現場見学会は、工事現場を一般人に公開して見学してもらい、建設の仕事を紹介して建設業界に対する理解を広げてもらうイベントです。
マンション等の建設においては、工事中の現場を見学してもらって買い手を募集したり、工事の進捗を紹介したりする目的の現場見学会もあります。
普段現場に入らない一般人を招くため、現場見学会には注意すべきところがいくつもあります。
本記事では現場監督が注意すべきポイントをご紹介します。

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現場見学会のスケジュール

現場見学会で何が行われるのかを知るために、まずは一般的な現場見学会のスケジュールを覚えておきましょう。

• 現場見学会開始の挨拶
• スケジュールや諸注意の説明
• 見学開始
• 見学しながら各ポイントにて説明
• 見学終了後、質疑応答など
• 解散

工場見学のような流れですが、多くの工場見学と違うのは、見学者が製品の作成過程を安全な場所から見るのではなく、実際の作業現場に足を踏み入れるという部分です。
工事現場では作業をしていなくても、歩くだけで危険な部分が残っている可能性があります。
もし事故が起これば現場監督を含めた企業側の責任になりかねないので、見学ルートの設定や安全管理は徹底的に行ってください。

現場監督が絡むとしたらこの場面

上記の通り現場見学会には危険が伴います。
そのため、現場監督は以下のことをしておく必要があります。

安全対策

現場内の掃除と安全確認を怠らないようにしてください。
触れられるといけない道具類は見学者の目や手の届かない場所に整理整頓し、見学者が移動時に躓いたり引っかかったりしないように足元を丹念に掃除します。
見学者は壁に寄りかからないよう事前に注意されることが多いですが、万が一寄りかかられたときに見学者が怪我をしないよう、壁に突起等がないかも確認します。
小中学生などの年少者を対象とした見学には特に注意が必要です。
大人の身体が通らないような手すりの隙間から転落することもあるので、ロープなどを張っておくと事故の予防に繋がります。

注意事項の説明内容

場合によっては、現場監督自身が見学の引率を行うことがあるので、見学者に対する注意事項等を考えておきましょう。
また、見学者に対応する人が別にいる場合でも、その人が見学者に話す注意事項の内容を考えるのは現場監督自身である可能性があります。
見学者の安全を最大限に考えながら、見学者の興味を惹くようなポイントを考えて説明内容を構成してください。

見学者の安全を考えて楽しい見学会を

現場見学会は建設業に興味を持ってもらう等の意義があるイベントですが、事故があると却って悪影響が発生しますし、今後の開催にも影を落とします。
現場監督である以上、安全対策はしっかり行ってください。

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