施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

2級建築施工管理技士を目指そう!合格率や受験内容や資格についても紹介

働く
公開日時 2022.07.26 最終更新日時 2024.02.16

こちらの記事では、2級建築施工管理技士についてご紹介いたします。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

2級建築施工管理技士の資格とはなにか?

施工管理技士とは、建設業法に定められた国家資格である施工管理技術検定に合格した人に与えられる資格で、工事現場の施工全体を管理する技術者のことを言います。
施工管理技士には、建築施工管理技士、土木施工管理技士、電気工事施工管理技士、管工事施工管理技士、造園施工管理技士、建設機械施工管理技士、電気通信工事施工管理技士の7つの種類があり、それぞれに1級と2級の区分があります。
以下では、その中で2級建築施工管理技士を取り上げて、この試験について説明します。

出典:技術検定試験について|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk1_000055.html

建築施工管理技士とは?

建築施工管理技士とは、建設現場の施工全般を管理する技術者のことです。
その主な業務は現場の安全管理、工事の工程管理や進捗管理、予算管理、工事内容の品質管理、作業員への指導、設計士との打ち合わせによる施工内容の確認、施工状況の確認と現場での修正指示、工事資料の作成など、多岐にわたります。
建設業法で、建設業者は営業所ごとに専任の技術者を置く必要があります。
また、建設工事の現場ごとに主任技術者、監理技術者を置くことも求められています。
これらの専任の技術者や主任技術者、監理技術者は建築施工管理技士の有資格者でなければなりません。

出典:許可の要件|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000082.html

1級と2級の建築施工管理技士の違いとは?

1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士の間には、次のような違いがあります。
1級建築施工管理技士は、全ての建設工事の施工管理を行うことが可能です。
特に、大規模な工事を行うことができる特定建設業で設置が求められている監理技術者という役職は、1級建築施工管理技士の有資格者でなければなりません。
これに対して、2級建築施工管理技士は、一般建設業に設置することが必要な主任技術者となることができます。
また、建設業者はそれぞれの建設現場に専任の技術者を置くことが義務づけられています。
特定建設業では1級建築施工管理技士の有資格者のみ、一般建設業では1級建築施工管理技士と2級建築施工管理技士のいずれかの有資格者が、専任の技術者になることができます。

出典:許可の要件|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/1_6_bt_000082.html

2級建築施工管理技士の受験資格の確認事項5つ

建築施工管理技士は高齢化が進み、有資格者の減少が危惧されていたため、令和3年から受験資格が改訂され、大幅に変わりました。
2020年(令和2年)までは、学科試験と実地試験の2つの試験があり、両方に合格して初めて、施工管理技士となれましたが、令和3年からは試験の名称も変わって、これまでの学科試験が第一次検定、実地試験が第二次検定となり、なかでも第一次検定合格者は技士補という称号が与えられる改定が実施されました。
特に1級技士補で主任技術者の資格を持つものは監理技術者を補佐することができ、これによって特例監理技術者は2つの現場を兼任することができるように緩和されました。
また、これまでは学科試験合格者で実地試験未受験あるいは不合格者の、次回以降の学科試験免除は2回まででしたが、これも改定されて第一次検定合格者(技士補)の資格が無期限有効となり、第二次検定をいきなり受検することが何度でも可能となりました。
さらには、2級建築施工管理技士の第二次検定に合格した人は、実務経験に関係なく1級建築施工管理技士の第一次検定の受検資格が得られます。
このように大幅に改定された2級建築施工管理技士の受験資格、試験内容、合格の基準、免除科目、試験日と申し込み方法について、以下で説明をします。

出典:施工管理技術検定の令和3年度制度改正について|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/about/revision.html

1:受験資格

2級建築施工管理技士の試験は、第一次検定のみであれば学歴や実務経験等は不要で、満17歳以上の人は誰でも受験することができます。
第二次検定の受験には実務経験が求められ、学歴・資格や指定学科卒かどうかによって必要な実務経験年数が異なります。
以下に、第二次検定の受験資格として必要な実務経験年数を説明します。
大学や専門学校の高度専門士などで指定学科を卒業した人は卒業後1年以上、指定学科以外を卒業した人は卒業後1年6ヶ月以上の実務経験が必要です。
短期大学や専門学校の専門士、工業高等専門学校のような5年制高等専門学校の指定学科卒の人は卒業後2年以上、指定学科以外卒の人は卒業後3年以上が求められます。
工業高校などの高等学校や専門学校の指定学科卒の人は卒業後3年以上、指定学科以外卒の人は卒業後4年6ヶ月以上が必要となります。
中学校卒業などその他の方は8年以上の実務経験がないと、第二次検定の受験資格を得られません。
また、職業能力開発促進法による躯体あるいは仕上げの技能検定の2級合格者は、4年以上の実務経験あれば第二次検定の受験資格が得られ、1級合格者は実務経験がなくても第二次検定の受験ができます。

出典:3.受検資格|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/ken2/index.html

2:試験内容

試験内容は建築施工管理の全般にわたって、幅広く出題されます。
試験科目は、以下の通りです。
第一次検定の試験科目は建築学、法規、施工管理法の3つの分野の出題があります。
建築学等に関しては、環境工学、一般構造、構造力学、建築材料と、設備その他の内容に関して出題され、設備その他の内容のみ必須問題で、それ以外の科目はこれらの中からの選択問題です。
法規に関しては、建築基準法、建設業法、労働基準法、労働安全衛生法、その他法規の科目があり、全て選択問題となっています。
施工管理法は、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理から出題され、全て必須問題です。
第二次検定は記述式で、施工管理法に関する記述の問題が出題されます。

出典:施工管理技術検定とは|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/about/index.html

3:合格の基準

合格の基準は、第一次検定と第二次検定のそれぞれで設定されているので、第一次検定の結果が良くても、第二次検定が基準に到達していなければ合格とはなりません。
第一次検定は、建築・躯体・仕上げに関する共通問題35問中28問の解答が必要です。
また、受験種別に関係なく必要となる施工法に関する共通問題15問中12問の解答が必要です。
第二次検定は、出題5問の全てに解答が必要で、3問の正答が求められます。
第二次検定に関しては、過去には年度によって合格基準点が変わることがありました。

出典:2級建築施工管理技術検定学科試験 出題の概要について|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/pdf/56488e29a1e2638e8fa91a6e247ac5b3_6.pdf

4:免除科目

2級建築施工管理技士の第二次試験には、次のような免除科目があります。
建築士法による1級建築士試験の合格者で受検資格区分のいずれかを満たす者と、令和2年度までの2級建築施工管理技術検定試験の学科試験のみ受検の合格者で有効期間内の人は第一次検定が免除され、いきなり第二次検定を受検することができます。
また、令和3年度以降の2級建築施工管理技術検定の第一次検定合格者で、第二次検定未受験者あるいは第二次検定不合格者については、以降の第一次検定が免除されて第二次検定を直接受検することができます。
これらのいずれの場合においても、第二次検定の受験資格である実務経験年数は求められますので注意が必要です。

出典:2級 建築施工管理技術検定のご案内|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/ken2/index.html

5:試験日と申し込み方法について

2級建築施工管理技士は、第一次検定(これまでの学科試験)が6月と11月の年2回、第二次検定(これまでの実地試験)が11月の実施です。
令和3年の試験日は11月14日の日曜日に第一次検定と第二次検定両方が設定されています。
初めて受験する人は受験資格等の確認が必要なため、願書を購入して書面で提出する必要があります。
願書の購入は一般財団法人建設業振興基金でできます。
令和3年の願書提出期間は、7月6日火曜日から7月20日火曜日(郵送の場合は消印有効)です。
再受験の人の場合は、既に受験資格の確認は済んでいるので、上記同様の書面での提出以外に、同じ受験種別で同じ検定区分への申し込みに限ってインターネットでの出願も可能です。
令和3年のインターネット出願の期間は、6月22日火曜日から7月20日火曜日の23時59分までです。

出典:令和3年度建築及び電気工事施工管理技術 検定実施日程について|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/pdf/year_schedule.pdf

2級建築施工管理技士の合格率と難易度について3つ

では、2級建築施工管理技士の第一次検定と第二次検定のそれぞれの試験の合格率と難易度はどの程度なのでしょうか。
令和2年までと令和3年からでは制度が変わり、第一次検定と第二次検定との間で試験内容は多少変わりますが、建築施工管理技士に必要とされる知識や実務経験は変わらないため、第一次試験と第二次試験の全体を通した合格率や難易度は大きく変わらないものと考えられます。
以下、それぞれを説明します。

1:第一次学科検定は50%前後の合格率になる

第一次検定(令和2年までは学科試験)の直近5年の合格率は、平成27年度48.5%、平成28年度51.9%、平成29年度38.7%、平成30年度25.9%、令和元年度34.7%で平均合格率39.9%となっていて、50%の前後の合格率を推移しています。
第一次検定は四択のマークシート選択式のため、選択肢の中に必ず正解があるので、正解にたどり着きやすく、そのための勉強はやりやすいでしょう。
過去問題のテキストが多く出されていたり、講習会も開かれているため、勉強のしやすい試験内容と言えます。

出典:2級建築施工管理技術検定の合格者を発表|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000551.html

2:第二次実地検定は1級より低い合格率になる

第二次検定(令和2年までは実施試験)の直近5年の合格率は、平成27年度32.7%、平成28年度38.9%、平成29年度28.9%、平成30年度25.2%、令和元年度27.1%で、平均合格率30.6%と、第一次検定よりも低い合格率です。
ちなみに、1級建築施工管理技士の第二次検定の直近5年の合格率は、平成27年度37.8%、平成28年度45.6%、平成29年度33.5%、平成30年度37.1%、令和元年度46.5%で平均合格率は40.1%と、2級建築施工管理技士試験の方が1級建築施工管理技士試験よりも低くなっています。
一般の検定試験では、2級よりも1級の方が試験範囲も広く、知識内容も深いものを求められることが多いので、1級の方の合格率が低いと考えられますが、建築施工技士試験では逆転しています。
これは2級建築施工管理技士試験の受験者が実務経験の浅い人が多く、さらに第二次検定は自由記述式の筆記試験であるため、多種多様の実務経験知識の不足により、問題に即したきちんとした記述解答を作成することができないためと考えられます。

出典:2級建築施工管理技術検定の合格者を発表|国土交通省
参照:https://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000551.html

3:出題範囲は広く浅い問題になっている

2級建築施工管理技士試験の出題範囲は、上述の通り第一次検定では建築学等、法規、施工管理法の3分野から、第二次検定では施工管理法に関して記述で出題されるため、非常に広く浅い内容を勉強しなければなりません。
第一次検定は、必須問題もあるため、全ての分野を偏りなく勉強することが必要です。
また、第二次検定は記述式なので、実務経験をきちんと記述説明できるようになっておく必要があります。

出典:施工管理技術検定とは|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/about/index.html

2級建築施工管理技士の資格取得のポイント5つ

2級建築施工管理技士の資格を取得するためには闇雲に勉強を行うのではなく、ポイントを見極めて、そのポイントをおさえて勉強する必要があります。
1)初受験をするなら講習会に行く、2)試験勉強を始める時期について、3)過去問題と動画教材で基礎知識を得る、4)解答を丸暗記ではなく理解する、5)第二次実地検定は回答を見てもらい手直ししてもらう、の5つがポイントとなります。
以下、それぞれを説明します。

1:初受験をするなら講習会に行く

2級建築施工管理技士の試験をこれまで受けたことがなく、初めて受験する場合は、テキスト等での自主学習だけでなく、講習会に参加しましょう。
過去問題を解いているだけでは、どこをおさえれば良いのか等の試験のポイントをつかむことは難しいですが、講習会では講師がポイントを教えてくれます。
また、自分の間違ったところが、なぜ間違っているのかは、独学では理解しにくいときもあり、そのようなときにも講習会では講師に質問できますので、間違いに気付きやすくなります。
このように、初めての受験の時は、講習会に参加することをおすすめします。

2:試験勉強を始める時期について

2級建築施工管理技士は、第一次検定が6月と11月の年2回、第二次検定が11月の実施です。
それに対して試験の申し込み期間は、6月の試験では2月頃、11月の試験では7月頃にありますので、自身がどの試験を受験するのかを考えて、申し込みを行った場合、遅くともその時から勉強を開始しましょう。
特に、11月の試験で第一次検定と第二次検定を同時に受験することを考えている場合、勉強しなければならない範囲と内容が多くなりますので、より早くから勉強を開始した方が良いでしょう。

出典:令和3年度建築及び電気工事施工管理技術 検定実施日程について|一般財団法人 建設業振興基金
参照:https://www.fcip-shiken.jp/pdf/year_schedule.pdf

3:過去問題と動画教材で基礎知識を得る

人は本を読むだけでは、なかなかその知識が頭に入って来ません。
しかし、読むだけでなく聞いたり書いたり、時には声に出してみたりすると、知識をスムーズに習得できるでしょう。
このようなことから、講習会のように講師の説明を聞いたり、通信教育などの動画教材を見たり聞いたりすることは、本だけでの勉強よりも早く、スムーズに知識を頭に入れることができます。
一旦、このような方法で入れた基礎知識を、過去問題を繰り返し解くことで定着させることも、効率的な勉強法の1つと言えます。

4:回答を丸暗記ではなく理解する

過去問題などで勉強をする場合、やりがちなのが問題と解答を丸暗記するという方法です。
これでは応用が利かないので、少し出題方法が変わったり、問題の表現方法が変わったりすると、たちまち解けなくなってしまいます。
大事なのは、問題で問われていることのポイントをちゃんとつかみ、なぜその解答が正解なのかを理解することです。
特に、第二次検定は記述式なので、丸暗記では回答を記述することができませんので、内容を理解することが必要です。

5:第二次実地検定は回答を見てもらい手直ししてもらう

第二次検定は記述式なので、自分の書いた文章の内容を、きちんと試験採点者に伝える必要があります。
独学で記述試験の勉強をしていても、自分の文章が伝わる表現になっているのかどうかはわかりにくいです。
また、問われている内容に対して的を外した文章を書いていると、正答とは認められません。
このようなことから、第二次検定の試験勉強は、自分の書いた文章を誰かに見てもらい、手直ししてもらうということが必要です。
通信教育や講習会などでは、講師が添削してくれますので、積極的に活用しましょう。

施工管理技士1級の合格率や難易度

施工管理技士1級は2級に比べて合格率は低く、難易度の高い試験です。
過去3年間の合格率を下で見ていきましょう。

種類 平成27年度 平成28年度 平成29年度
建築施工管理技士1級 学科:43.6%
実地:37.8% 学科:49.4%
実地:45.6% 学科:39.7%
実地:33.5%
土木施工管理技士1級 学科:54.6%
実地:37.3% 学科:55.0%
実地:36.7% 学科:66.2%
実地:30.0%
電気工事施工管理技士1級 学科:45.1%
実地:63.4% 学科:46.0%
実地:69.1% 学科:48.0%
実地:62.5%
平成29年度において一番合格率の高い土木施工管理技士1級の学科試験でも合格率が6割となっており、一番低いものだと得建築施工管理技士1級の実地試験の合格率は約3割です。

2級建築施工管理技士の合格率を理解して試験勉強に活かそう!

2級建築施工管理技士の試験は、合格率もそれほど低くはなく、受験者の半分近くが合格している資格試験です。
上述のように、試験勉強のポイントをきちんとおさえて、十分な時間をかけて勉強しましょう。
多くの人は、勉強だけに専念できる環境になく、実務経験を積むために業務をしながらの勉強にならざるを得ないかもしれません。
過去問題などを本で勉強することも必要ですが、講習会や通信教育も数多く設けられていますので、そのような場も活用しながら、効率よく勉強を進めましょう。

 


この記事をお読みの方におすすめの求人

株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。


 

関連記事:
ごまかしは危険!受ける前に知りたい2級土木施工管理技士の実務経験
電気工事施工管理2級と1級の違いとおすすめ受験対策
施工管理技士の難易度や合格率、受験者数はどれくらい?


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら