さびさびのネジも簡単に取れる！ネジザウルスで有名な工具ブランド「エンジニア」

ネジザウルスを開発・販売している「エンジニア」についてご紹介します。
また、ネジザウルスの特徴や設計の秘密にも迫ってみました。
さらには実際のユーザーの声も集めていますので、今後の工具選びの参考にしてください。

かゆいところに手が届く工具メーカー「エンジニア」

1978年に大阪で創業した双葉工具製作所は、2002年に株式会社エンジニアに社名を変更した工具メーカーです。
プライヤやペンチを主な製品としていますが、自社で工場は持たず他社に製造を依頼。
その他にもドライバーやレンチからマイクロスコープ、USBカメラも開発、販売しています。

リーマンショックが起こり、業績が悪化していましたが、2009年に大ヒット商品である「ネジザウルス」を誕生させ、大きく業績が回復しました。

ブランドスローガンは「かゆいところに手が届く、e道具たち。」としており、人間と道具の関係をより良いものに発展できるような道具を提供していきたい、としています。
過去には、グッドデザイン賞や近畿地方発明表彰「大阪府知事賞」も受賞。

どんなネジでも外せるネジザウルスとは？

エンジニアのヒットした製品といえば、「ネジザウルス」ペンチが有名で累計で85万本以上売れた大ヒット商品です。
この道具を使えば、錆びたネジやネジ穴が潰れたネジ、固着したネジ、あるいは特殊なネジでも外すことができるそうです。
その秘密はペンチの先端の角度を逆八の字になるように微妙に調整してあるため、ネジと接触する部分が水平になるように設計され、ネジがまわるようになるという仕組みです。

実際に使用した人からは「完全にナメてしまったネジでも、まわって外すことができた」「今までは潰れたネジはドライバーとハンマーを使ってなんとか外していたが、これならすぐにネジを外すことができた」「使ってみてすぐに良さがわかった。DIY、クルマ好きの所さんがおすすめしていたのも納得できる。」との声があり、評判は良さそうです。

少数意見を取り入れさらに売上を伸ばすネジザウルス

当初、ネジザウルスは、ヒット商品となったものの、その後、販売が伸び悩んでいたため、お客様アンケートを行い、その中から改良すべきところを探していました。
そして少数の意見の中に「トラスネジも外せるようにしてほしい」という声があり、その点を改良したところ、さらに売上を伸ばすことができたそうです。

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