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公開日時 2018.10.20
最終更新日時 2022.04.06

【浅い知識を深くする】アスファルトの防水性

アスファルトの防水についてわかりやすく解説。
聞いたことはあるけど、実際に説明することまではできないという建設関係の人にぜひ知ってほしい内容となっています。
また、それぞれの工法の特徴、メリット、デメリットもご紹介します。

3つのアスファルト防水工法

ビルなどの屋上では、雨が建物の室内に侵入しないように防水をする必要があります。
様々な防水工事の中で、よく行われているのが、アスファルト防水工法です。

アスファルトは主に、道路の舗装に使われていますが、屋上で使用される場合には、防水シートを張り合わせながら接着させていきます。
具体的には、「熱工法」「常温工法」「トーチ工法」の3つがあります。

熱工法は、加熱し、融解したアスファルトを貼り重ねる工法で、最もよく使われる方法です。
しかしながら、施工中に臭いが発生したり、融解などの管理について技術的に難易度が高いのが問題です。

常温工法は熱を使わない工法で耐用年数が20年以上とも言われています。
この工法は、施工後、建物にかなりの重さが加わるので、その重さに耐えられるだけの建物の強度が必要になります。

トーチ工法は、熱工法よりも工期が短いですが、技術的に難しいという点があります。

アスファルト防水のメリットとデメリット

アスファルト防水のメリットは、屋上の防水工事として長年行われており、信頼性が高く、費用に関しても比較的安価で施工ができることです。

デメリットとしては、アスファルト熱工法を採用する際には、煙や臭いが発生するため、近隣への事前の説明が必要で、トラブルにならないように十分注意する必要があります。
常温工法やトーチ工法については、それぞれ技術の難易度が高く、作業員によって施工品質がばらばらになってしまうという欠点があります。

アスファルト防水の対応年数はおよそ10~20年とされています。
年数の経過とともに下地との間にずれが生じ、クラックなどが発生し、そのクラックから水が漏れてしまいます。
また、アスファルトの勾配の調整が悪いと水たまりが起きたりしているので、その時点で施工の完成度の低さがわかってしまうことがあります。

常に最新の技術に目を向けておく

アスファルトでの防水はよく行われる施工です。
その工法については今後、新しい技術や資材が開発される可能性もあります。
そして最新の工法のほうが、費用が安く、工期が短くなることもありますので、そのあたりの情報の収集にも日頃から自らアンテナを貼っておくと良いでしょう。

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