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心のメンテナンス

ストレス社会の現状

「400万人弱」。この数字は何かおわかりでしょうか?
実は最新の統計による、年間の日本の精神病患者数です。

「3億人」。この数字は何だと思われますか?
世界のうつ病患者数です。

この数字を見てどう思いますか?少ないと思いますか?多いと思いますか?
この数字から、日本は「一億総うつ病社会」に突入したと思います。

このことは会社や、社会としても大きなテーマとなっていて、社員のストレスケアをどうしていくかということが頻繁に話題になっています。

まずストレス社会の現状を様々な尺度データを基に見ていきたいと思います。

※出典:厚生労働省資料(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000108755_12.pdf
※出典:WHO資料(https://www.japan-who.or.jp/act/factsheet/369.pdf

都道府県別幸福度ランキング

沖縄県は46位とかなり低いですが、女性の起業率では日本で2位であり、「沖縄タイム」と言われる独特の文化があります。開放的な場所なので、仕事で行くことになったとしてもダイビングや泡盛を楽しめると思います。

最下位は高知県。カツオのたたきが有名です。お酒やお魚が美味しく、アウトドアに囲まれた所です。

お遍路さんも有名でもともとは、「信仰」の意味合いが強かったのですが、最近は「リフレッシュ」や「自分探し」を目的としている人など多種多様なようです。大きな現場が終わった後に、皆様もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

また、土佐藩と呼ばれる有名な「幕末の志士」もここに住んでいたそうです。

世界幸福度ランキング

残念なことに日本の幸福度は現在、先進国の中では最下位だと言われています。

例えば日本の教育は、テストの点数だけで言うとトップレベルです。これは今までの詰込み型の教育や、社会のルール(社会規範)を守ることが幸せだと信じられてきた時代(教育)でした。

しかしその結果、「考える力」、(自立)はフィンランドやオランダなどの「教育先進国」とよばれる国々に比べ、「3週遅れている」と言われています。

また、毎年世界幸福度上位の北ヨーロッパなどの国々と比べても「福祉」等のところで大きく遅れをとっています。

そして気になるのが、「社会の寛容さ」における指標の低さです。外国人労働者や観光客を増やそうと取り組んでいる一方で、ずっと日本の美徳文化であった「人と違うことはいけないことだ」「失敗をゆるさない」という同調圧力を、グローバルな国際世界が進む中いまだに持ち続けていることは、いいのでしょうか。

日本も世界の教育や、福祉先進国と呼ばれている国々の事を見習わなければならないと思います。

建設業界のストレス状況は?

ストレスがたまる業界ランキング、建設業界は7位とそれほど高くはありません。

こんなひとがうつになりやすい


次はどんな人がうつや精神病になりやすいのか、見ていきます。

驚いたのが、クリスマスや収入の増加もストレスになる点です。
「ホメオスタシス」という考え方がありますが、良いこと、悪いことに限らず状況が変わる事への不安感が、建設業界に関係なくあるようです。

建設業界だと、「病気やケガ」や「仕事量の変化」などが、関りがありそうです。

ストレスが溜まりやすい職種では、上位に「営業職」がランクインしています。やはり営業職は大変なようです。電気や機械系の職種に就かれている方のランキングも高く、日ごろのストレスケアが重要だと思います。

うつ(心の病気)になりやすい性格等、他にもいろいろな心のランキングがありますので、興味がある人はいろいろ調べてみてはいかがでしょうか?

建設業界とストレス

建設業界のストレス状況ですが、男性はとても高いです。

ただ、今後残業時間の低下や働き方改革の恩恵を受け、本来の外(現場)で働く人は心の病にかかりにくい(日の光を浴びるとセロトニンという幸せホルモンが出ます)という姿に変わっていくことが期待できます。

一方の「女性」はというと、むしろ高ストレス者の割合は最も低い結果となっています。女性は、建設業界でやっていくのは大変だろうなぁというイメージがあるかも知れませんが、むしろ逆で、建設業界で働いている女性の皆様はそれぞれ居場所を感じていて、やりがいを見つけているようです。

ストレス発散方法

我慢からアウトプットの時代へ

最も効果のある方法は、「ひたすら寝る」となっています。睡眠時間が少ない人は、ストレスが多くなる傾向にあるようです。

いろいろストレス発散方法はありそうですが、大切なのはストレスを「アウトプット」することだと思います。ストレスは我慢するのではなく、発散させることが重要だと思います。

いろいろな不満や怒り、不安な気持ちを「昇華」させ夢の国のように「アイディア」にしてみるのもひとつの考え方だと思います。

もしくは、アウトプット型の攻めのカウンセリングにチャレンジしてみたり、アートにチャレンジしてみたり、やれることはいろいろありそうです。

建設業界ならではのストレス発散方法

1.カメラ
仕事柄いろいろな地域へ出張に行くことも多い業種です。その特性を活かして「カメラ」はいかがでしょうか?
カメラもアートであり「アウトプット」型の趣味と言えます。北は時計台(北海道)から南は美ら海水族館(沖縄県)まで、皆様だけのオリジナル写真集を作成してみてはいかがでしょうか?

2ガーデニング
何かを育てることは心理的に「癒し」の効果があり、また植物などの「緑」はストレス軽減に効果的と言われています。

3ゴルフ
社交的な趣味を取り入れるのも一つの手です。癒しでもありビジネスシーンでも活躍しそうな一石二鳥の趣味ではないでしょうか?

会社や社会が取り組む心のケア

日本は福祉や教育、社員のケアなどでかなり遅れていたのですが、最近「このままではいけません」といろいろな政策や会社の取り組みが増えてきました。

労働基準法も今年4月に改正され、増々働きやすい社会を国が目指しています。また、働き方改革関連法の「労働安全衛生法」改正に伴い、今後は、産業医を社内で見かける機会が増えそうです。

外国人労働者もこれから増えていくと言われている「日本」、外国人の方に日本へきてよかったと言ってもらえるよう、準備を進める必要性が高まっています。

会社でも近年、「0次予防」と呼ばれる言葉が出てきました。これは社員が「明るく楽しく前をむいて、働けるよう」社内環境を整えていこうという、提唱です。

内装オフィスデザインから考える0次予防

1.壁を「ガラス張り」にする
それは、物理的な空間と心理的な距離は同じであると考えられています。壁をガラス張りにすることで、壁は必要なものの互いの部署等の距離がぐっと縮まりコミュニケーションが増え、風通しの良い社風になるだろうという考えです。

2.ハチの巣状にデスクを配置する(ハニカムオフィス)
「鍋を囲みながらケンカするのは、難しい」という心理学者がいました。
円になっているときに、人は輪になろうとするのではないだろうかという考えです。

そのような考え方を応用してか、ハニカムオフィスというハチの巣状のデスクが登場しています。デスクを日本従来の島型から丸型にすることで、コミュニケーションをスムーズにする狙いがあるのではないでしょうか。

建設業界が取り組む心のケア

最近、建設業界で取り組むメンタルヘルスケアが「法律」で定められました。

「健康KY」と「無記名ストレスチェック」です。健康KYは、施工管理者が朝の朝礼で作業員の心の不調を早期発見するよう促す仕組みです。無記名ストレスチェックは、作業員の皆様のストレス状況を把握し、より働きやすい職場に変えていく仕組みです。

このように、建設業界も働く人々の心のケアに真剣に向き合っています。

君もカウンセラーにならないか?

ここまでストレス社会の現状や、社会の取り組みをご紹介してきましたが、結びに自身でできる「心のメンテナンス」をご紹介します。

1.心理学
「メラビアンの法則」や「ピグマリオン効果」のように、人の心の動きを研究する学問です。

日々、何気なく発している「言葉」や「行動」が他人や自分自身の心に与える影響を振り返ってみるきっかけの一つになるかも知れません。

2.脳科学
「前頭葉」や「側頭葉」など、どんな場面で脳のどの部分がどう機能しているのかを研究する分野です。

何か目標がみつかったときなどに、恒常性維持機能(現状維持)という「リミット」を外す手がかりになり得るかと思います。

3.NLP
批判の声もありますが、「天才」や「成功者」の行動パターンを分析することから始まり、別名「脳の取扱説明書」とも呼ばれる最新の心理学です。

「夢」や「目標」に向かって前向きに生きていれば、心の病とは無縁だと言われています。自身のコミュニケーション力の向上や、理想に向かってぶれずに進む手助けの一種になります。

4.SDGs
「持続可能な開発目標」の略称であり、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを宣言しています。

ちょっと壮大なテーマですが、地域のボランティアに参加してみるなど、所属する集団に貢献できることを小さなことから始めてみてはどうでしょうか?

ひょっとしたら、周りの幸せを考えることが、自分の幸せの近道かもしれません。

建設業界で働く皆様にご紹介したい性格診断

「現場はコミュニケーションの結晶です」

昔こんなことを言っている方がいましたが、まさに現場はその通りだと思います。現場監督や施工管理職として働くと、他の業種の方に比べ関わる人の数は多いと思います。「コミュニケーション」を深めていくうえで、あらためて自分のことを再確認することが大切なのではないかと思います。

16タイプ別の性格診断

検索すると出てきますが、16タイプ別の性格診断という物があります。

ちなみに筆者は「討論者」という診断結果になり、日本では200人に1人の割合のようです。変わったといいますか、貴重といっていいのか、そんな診断でした。「討論者」の課題はその鋭い洞察力を(ルールを守りながら)どうやって周りに伝えていくかとのことでした。

他にも「建築家」や「仲介者」「主人公」、「幹部」「巨匠」や「エンタテイナー」等々いろいろな性格があるようです。

また、このような性格診断テストを、入社試験等の際に取り入れている企業もあり、採用に偏りが出ないよう、または部署を決める際や、新たなプロジェクトチームを立ち上げる際に組織をバランスよく配置する為、参考にしている企業もあるようです。

様々なプロジェクトをこなしている建設業界で働く皆様も、一度この性格診断を受けてみてはいかがでしょうか?

本当の自分を知ると共に、もう一歩ステップアップした考え方として、タイプ同士の相性やタイプ別の接し方など活用できる機会は多そうです。