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建設機械の種類12種|建設現場での運転に必要な免許と講習も併せて紹介

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公開日時 2023.02.10 最終更新日時 2023.02.10

こちらの記事では、建設機械の種類についてご紹介いたします。

 


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建設機械とは

建設機械とは、主に建設現場で使用される機械の総称を指します。道路工事を行う小型の機械から、山を切り崩し、高層ビルを建てるために使う大型の機械など、大きさもさまざまです。

建設機械は用途によって種類もさまざまで、広大な土地の土木造成、山間部での森林伐採、民家や大型建造物の解体工事など、それぞれの現場に適した機械を使用することで効率よく作業することができます。

重機と建設機械の違い

重機とは、建設現場工事で使う機械の中でも大型機械を指します。重量があり、かつ大きさが巨大な機械が重機と呼ばれます。主な種類にショベルカーやブルドーザなどがあります。一般的に動力機械類が付いており、人力よりも仕事を素早く行うことができます。

一方で、建設機械は建設現場で使われる全ての機械を指します。大型のものに限らず、小型のショベルカーや発電機、ランマー、圧砕機など、多種多様な種類があります。

建設機械の種類12種

建設機械は、汎用的に使用できる機械から、用途が限定されている機械までさまざまな種類があります。建設現場によって機械を選定して使用する必要があります。

動力はディーゼルで動く種類が多くあります。近年はハイブリッド車など環境に配慮した機械も登場しています。動力は油圧式のものがほとんどで、重い車体を動かすことや、大きな力を生み出して作業することができます。

そんな建設機械の中でも、実際の現場で使用されることの多い代表的な機械12種類を紹介します。

建設機械の種類1:油圧ショベル

油圧ショベルは地面を掘ったり土砂をトラックに積み込んだりする建機です。ユンボ、バックホー、ショベルカーと呼ばれることもあります。
油圧ショベルは、移動装置の無限軌道の上に操縦席やエンジンがのり、本体をつくっています。無限軌道とはいわゆるキャタピラーのことです。キャタピラーは商品名で、一般名は無限軌道です。
油圧ショベルの最大の特徴は、本体から長いアームが伸び、アームの先端にバケットと呼ばれる「器」が付いているところです。アームは人の腕のように関節があるので、左右上下前後に自由に動きます。
バケットは用途に応じて、さまざまなタイプのアタッチメントに付け替えることができます。
油圧ショベルが活躍する現場は「すべての建設工事」であり、汎用性が高い機械です。

建設機械の種類2:建設用クレーン

建設用クレーンは重い荷物を吊り上げて移動させる建機です。ビル建設で鉄骨を上に運ぶ手段は建設用クレーンしかありません。
超高層ビルをつくるときに使うタイプはタワークレーンと呼ばれています。
タワークレーンは最終的には高層ビルの屋上に設置されます。すべての重い荷物を運び終えると、解体されて地上に降ろされます。

建設機械の種類3:トラクタ(ブルドーザ)

建機のトラクタは、農場で使われるトラクタとはまったくの別物です。
ブルドーザといったほうがイメージしやすいでしょうか。
トラクタの本体部分は油圧ショベル同様「キャタピラー+操縦席+エンジン」で構成されています。トラクタには、アームの代わりに「ドーザ」と呼ばれる「へら」のような土工装置がついています。トラクタを使えば砂利の山を一気に移動させることができます。山を削るときもトラクタは便利です。

建設機械の種類4:ホイールローダ

ホイールローダは、タイヤで走行し、車体前面にあるバケットを使って土砂の積み込みを行ったり、土砂をすくったまま移動したりすることができる建設機械です。

土木工事の現場では土砂の運搬に使用されるほか、降雪地帯では除雪作業にも使われます。また、農業や畜産業の現場では飼料運搬にも使用できます。

小型のホイールローダであれば、狭小な地形でも小回りが利くため作業しやすく、鉱山や採石場で使用される種類の大型ホイールローダもあります。

建設機械の種類5:ダンプトラック

ダンプトラックは、建設現場で掘削した土砂や、採石場や鉱山で採れた原石などの材料を多く積み込んだ状態で運搬するための建設機械です。また、運搬物を降ろすために、荷台部分が持ち上がるようになっています。

一般的には、リジッドフレームダンプという、普通車のように前輪で舵を切り走行する種類があります。荷台部分の面積が大きく取れ、中には運転席の天井部分を覆うような荷台を備える大型のダンプトラックもあります。

この他に、アーティキュレートダンプという種類は、車体の中央部が屈曲して曲がることができ、車輪への接地圧が小さくなり、悪路走行に向いています。

建設機械の種類6:モータグレーダ

モータグレーダは、タイヤで走行し、車体の中央部にあるブレードを使って、地面を削ったり、道路などの舗装路面を平らにならしたりする種類の建設機械です。

ブレードは大きく動いたり、精密な作業も行うことができるため、法面を整形する作業にも使用できたり、地面の凹凸がなくなるよう広範囲の造成地での整地作業にも使用することができます。

また、前輪と後輪の間が屈曲するアーティキュレート構造になっているため、小回りが利きます。

建設機械の種類7:スキッドステアローダ

スキッドステアローダは、ホイールローダと似た種類で、運搬作業に使用される建設機械です。

車体の前方にバケットが付いており、土砂をすくって運ぶことができるのはホイールローダと同じです。違いは、車体が小さく、その場で旋回が可能な点です。また、車体後方が走行部からはみ出さないようになっています。

タイヤで走行するものをスキッドステアローダと呼び、クローラ(履帯)で走行するものはコンパクトトラックローダと呼ばれています。

建設機械の種類8:杭打機

杭打機は、道路や橋梁、ビルなどの大型建造物の土台となる基礎杭を、地中に施工するための建設機械です。

基礎杭を打ち込む方式によって、打撃式、圧入式、掘削式の3種類があります。

打撃式では、杭の上部からハンマーを使って打ち込む方式で、騒音や振動が大きく現在あまり用いられない方式です。ディーゼルハンマーや油圧ハンマーの種類があります。

圧入式では、油圧ユニットを使用して杭を打ち込んでいく方式です。軟弱地盤であっても打ち込みができる方式でもあります。小型杭であれば打ち込めますが、大型になると打ち込み圧力が足りず使用できません。振動や泥水が発生しませんが、固い地盤では打ち込めません。

掘削式では、先端がスクリューになったオーガを使って掘削します。杭の先端からはウォータージェットが出て掘削を行います。打撃式や圧入式の方式を使用しているため、固い地盤でも打ち込みが可能です。一般的には三点式パイルドライバが多く用いられています。

建設機械の種類9:アスファルトフィニッシャー

アスファルトフィニッシャーは、道路工事の際に路面にアスファルト舗装を行ったり、路面を締め固めたりすることに使用する建設機械です。

走行部はタイヤ式とクローラ(履帯)式の種類があります。アスファルト合材を積み込むホッパーから車体後方にあるスクリードに送りこみます。そして、バーナーで加熱しながら合材を溶かし、敷設して走行します。スクリード部分は伸縮可能になっており、道路の車幅に合わせてアスファルト舗装することが可能となっています。

建設機械の種類10:選別機

選別機は、建設現場で発生した土砂、混合廃棄物、産業廃棄物を集め、重量や細かさなどによってふるいにかけて選別するための建設機械です。

廃材などと混ざった土砂を選別機に入れることで、ベルトコンベアーに乗せて送られ、風力や水圧で重量物を弾き、目の細かいふるいにかけて選別が可能です。

選別した廃棄物はプラスチックや金属、ビンなどに分けられ、新たに資源として再利用することが可能です。

建設機械の種類11:粉砕機

粉砕機は、建設現場で発生したコンクリートガラや、山間部現場で発生した木材や石材などの不要物を粉砕するための建設機械です。

ホッパー部に集めた産業廃棄物や混合廃棄物をベルトコンベアーで送り、開閉圧縮する粉砕部で細かく粉砕されます。

コンクリートガラや石材は路盤材として再利用ができます。また、建築廃材や伐採時に発生した木材を粉砕する種類であれば、チップ状に細かくすることで燃料や堆肥として再利用ができるなど、自然環境に配慮した機械となっていることが特徴です。

建設機械の種類12:穴掘建柱車

穴堀建柱車は、車両の後方にクレーンのような装置が付いており、電柱などを埋設するために使用される建設機械です。この機械だけで、穴を開ける作業と柱状の種類の物を吊り上げる作業が両方行えます。

穴堀建柱車のクレーン先端部にアースオーガが付いており、ドリル状に進むことで掘削作業ができます。その後、電柱などを固定して吊り上げ、穴に差し込んで埋設します。トラックなどの車両になっているので、現場まで自走できます。

建設機械の運転に必要な免許と講習5つ

建設機械の運転に必要な免許と講習5つ

建設機械はその種類によって、必要な資格(免許の種類)は異なります。建設現場では、免許や資格がないと操縦できないことや、作業そのものに影響が出てしまうことがあります。また、その種類は多岐に渡るため、これらの資格知識を持っておくことはとても重要です。

ここからは、建設現場で持っていると必ず役に立つ免許や、建設現場で働くうえで最低限持っておきたい資格やその講習について、5つをピックアップして紹介します。

必要な免許と講習1:建設機械施工技士

建設機械施工技士とは、土木工事業、舗装工事業の建設業許可が取得できる国土交通大臣認定の国家資格です。単に建設機械の運転技術を図るオペレーターとしての試験ではなく、施工における管理監督者としての技術も求められます。

試験種類については、学科試験と実地試験があります。実務経験によっても受験資格が異なります。

当試験に合格すると、建設業法で定められた専任技術者(建設業許可)主任技術者・監理技術者(現場常駐)としての資格が付与されます。

建設機械施工技士|建設管理センター

必要な免許と講習2:建設機械整備技能士

建設機械整備技能士は、建設機械の点検や修繕などの整備技術を認定する都道府県職業能力開発協会が実施する国家資格です。油圧ショベルやブルドーザなどの建設機械は、整備不良があると重大事故にもつながりかねないものです。そんな現場で使う機械の安全を支える重要な資格です。

試験種類については、学科試験と実技試験があります。実務経験によって受験資格が異なります。

建設機械は労働安全衛生法によって「定期自主検査」をすることが義務づけられています。建設機械整備技能士の有資格者は、事業内検査者および検査業者所属検査者としての資格が得られます。

建設機械整備技能士

必要な免許と講習3:フォークリフト運転技能講習

フォークリフト運転技能講習は、運搬作業に欠かすことのできない建設機械である、フォークリフトを運転するために必要な講習です。この講習を修了すると、フォークリフトだけでなく、埠頭で使用されるストラドルキャリアやトップリフターの機械操作も可能となります。

受講資格は18歳以上であれば可能で、最長履修時間は35時間となっています。ただし、取得している免許によって、履修時間が短くなることがあります。

また、運転技能講習と似た資格で、特別教育があります。運転技能講習を修了した場合は1t以上の機体を運転できますが、特別教育修了者は1t未満の機体までしか運転できませんので、資格の種類に注意してください。

こちらの運転技能講習では、工事現場での運転走行が可能となりますが、公道を走る際は別で運転免許が必要になります。フォークリフトは機体重量によって、小型特殊または大型特殊の免許が必要になります。

必要な免許と講習4:ショベルローダー等運転技能講習

ショベルローダー等運転技能講習は、土砂などの積み込み作業に適した建設機械であるショベルローダーを運転するために必要な講習です。似ている建設機械にホイールローダがありますが、ホイールローダは車両系建設機械運転技能講習を修了することで運転できる機械です。ショベルローダー等運転技能講習を修了していても運転できないため注意が必要です。

このショベルローダー等運転技能講習を修了すると、フォークローダーも運転可能となります。フォークローダーは、ショベルローダー先端のバケット部分をフォーク(さや)に付け替えたものですが、フォークリフトの運転技能講習とは別の資格となります。

受講資格は18歳以上であれば可能で、最長履修時間は35時間となっています。ただし、取得している免許によって、履修時間が短くなることがあります。

また、運転技能講習と似た資格で、特別教育があります。運転技能講習を修了した場合は1t以上の機体を運転できますが、特別教育修了者は1t未満の機体までしか運転できませんので、資格の種類に注意してください。

必要な免許と講習5:車両系建設機械運転技能講習

車両系建設機械運転技能講習は、建設機械の運転を行うための知識や技能に関する講習を修了することで得られる資格です。ひと括りに車両系とまとめられていますが、整地・運搬・積込・掘削用、解体用、基礎工事用、コンクリート打設用の4種類に分類されており、それぞれの講習によって操縦できる機械も異なります。

整地・運搬・積込・掘削用では、油圧ショベル、ホイールローダやブルドーザなど、多くの種類の建設機械が運転できます。

解体用では、圧砕機やブレーカー、鉄骨切断機などの油圧ショベルに取り付ける解体工事用アタッチメントを使用できるようになります。

基礎工事用では、杭打機やアースドリル、アースオーガなどの基礎工事用機械を扱えます。

コンクリート打設用では、コンクリートポンプ車などのコンクリートを取り扱う車両などが運転できます。

運転技能講習では学科と実技を学びます。各種資格や免許を持っていると講習時間が短くなりますが、最長履修時間は38時間となっています。

また、運転技能講習と似た資格で、特別教育があります。運転技能講習を修了した場合は3t以上の機体を運転できますが、特別教育修了者は3t未満の機体までしか運転できませんので、資格種類に注意してください。

建設機械の種類と運転に必要な資格を知ろう

建設機械の種類は各現場や環境に適応した機械となり、その種類は多種多様です。それに加え、建設機械はひとつ操作を誤ると重大な労働災害にもつながるため、操縦者は正しい運転技能を有していることが大切になります。

上記で紹介した5つの免許や講習の他にも、さまざまな資格が存在します。これまで紹介した運転技能講習と似たものに特別講習もあります。それぞれの違いは機体質量の制限があるかないかで分かれています。

このように建設機械の運転に必要な資格を知ったうえで、資格を取得することが重要です。

 


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