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建設業の事務とは?求められること6つや働くメリットをあわせて紹介

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公開日時 2022.09.09 最終更新日時 2024.04.09

この記事は、建設業界の事務について求められることや、メリットなどを紹介いたします。

 


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建設業の事務とは?

建設事務とは、建設に関わる事務作業を行う仕事です。建設の仕事というと、現場で働く作業員や現場監督などのイメージが強い人も多いでしょうが、1つ1つの建設に際して生じる様々な事務作業も仕事の一環です。

一般的な事務業務もありますが、建設には法律も関係しているため、事務処理を行うための存在が別枠で必要になります。

つまり、建設事務員は、建設現場で肉体的な労働作業を行う従業員などをサポートする重要な仕事と言えます。

建設業での事務の主な仕事内容とは?

建設会社の事務の仕事も、基本的には他業種の一般事務の仕事と大きく変わりはありません。

例えば、電話やメールの応対や、来客時のお茶出しにはじまり、コピー用紙の補充、伝票作成や帳簿転記、決算処理、請求書作成、清掃といったことが主な仕事内容となります。

したがって、基本的なビジネスとパソコンのスキルさえあれば、建設会社の事務職として働くことは十分可能でしょう。

ただし、会計の仕事などをする場合には、建築業界特有のルールや知識も必要となります。さらに、決算時には、建設業の届け出なども行わなくてはなりません。

ちなみに、仕事の忙しさについてですが、多くの会社では何名かのスタッフで事務作業を手分けして行うことが多いため、それほど重労働にはならないのが普通です。

しかし、小さな会社の場合には、一人で総務から経理といった事務作業を一任されるところもあるため、非常に忙しくなる場合もあるようです。

1日の主な仕事の流れ

前述したように、建設事務も一般事務も、仕事の流れはそれほど変わりません。

1日の主な仕事の流れを例に挙げると、まずは朝一番に、顧客の来訪予定などスケジュールを確認します。

来客や会議など時間変更できない仕事を軸に、その他の時間で電話やメールの対応、備品の補充作業、経理業務、清掃などを実施します。

1つの仕事に集中して取り組むというよりも、複数の仕事を同時にこなすマルチタスク能力を問われるのが建設事務の仕事です。

建設業の事務で働くメリット4つ

仕事内容は他業種の一般事務とほとんど変わりませんが、建設事務ならではのメリットもあります。

例えば、建設業界は男性の多い業界です。そのため、少数派である女性への気配りが職場に根付いていると言えます。女性の多い職場で人間関係に悩まされた人には、働きやすい環境でしょう。

メリットは職場や働き方によっても変わりますが、ここでは主な4つのメリットについて整理します。

1:事務のスキルが身につく

建設事務の仕事内容は、電話やメールなどの応対から来客対応、事務用品の補充、伝票や請求書作成、決算処理、清掃まで多岐に渡ります。

また、工事に関する様々な書類作成などは、建設事務ならではの仕事です。

これらの仕事をこなせるようになれば、他業界の事務でも活躍できるスキルが身につくでしょう。

また、仕事にはパソコンを使用するのが一般的なため、自然にパソコンスキルも身につきます。

2:達成感がある

建設事務が行うのは事務の仕事ですが、勤めている会社は、事業として工事などの案件を受注し業務に着手します。

大きなプロジェクトを受注すれば、建設事務もそれをサポートに入る可能性があります。

実際に建設工事に携わる訳ではありませんが、現場の方々をサポートしているということが自信につながります。

直接プロジェクトに関わっていなくても、成功したときの達成感を一緒に味わえるのも、建設事務ならではのメリットです。

3:プライベートとの両立がしやすい

建設事務は、自分で仕事のペースを調整できる点がメリットです。

突発的な依頼やトラブルが発生しなければ、スケジュールを自ら組み立てて仕事ができます。

自分の仕事を管理する能力が必要ですが、きちんとスケジュール管理していれば、基本的には残業の少ない職種と言えるでしょう。

残業が少ない分、プライベートとの両立がしやすいのが、建設事務のメリットです。

4:CADのスキルが身につく場合もある

建設事務では、一般事務の仕事だけでなく、CADのスキルが身につくこともあります。パソコンを使って図面を作成するCADは、一般事務ではあまり関わることのないスキルです。

建設業界では、事務とCADオペレーターを兼務する人も増えています。建設会社に在籍していたら、CADに詳しい先輩社員から学ぶ機会もあるでしょう。

CADのスキルを身につける機会があるのは、建設事務ならではのメリットと言えます。

建設業の事務に求められること6つ


一般的に、建設事務には6つのことが求められます。内訳は、経験や経歴・コミュニケーション能力・事務処理能力・PC操作・簿記の知識です。

経験や経歴は就職・転職の際にどの業界でも重視される部分であり、事務職においては事務処理能力やPC操作は人材価値を測るポイントとなります。

建築業の事務として、特に重視されているのは、コミュニケーション力と簿記の知識です。

もちろん事務処理能力なども大事ではありますが、クライアントなどと関わることが多いため、コミュニケーション能力を重きに置いている企業も珍しくありません。

以下に、建設事務に求められる能力などについて、それぞれ詳しく紹介しますので、確認しておきましょう。

1:経験や経歴

建設事務に求められることの1つ目は、経験や経歴です。

建設業界では、主にオフィスワークと人に直接関わる仕事の経歴が重視されます。

事務職なので、オフィスワークの経験・経歴が第一に評価されます。そのため、一般事務や営業事務、総務・労務・人事・経理など経験も評価対象になります。

営業職など、人に直接関わる仕事の経験は、外部の人と接する機会の多い建設事務にとって評価の高い経験となります。

また、接客業やサービス業などの経歴も、建設事務への就職・転職にあたっては有益と言えるでしょう。

2:コミュニケーション能力

建設事務に求められることの2つ目は、コミュニケーション能力です。

建設事務の仕事では、従業員や現場監督といった作業員のサポート的存在になるほか、クライアントと接触する機会も多いため、コミュニケーション能力は必要不可欠と考えられています。

また、作業員やクライアントのそれぞれに対応する立場としての柔軟性や応用力も求められます。

主となって動く人たちの支えとなるために、サポート的存在は周りの動きに合わせた行動をする必要があります。適切な動きをするためには、関わる人たちとのコミュニケーションが重要です。

この能力は、万が一の時も適切に立ち回れる冷静さと柔軟な思考にも繋がるため、事務能力よりも重視されることがあります。

3:事務処理能力

建設事務に求められることの3つ目は、事務処理能力です。

職種の名称で分かるように、事務仕事がメインになるため、事務処理をミスなく正確に行える能力が求められるのは当然と言えるでしょう。

ただし、事務の仕事はコツコツと行うものが多いため、黙々とした作業や書類の業務に取り組むことへの苦手意識がある方には不向きと言えます。

また、建設事務の場合は、事務作業のスキルだけではなく、ミスなく正確に行える能力が特に重要になります。建設関係の書類には法律が関わってくるため、非常に重要なものです。

ミスのない事務作業ができれば、手間を減らすことができます。

4:PC操作

建設事務に求められることの4つ目は、PC操作です。

現代における事務職では、ほとんどの作業でPCを使います。そのため、PC操作に関するスキルは重要な審査ポイントになることが多いでしょう。

ただし、IT業界のように専門性の高い特別な作業を行うわけではないので、文字打ちやワードなど基本的な操作ができれば問題はありません。

また、事務や建設に関連した資格を持っていなくても、学校で習ったことや趣味で身につけたことなどを伝えるだけでも十分なアピール効果が期待できるでしょう。

5:簿記の知識

建設業務に求められることの5つ目は、簿記の知識です。

建設事務の仕事では、費用計上や売掛金や分割を行うケースが多いため、簿記のスキルがあれば大いに役立ちます。

基本的に事務職では簿記のスキルが重宝されますが、建設業界では特に重視されています。これは、建設業界の仕事では大きなお金が動くことが多いためです。

なお、建設業界には特有の勘定科目もあります。建設事務として働きたいと考えている人は、建設に関わる簿記スキルの身につけておくと評価はかなり高くなるでしょう。

6:能動的に行動できる能力

建設事務に求められること5つに加えて、もう1つ身につけておきたいのが能動的に行動できる能力です。

変化の多い建設現場では、作業員の方々も日々変化する現場作業に対応しています。

建設事務も、割り振られた仕事を消化していくだけではなく、能動的に行動する姿勢が大切です。

人から与えられた仕事を淡々とこなす日々では、受け身の姿勢に慣れてしまい、モチベーションも低下してしまうでしょう。

自分で目標を設定し、目標達成のために努力することで、能動的な姿勢を身につけることが可能です。実際に目標をクリアできれば自信やモチベーション向上にもつながります。

能動的に行動するようになれば、現場で様々な仕事をこなす作業員の方々を、先回りしてサポートする行動力にもつながるでしょう。

建設業の事務で役立つ資格6つ

ここからは、建設事務に役立つ資格を紹介します。

具体的には、「建設業経理検定試験」「建設業経理事務士試験」「宅地建物取引士」「日商簿記」「CAD利用者試験」「建築CAD検定」の6つです。

これらは、建設事務の就職や転職に有利で実務に役立つ資格として挙げられていて、いずれも重宝される資格です。

建設事務を目指すにあたって取得しておいて損のない資格ですので、それぞれの内容について確認しておきましょう。

1:建設業経理検定試験

建設事務に役立つ資格1つ目は、「建設業経理検定試験」です。

建設業に関する会計の知識とスキルに優れることを証明できる資格で、この資格の取得者は「建設業経理のプロフェッショナル」と言われています。

仕事としては、建設業特有の会計ルールに則って会計処理や事務処理を行います。

試験では、基本となる商業簿記の知識から、建設業の専門的な知識と理解が求められます。

実際の仕事では、商業簿記と建設業経理では同じ意味でも使う言葉が違う場合などがあります。そのような、「混乱しやすい部分をクリアにできるスキル」を持っているという点で、建設業専門の経理資格は高い評価が得られます。

2:建設業経理事務士試験

建設事務に役立つ資格2つ目は、「建設業経理事務士試験」です。

建設業の経理に関係する会計知識と会計処理能力を持つ存在で、建設業における「簿記のスペシャリスト」と言われています。

会計処理に他とは違う特殊な部分が多いことと、建設業界用語の存在から、専門性の高い経理担当は重宝されます。

区分は1級・2級・3級・4級とあり、級で称号が異なります。1級と2級は「建設業経理士」、3級と4級は「建設業経理事務士」と称されます。

建設業界で実質的に役立つ資格として認定されているのは2級以上ですので、就職やスキルアップに際しては2級以上の取得をおすすめします。

3:日商簿記

建設事務に役立つ資格3つ目は、「日商簿記」です。簿記資格の種類はいくつかありますが、一般的に簿記と言えば日商簿記のことを指しています。

求人で企業が提示する経理の必須資格になっていることや、昇進や昇格の評価基準または資格手当の対象になっていることが多いため、知名度も受験者数も簿記資格の中で最も高い数値となっています。

日商簿記の区分は、簿記初級・原価計算初級・3級・2級・1級に分かれています。

簿記初級は簿記4級の廃止に伴い新設された区分で、簿記の基本と複式簿記の仕組みが問われます。原価計算初級は2018年から新設されたもので、原価計算の基本に関する問題が出題されます。

4:CAD利用者試験

建設事務に役立つ資格4つ目は、「CAD利用者試験」です。

CAD(コンピュータを用いて設計を行うこと)に関わる知識とスキルを評価するもので、もともと建築・土木・電気機械の業界で活用しています。最近ではアパレルメーカーでの導入も盛んで、IT技術が進む現代では建設業以外でも需要があります。

しかしながら、CADの知識やスキルが必要な業務は即戦力が求められる内容が多いため、資格があるだけで就職が確実に有利になるということはありません。

重要なのは、実務的なスキルです。CAD利用者試験の資格が輝くのは、実務を重ねて実力が伴うようになってからと言えます。

5:建築CAD検定

建設事務に役立つ資格5つ目は、「建築CAD検定」です。

建築に特化したCADの資格で、建築図面をCADで作図するスキルを証明するものとなります。「実践型の資格試験」と言われているため、取得していると建設業界では有力な人材と評価される可能性があります。

区分は、准1級・2級・3級の3つに分かれています。

受験方法は実技が基本で、CADソフトで建築図面を作成して、その図面に対する評価で合格の可否が決まります。

受験に使うPCは、試験会場にあるCADソフトがインストール済みのPCか、CADソフトをインストールした自分のPCのどちらかから自由に選べます。

6:宅地建物取引士

建設事務に役立つ資格6つ目は、「宅地建物取引士」です。

国家資格として管理されている資格で、不動産関連の豊富な専門知識を活用して物件の売買や賃貸のあっせんなどを行います。建設ではクライアントの不安を取り除いたり、要望を実現したりするために役立つ資格です。

ただし、宅地建物取引士として働くためには、合格資格だけでなく交付を受ける必要があります。

また、登録の際は宅地建物取引の実務経験2年以上といった条件がありますが、登録実務講習を受ければ2日間のスクーリングで登録可能となります。

建設業の事務に向いている人の特徴3つ

建設事務は同じ事務業でも、建築・建設に関する法律などの関係で一般的な作業内容とは異なる部分もあります。

上記の点を踏まえたうえで、「向いている」と考えられるのは、人と関わることが苦でない人・細かな事務作業が得意な人・建築や土木に興味がある人です。

これは、コミュニケーション能力、事務作業能力、業界への関心度で向いているかどうかがある程度分かるということです。

あくまで推し量るものでしかありませんが、自分の適性を考える際の参考にしてください。

1:人と関わることが好き

建設事務に向いている人の特徴1つ目は、人と関わることが好きな人です。

サポート的な役割として建設作業員や他の部署、クライアントなどと関わることがあるため、コミュニケーションをとりながら業務を進めることを「苦」と思わない人は、建設事務に向いていると言えます。

建設は完成までに複数の業種が携わるため、共有すべき情報も出てきます。みんなが連携して助け合うための仲介として動くこともあるので、人と関わることが好きでコミュニケーション能力に富む人の方が、円滑に事を進められるでしょう。

2:細かな事務作業が得意

建設事務に向いている人の特徴2つ目は、細かな事務作業が得意な人です。

建設作業には法的な許可が複数必要になることも多いため、細かな事務処理が必要になることも少なくありません。そのため、正確に細かな事務作業を行える人は建設事務に向いています。

あらゆる許可について正確に事務処理が行えれば、現業務もスムーズになります。

また、建築確認申請を済ませないと着工できない部分もあるので、不備によって許可を取るまでに時間がかかるのは望ましくありません。

細かな事務作業は基本的に手間と時間を要するので、そういった作業が得意な人で、かつ正確にできる人は重宝されるでしょう。

3:建築や土木に興味がある

建設事務に向いている人の特徴3つ目は、建築や土木に興味がある人です。

建設や建築はモノづくりの業界ですので、成果が目に見えるといった特徴があります。事務側は作業員と違って間接的な関わり方にはなりますが、完成した際の嬉しさや、完成に向けてのやりがいを感じることはできるでしょう。

また、事務作業を進める中では、建築や土木などに関する様々な情報を見聞きすることが多くあります。その中で興味のある分野を発見することや、「すごい」「楽しい」と思えるようなこともあるでしょう。

そういった明るい興味を建築や土木に対して持つことができる方は、知識やスキルの習得も速い見込みがあるため、建設事務に向いていると言えます。

建設業の事務へ転職を検討してみよう

建設事務はサポート側なので作業員よりも地味な仕事に思われがちですが、建築などを進める際には欠かせない存在です。

さらに、仕事内容は事務作業だけに留まらず、建設作業を円滑に進めるために多くの人と直接的なコミュニケーションを取ることも含まれています。

また、完成が目に見えるということもあり、達成感ややりがいも生じやすい業界と言われている点も魅力です。

就職などに際して有利になる資格を把握し、建設事務への就職・転職を考えてみてはいかがでしょう。


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