やAUTOCADとの相性も良くデータのやり取りがし易いソフトになります。

実際の業務では図面の受け渡し時に互換性がなくCAD間でのやり取りが上手くいかず、文字化けしたり縮尺が合わなかったりとスムーズに物事が運ばない場合も多々有ります。

その点DRA−CADは良く使用されるJW_CADやAUTOCADと相性がよい為、その点での煩わしさはあまり無いでしょう。建築基準法の法規チェックも行えるソフトなので好んで使用される方も多いです。他の有名CADソフトに比べると価格も安価な部分も人気のポイントでしょう。

② ARCHITREND(アーキトレンド)
住宅の間取りやプレゼンから申請図面等の設計業務全般に対応した高度なCADソフトです。平面図を作成すると自動で立面図や伏せ図等を作成してくれるので整合性が狂わない所が特徴です。

構造の検討も出来るのでこのソフトで大方、完結できることもメリットです。機能が優れている分、大変高価なCADソフトとなっています。

プランニングから申請業務、施工図や詳細図等も作成できるので大変効率的です。使用できれば作業のスピードが大幅に改善される可能性も高いでしょう。

③ 企業独自のCAD
こちらのCADは自社独自の工法や商品を持っている企業が独自の商品に合わせたCADを持っているパターンです。

簡単に言うと一般流通のCADでは効率が悪いので自社でCADシステムを開発して自社商品の設計や工事が図面を作成し易い様に開発されたCADのことです。

このようなCADを覚えるのは自社CADを開発している企業に入らないと触ることすら出来ません。逆に覚えても他の会社で使用することはないので強みになるかと言えばならない可能性があります。

どの様な企業が使用しているのでしょうか。

① DRA−CADの使用されている企業は主に、個人の設計事務所や住宅をメインとする工務店に見受けられます。理由は有料CADにしては比較的安価な部分とデータの受け渡しが容易なので、スムーズにやり取りができる為です。

設計事務所は確認申請業務を行うことも多いので法規チェックができる部分も好まれるポイントです。

② ARCHITRENDが採用されている企業はハウスメーカーや工務店になります。自社製品を持っていないが、たくさんの着工件数を持っている会社は効率化が求められます。その様な状況の場合に図面作成から法規チェック等様々な機能が使えることはとても有用です。

特に整合性が合わないと修正も必要になってくるので自動で作成してくれるARCHITRENDが最適だと思われます。

③独自のCADを使用している企業は大企業と言えます。自社で独自の構造を開発して商品として売り出している企業はハウスメーカーの大手に見られます。

大手企業が商品の図面を作成するのに独自のCADを開発している場合がほとんどです。当然開発には建築の分野以外にもソフトを開発するノウハウも必要になるので、その部分にもコストがかかってきます。

つまり有る程度の人数がいないと会社が回っていかないので必然的に大手企業となってきます。

覚えるべき理由は?

①DRA‐CADは木造の壁量計算のコマンドが有るので確認申請図面を作成する時にも対応していて構造に強い部分が有ります。木造住宅で特に4号建築物の確認申請書類を作成する設計事務所や個人事務所で働く場合は覚えておいて損は有りません。

入力の仕方が分かるだけでも業務に役立ちます。

②ARCHITRENDは操作が複雑なので覚えることができれば作業時間の短縮に繋がります。全く操作したことがない状態で覚える場合はかなりの労力を費やします。高額なCADソフトの為、あらかじめ覚えておくということはできないので実際使用してから覚える形になるでしょう。

実際の業務をしながら覚えると早いのですがプレッシャーも掛かるので時間との闘いとなります。

その他のCADまとめ

この様に建築業界で採用されているCADはたくさん有り、挙げさせて頂いたCADはまだほんの一部となります。

それぞれ機能的にも効率的にも汎用性にも一長一短有ります。

紹介に挙げましたDRA‐CADとARCHITRENDはその中でもとても優れているCADになります。あとはどの様な会社に入社してどんな活躍を希望するかによって覚えるCADが変わってきます。

さらに企業独自のCADを使用している会社に関しては、入社してからでないと覚える機会も有りません。ある程度他のCAD操作ができる方だとスムーズに覚えることも可能ですが、全くCAD自体を触ったことが無い人はまずCADという物に慣れる必要が有ります。

そんな時はフリーソフトのJW_CADで慣らしてみてはいかがでしょうか。

流石に全てのCADを網羅するのは現実的では無いので自分のやりたいことやキャリア形成、どんな環境で働きたいかをまず固める作業が必要になります。

その結果を踏まえてどのCADを学ぶか決めていけば良いと思います。

ご紹介してきたCADのどれか1つでも習得できれば活躍できる場も増えてくと思うので頑張って覚えていきましょう。

まとめ


近年職場で求められることは即戦力かつ、複数のスキルを持っていないとそもそも企業に採用されないケースも見られます。

その中でCADを覚えるということは建築業界において大きな武器となる筈です。

現場を回す施工管理職にプラスアルファで習得すればきっとステップアップに繋がるきっかけになると信じています。

 


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