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公開日時 2018.12.12
最終更新日時 2022.04.06

【現場監督とメンタルヘルス⑦】実は逆効果!?部下へのメンタルヘルス対策の間違いとは

部下にとって上司とは緊張する存在であり、なかなかメンタルヘルスの不調を相談できないこともあります。
そして上司が良かれと思って行ったメンタルヘルス対策が、実は部下を苦しめてしまっているということも考えられます。
今回は、実は逆効果なメンタルヘルス対策の間違いをご紹介します。

間違いやすいメンタルヘルス対策

部下のメンタルヘルスの不調に早く気づくため、プライベートでも関わりを深くしようと考えていませんか。
例えばプライベートの悩みなどの会話を増やそうとしたり、食事に誘ったりするような上司は多いのではないでしょうか。
しかしプライベートな会話を聞かれるのは嫌な方も多いです。
また少しなら平気な方も、仕事上の付き合いではないプライベートの付き合いが増えるのを重荷に感じる方もいます。
さらにプライベートの話だけを行って、悩みなどの話をしっかり聞いてくれないなどの不満ももちかねません。
まず業務中に仕事上の悩みがあるのかどうかをそれとなく聞いてみましょう。
そして原因はどこにあるのか、自分だけで解決できるのか、上司や会社のサポートは必要かなどを徐々に聞いていきます。
そうすれば部下も悩みを相談しやすくなるでしょう。
もし仕事以外のことでメンタルの不調を引き起こしているなら、上司では解決できないことも多いので、早めに専門医の受診をすすめます。

話を聞けば良いというわけではない

しかしただしっかりと話や愚痴を聞けば良いというわけではありません。
頑張っている、大変だな、などの声をかけても、問題は解決しないため、お互いに疲れただけで終わってしまいます。
メンタルヘルスの不調が軽い場合は、ねぎらいの言葉である程度解決することもありますが、もっと深く悩んでいた場合は問題を取り除く必要があります。
まずは何で悩んでいるのかに焦点をしぼり、問題解決に向かってのアイデアを一緒に考えます。
そして実際に上司がサポートできる事案であれば、支えてあげましょう。
もし悩みが職場に関することであれば、自らの現場はどうだったか、相談しにくい雰囲気を作っていないかなどを省みることも必要です。
上司や部下本人だけで解決できないようなら、カウンセリングや専門医の受診をすすめてみましょう。

メンタルヘルスケアに正解はない

よくあるメンタルヘルスケア対策の間違いについてご紹介しました。
しかしメンタルヘルスケアは難しく、場合によっては上司の現場監督本人もつらくなってしまうことが考えられます。
できることは精いっぱいサポートしながらも、つらいと感じたら専門家の力を借りましょう。

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