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型枠工事
公開日時 2020.08.08
最終更新日時 2022.04.05

型枠工事の能力評価基準について:施工管理職種の共通評価項目「技術力向上及び人材育成」

職業能力評価基準とは、人材育成や人事評価などで使われる基準です。

本記事では、型枠工事業の施工管理職種すべてに共通する「技術力向上及び人材育成」の能力評価基準について紹介していきます。

評価の概要

型枠工事業とは、建物の垂直水平を測るための「型枠」を作り込む仕事です。
「技術力向上及び人材育成」の評価基準概要はレベル3と4に分類されています。

レベル3
施工管理責任者として仕事の進め方や等を指導できる。
また部下の状況を理解して的確なアドバイスができる。

レベル4
施工技術などに関する標準化やなど、全社の技術力向上を図れる。
また人材の能力レベルを把握し、向上させる仕組みを構築し、教育訓練を計画し推進できる。

出典:厚生労働省「06_型枠工事業/共通能力ユニット(技術力向上及び人材育成)

「技術力向上及び人材育成」の評価基準レベル3

ここではレベル3の評価基準を紹介します。

能力細目と職務遂行のための基準

    1. 技術管理

・コストダウンやVE提案などに際して積極的にアイデアを出すことができる。
また採用されたものを記録や文書として管理して、可能な現場では職長と打合せが実施できる。
・協力業者施工は普段から協力業者の技術レベルなどを把握し、自社社員と同等の教育をしている。 など

    1. 部下育成

・「エントリー」や若年層の部下に対して、挨拶などの基本的なビジネスマナーを指導できる。 など
・部下に悩みなどがあれば聴く時間を割き、問題解決となるようにアドバイスできている。など

必要な知識

  • 型枠工事の技術に関する知識
  • 技術管理に関する知識

など

出典:厚生労働省「06_型枠工事業/共通能力ユニット(技術力向上及び人材育成)

「技術力向上及び人材育成」の評価基準レベル4

ここではレベル4の評価基準を紹介します。

能力細目と職務遂行のための基準

    1. 技術管理

・VE提案などのノウハウを蓄積し、その実施効果を確認できる。
・自社の技術力向上のために研修会や施策を立案・実施し、その成果を確認できる。など

    1. 部下育成

・部下の個別育成計画を立案し、担当指導者を指名し、計画的な育成に当たらせることができる。
・部下の特性や性格などを把握し、意思疎通できるように、一人ひとりに合わせた声掛けができる。
・部下からの相談を前向きに受け止め、やる気を出せるように話ができる。など

必要な知識

  • 型枠工事の技術に関する知識
  • 技術管理に関する知識
  • 部下、後輩への接し方に関する知識
  • リーダーシップの基本に関する知識
  • 教育訓練に関する知識

など

出典:厚生労働省「06_型枠工事業/共通能力ユニット(技術力向上及び人材育成)

能力開発、採用などに利用される

職業能力評価基準は、能力開発、採用など幅広い場面で利用されます。

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