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公開日時 2019.12.25
最終更新日時 2022.04.06

施工管理の豆知識!国や文化で変わる建具の形状や種類:洋風建具

建具とはドアや窓、ふすまなどの部屋を仕切るために取り付けられているものです。洋風建築の家には、和風建築とは異なる建具が使われています。
ハウスメーカーや戸建て住宅の施工管理者は、それらの建具について知識を深めておけば現場で役立つことも多いのではないでしょうか。

洋風建具に使われる木材

洋風建具に使われる木材には、次のようなものがあります。

オーク

重厚感がある堅く耐久性に優れた木材で、日本ではナラと呼ばれています。彫刻や曲げ木などの細工がしやすいので、中世からフローリングや壁板、家具など住宅分野で幅広く使われています。

チーク

海水でも腐りにくく、虫にも強い特長を活かし船の甲板や内装材に使われてきた木材です。ミャンマーやインドネシアなどの東南アジア原産です。
伐採したばかりのものは水分を多く含んでいるため、時間をかけて十分に乾燥させる必要があります。水に強いので、ガーデンやアウトドア用の家具やテーブルなどに使われることもあります。

チェリー

アメリカ・カナダの東部に北欧に広く分布している木材です。堅すぎず柔らかすぎず加工がしやすく、手頃な価格で手に入れることができます。
色の経年変化を楽しめるのが特徴で、年を重ねていくうちに白っぽい色味からこげ茶色に変化します。テーブルやフローリングに多く活用されています。

洋風建具の活用例

洋風建具には次のようなものがあります。

ドア・戸

建築業界では出入り口建具と呼ぶこともあります。開け閉めしやすく、人が行き来しやすいことが求められるので、開け閉めのための空間が十分にとれるかどうかの確認が重要です。
設置場所や色味によって、部屋を広く見せたり、明るい雰囲気を演出したりすることができます。

石やレンガを積み上げた伝統的な西洋建築は家が重く、大きな窓を作ることはできません。石造りの家では、小さな腰高窓や掃き出し窓が採用されています。西洋で窓ガラスが一般庶民の間で使えるようになったのは、17世紀以降のことと言われています。
窓建具とドアなどの出入り口建具を総称して、外周建具(外回り建具)と呼ぶこともあります。

外構建具

外構(エクステリア)は、建物の外にある構造物を指す言葉で、門や車庫、物置のほか、アプローチや塀、垣根などがあります。鉄製の格子や建具を使うと洋風な雰囲気の外構を演出できます。

建具による雰囲気作り

建具の色や使用する材料、場所によって家の雰囲気や空間の体感の広さを操ることができます。洋風建具の特徴や使用例を知ることで、それぞれの工事の際も注意点なども気づくことができるのではないでしょうか。

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