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建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法8選|トラブルになる原因など紹介

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公開日時 2023.02.20 最終更新日時 2024.01.30

こちらの記事では、建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法についてご紹介いたします。

 


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建設現場の近隣住人とトラブルになる原因4選


建設現場の近隣住人とトラブルになる原因として次の4つが多くなっています。
まず、騒音が一番トラブルになることが多く、続いて騒音に関連して住人が不快に感じる振動があります。
振動の大きさの数値は、75デシベルを超えると問題が出てきます。
次に、振動も関係しますが大型車両が通ることなどで、身の安全や通行の自由が脅かされることがあります。
そして、トラブルの中でも気を付けたいこととして、現場作業員のマナーが悪いことで住人とトラブルが起こることがありますが、これは注意することで回避ができます。

1:騒音が一番トラブルになる

騒音とされる客観的基準は、環境省の定める環境基本法の中の「騒音に係る環境基準」によって具体的数値が示されています。
しかし、時間帯や地域の特性、道路に面しているかなどの環境によって数値は異なっています。
騒音の測定には騒音計が使われ、「デシベル」という単位が用いられます。
普通とされる騒音レベルは40~50デシベルで、会話に支障のない静かな室内の環境といえます。
「うるさい」と感じる基準は60デシベル以上で、乗用車やトイレの洗浄音、テレビの音などが挙げられます。
社会福祉施設のある地域は昼間50デシベル、夜間40デシベル以下の基準値が設定されており、居住区の地域、また商業や工業に供される地域と比べ低く設定されています。
建設工事の場合、ブルドーザーでいえば至近の音で90デシベル、約40m離れても50デシベル以上はあるようですから、近隣の場合は「うるさい」と感じやすくなります。

出典:騒音に係る環境基準について|環境省

2:住人が不快に感じる振動とは

建設現場の近隣住人とトラブルになる原因として、騒音に続き振動があります。
近隣住人が不快に感じる振動は、窓がガタガタと音を鳴らすことや、ひどいときは床の揺れを引き起こしてしまいます。
振動は振動規制法により、建設現場で作業を行う際には、75デシベルの振動数値を超えないことが求められています。
しかしこれを超えなくても、振動が気になる住人がいるときは、振動対策が追加で必要になってきます。

出典:振動規制法 特定建設作業|環境省

振動の数値

建設現場の近隣住人とトラブルになる原因に振動もありますが、規制されている振動の数値は、振動規制法で建設現場での振動上限値が75デシベルと決められています。
しかし、振動は人それぞれ感じ方も違い、地盤やその家の構造も影響してきます。
振動の数値を規制値内に抑えることは必要ですが、苦情が出た場合は別に振動を抑える遮蔽版の設置などの方策や、振動場所を移動させるなどの対策が必要になります。

3:大型車両が通る

建設現場の近隣住人とトラブルになる原因として、大型車両が通ることがあります。
工事の規模によりますが、機材の搬入や起重機の使用などで大型車両が住宅地の中に入り込んでしまいます。
これにより道路がふさがれて、交通障害を起こしてしまう可能性や、大型車両自体が通行する際に、住民から見ると危険を感じてしまいます。
交通障害を引き起こさないまでも、通行に時間がかかってしまいストレスを与えることになるため、このように悪影響となる交通止めなどは、近隣住人とのトラブルを起こさないために最小限に抑える必要があります。

4:現場作業員のマナーが悪い

建設現場の近隣住人とトラブルになる原因に、現場作業員のマナーが悪いことが多くあります。
建設現場での挨拶やマナーは必要不可欠で、注意して守るべきです。
建設現場で工事をスムーズに進めるために、近隣住人の方々への配慮と思いやりが大事になっています。
それを実践するのが、マナーを守ることと挨拶を確実に行うことです。
守るべきマナーとして、休憩場所の目隠しや、喫煙場所の徹底、そして近隣住人の目があることへの注意です。
さらに、住人の方と挨拶をすることは、マナーが良いことを印象付けてくれます。

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法8選

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法8選


建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法を8つご紹介していきます。
まずは、工事を始める前に近隣住人に挨拶をし、工事着手前には役所や警察に正式な届を提出しておくことです。
また、余計なトラブルを避けるために、工事の前に地盤の新しい情報を取得しておくことも必要です。
さらには騒音や振動、そしてほこりや粉じん・ゴミの対策は怠らないようにしましょう。
これらの対策を確実に行いながら、工事期間中は近隣住民との挨拶を忘れずに、良好なコミュニケーションが取れるようにしておくことが大事です。

1:工事を始める前に近隣住人に挨拶をする

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法として、必要不可欠なことが工事を始める前に近隣住人に挨拶をすることです。
工事が始まる前に、近隣住人の方に向けて前もって通知や挨拶をするかどうかで、相手の反応は大きく変わります。
この作業を怠ってしまうと、要らぬトラブルが起こる場合がありますので必ず行いましょう。
事前のお知らせを行うことで、これから近隣住人にご不便をおかけすることを事前告知できますので、突然に不便なことが起こるよりも緩衝材になってくれます。

2:役所や警察に正式な届を提出する

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法には、役所や警察に正式な届を提出することがあります。
経費や手間がかかってしまいますが、役所や警察への正式な手続きである道路使用許可などの手続きは、事前に済ませる必要があります。
小規模な工事では工事許可が必要ではないため行わなかったり、さらに工事が短期間なので必要な道路使用許可を取らなかったりする業者がいます。
もし何かトラブルが起きたときに、役所や警察へ正式な届けをきちんと出していなければ、事態が悪い方に進むことを回避できます。
明らかに違法なケースであると、下請け業者でも業務停止や罰金なども課されてしまうことがありますので、必要な手続きは事前に済ませておきましょう。

3:工事の前に地盤の新しい情報を取得しておく

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法には、工事の前に地盤の新しい情報を取得しておくことがあります。
現場の地盤の古い情報に頼って誤った工事手法をとってしまうと、地盤沈下などが起こる可能性があり、近隣住民とのトラブルの原因となります。
そして、地盤情報が古く地下埋設管までダメージを与えてしまうと、近隣住人との余計なトラブルを起こしかねません。

地盤の新しい情報を取得しておかなければならない理由

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法で、地盤の新しい情報を取得しておかなければならない理由は、現場の最新状態を把握して、間違いのない工事を実施するためです。
古い図面や古い地盤の情報に頼ってしまうと、工事の方法を間違えて選択してしまい、地盤沈下を引き起こしてしまう場合があります。
他にも、地下埋設物の位置情報が間違っていて、水道・ガス管などを破損してしまっては、近隣住人へ大きな迷惑をかけてしまうことになり、トラブルの原因になってしまいます。
現場に関する地盤の情報は、常に最新のものを用意しておくことが必要です。

4:騒音の対策をする

近所で建設工事が開始される場合、ほとんどの方はある程度の騒音を覚悟しますが、それでも現場の近隣住人から、騒音について弁護士や行政機関に相談が寄せられることもあります。
例えば、早朝や夕方以降の時間帯、また日曜日や祝日など休日の作業を伴う騒音への苦情や、「うるさくて我慢できない」とされる85デシベル以上の騒音が合計160日以上続いたことで裁判になった事例もあります。
また「注意しても聞いてもらえなかった」、「工事開始の挨拶がなかった」などの感情的トラブルが絡んできます。
国土交通省は建設工事に伴う騒音、振動の発生の防止と生活環境の保全、円滑な工事の施工を図るため「建設工事に伴う騒音振動対策技術指針」を掲げ、技術的な対策について示しています。
そのため、建設にあたっては計画・設計・施工の段階より施工法や建設機械の騒音、周りの環境などについて十分検討し、発生が想定される期間の短縮に努めるよう定めています。
例えば現場の管理や機械の整備不良による騒音の発生防止、作業待ち時の機械エンジン停止などのほか、低騒音型建設機械20種類余についての型式指定を具体的に挙げ、騒音・振動の軽減対策を推進しています。

出典:建設施工・建設機械|国土交通省

5:振動の対策をする

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法として、振動の対策をすることがあります。
騒音や振動は住民に多くの不安や健康被害を与えかねません。
振動をなるべく抑え、音を静かにする工法を採用して実施しましょう。
防音パネルや防音シートなどの養生を現場に施すことも必要ですし、作業時間帯にも気を遣うことで、近隣住人からのクレームも少なくすることができます。
いくら許可を取っていても、早朝の就寝時間や夕刻の家庭の談笑時間帯に工事を強行することが無いようにしましょう。
そして、騒音関係は工事現場でクレームになりやすいものですから騒音は85デジベル以下、振動は75デジベル以下の基準値を超えないようにしましょう。

出典:大気環境・自動車対策|環境省

6:ほこりや粉じんの対策をする

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法として、ほこりや粉じんの対策をすることがあります。
ほこりや粉じんは舞い上がり、予想以上に遠くまで飛び散りやすくなりますので、シートなどの養生や散水で防止を心がけましょう。
とくに、アスベストの問題もあるため解体工事現場では、必要以上の管理体制を敷くことが望まれます。
近隣住人の所有物を汚さないようにするとともに、道路など公共施設についても汚さないように気を付けることで、住人の気持ちも柔らかなものになってきますので気を付けましょう。

7:ゴミなどの対策をする

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法として、ゴミなどの対策をすることがあります。
ゴミや廃棄物を工事現場では多く排出してしまいますが、これらの廃棄物を適正に処理しておかないと、周辺住人とのトラブルにつながります。
産業廃棄物の不法投棄は違法であり、有害物質をまき散らす結果になるので、適正な処理をしなければなりません。
工事での排出ゴミ以外にも、現場作業員の出したタバコや空き缶、食べた弁当の空きがら、そして菓子の包み紙といったゴミのポイ捨ては行ってはならないので管理を確実にしましょう。

8:近隣住人と工事期間中にコミュニケーションをとる

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法として、近隣住人とコミュニケーションをとることがあります。
一度のお知らせや挨拶に関わらず、積極的にコミュニケーションをとることでトラブル発生の予防を徹底し、もしトラブルが起こった場合には、すぐに解決するように努力しましょう。
現場では突発的で例外的な出来事が起こることがありますので、近隣住人には何が行ったかを隠さず透明化して説明しておく方が、お互いの意思疎通を図ることができますので心がけましょう。

近隣住人とコミュニケーションをとる方法

建設現場の近隣住人とのトラブルを回避する方法として、近隣住人とコミュニケーションをとっていくのですが、コミュニケーションを小まめにとることをおすすめします。
コミュニケーションをとる方法としては、何度でも出向くことです。
事前にお知らせをしていても、音が大きくなる期間や不測の事態が発生した場合には、小まめにご近所にお知らせすることが大事です。
このように住人が覚えていないかもしれない場合に備えて、迷惑をかけてしまいやすい時期に、改めて説明に伺うことで近隣住人とのコミュニケーションが良くなっていきます。

住人とトラブルにならないために現場作業員に必要な事


近隣住人とトラブルにならないために現場作業員に必要な事がありますが、それは近隣住人の気持ちになって考えるということです。
どんなに対策をしてもトラブルを完全になくすことは不可能です。
起きてしまったトラブルをないものにするのではなく、住人の生活になるべく支障が出ないよう細心の注意を払い、住人の立場となって考えましょう。
トラブルをお金で解決するのではなく、親身になってトラブルには対応することが必要です。
また、住人へのトラブル対策をしていくためのお金が無くてはどうしようもありませんので、近隣住人への対策費は工事の予算で、余裕をもって組み込んでおけば安心です。
お金だけでなく直接住人と接する現場作業員に対する教育費も計上しておきましょう。

近隣住人の気持ちになって考える

近隣住人とトラブルにならないために必要な事は、近隣住人の気持ちになって考えることですが、そのためには努力を惜しまないことと、近隣対策は工事現場のためにするものではなく、そこに住んでいる住人の生活を守るためであることを忘れてはなりません。
どれだけ努力しても迷惑をかけることは防げませんので、トラブルが一切出ないことを目指すのではなく、可能な限りの対策を施しながら、起きてしまったトラブルを一つ一つ丁寧に対応していくことが必要です。
もちろんその際に大事なのは、住人の生活を守るために行うという視点を持つことです。
トラブルの解決は、工事現場を守るのではなく住人の日常生活を守ることが大切なことであることを忘れないようにしましょう。

建設業界志望なら近隣住人とのトラブルを回避する方法を覚えておこう


建設業界志望なら近隣住人とのトラブルを回避する方法を覚えておくようにしましょう。
建設現場での近隣住人への対策は避けて通ることはできません。
とにかくすぐに実践できることは挨拶の励行と、マナーを守ることですが、これは社会人として仕事を進めていくうえで原則となります。
建設現場で工事をスムーズに進めるために、近隣住人への配慮や、住人の立場に立った思いやりが必要です。
建設業界志望の方は、近隣住人とのトラブルを回避する方法について知るだけでなく、取り組みもしていくようにしましょう。

 


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