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公開日時 2019.04.26
最終更新日時 2022.04.06

現場監督が常識として知っていなければならない、建設現場で関わる人たちが持つ「資格」について,建築

公的資格まとめ


ここからは建設関係の公的資格の中から、代表的なものを紹介していきます。

地すべり防止工事士

地すべりなどの斜面災害の予防と対策に関する豊富な知識と経験を持ったプロフェッショナルとして認定される資格です。
この資格を取得した人は建設業許可に係る専任技術者となることができます。また、監理技術者資格を取得することが可能となります。

地すべり防止工事士になるには、「登録地すべり防止工事試験」を受験し、一次試験(記述)と二次試験(面接)に合格する必要があります。

この試験を受けるためには、地すべり防止工事などに関する5年以上の実務経験が必要です。
また、そのうちの1年以上は指導監督的な実務経験がなければなりません。

詳細な情報は以下のホームページでご確認ください。
https://www.jasdim.or.jp/kojishi/

地質調査技士

地質調査技士は、本来ボーリング技術者の技術を認定するための試験でした。
現在は地質調査業を取り巻く環境の変化などから、地質調査やその関連分野の技術者が多く受験しています。

地質調査技士の資格を得るには、地質調査技士資格検定試験に合格しなければなりません。
試験は「現場調査部門」「現場技術・管理部門」「土壌・地下水汚染部門」の3つに分かれており、それぞれ受験資格や科目が異なります。

最新の情報は試験実施機関が発行する最新年度の受験の手引きからご確認ください。
参考のために平成30年度の受験の手引きと、試験実施機関のURLを記載します。
https://www.zenchiren.or.jp/geo_comp/kako/h30/h30_tebiki.pdf
https://www.zenchiren.or.jp/geo_comp/

コンクリート診断士

コンクリート診断士は、コンクリート診断・維持管理の知識・技術、並びに倫理観を持っていると認定された人です。

試験実施機関が実施する講習会を受講して、試験に合格しなければなりません。
コンクリート主任技士、コンクリート技士、一級建築士、一部部門の技術士、1級土木施工管理技士や1級建築施工管理技士の資格があれば、受験資格を満たします。

また、学校教育でコンクリート技術に関する科目を履修した者は、最終学歴ごとに所定の実務経験を積むことで受験資格を獲得できます。

最新の情報は試験実施機関が発行する最新年度の受験の手引きからご確認ください。
参考のために平成30年度の受験の手引きと、試験実施機関のURLを以下に記します。
http://www.jci-net.or.jp/j/exam/shindan/gif/sds_2019_tst.pdf
http://www.jci-net.or.jp/j/exam/shindan/

環境アセスメント士

環境アセスメント士は、環境アセスメントに関する環境の調査、予測や評価の実施などについて専門的な技術や技能を有し、実務を的確に行えることを試験によって認定された人です。
この資格を取得するには「環境アセスメント士試験」に合格する必要があります。

受験資格は以下の通りです。
・四年制大学卒業後、環境アセスメント関係業務の実務経験が5年以上
・大学院修了後、環境アセスメント関係業務の実務経験が3年以上
・環境アセスメント関係業務の実務経験が8年以上

なお、この試験は「生活環境部門」と「自然環境部門」の2つに分かれています。
それぞれの部門は以下の分野に関わっています。
・生活環境部門…大気環境、水環境、土壌環境、廃棄物、温室効果ガスなど
・自然環境部門…植物、動物、生態系、景観、触れ合い活動の場など

試験について詳しいことは試験実施機関の以下のホームページをご確認ください。

環境アセスメント士とは

港湾潜水技士

港湾や港湾の海岸の工事における潜水作業に従事する者の技術や能力を認定する資格です。
1級、2級、3級に分かれており、受験するにはそれぞれ以下の資格や実務経験が求められます。
・1級…2級合格後3年以上の実務経験
・2級…3級合格後3年以上または潜水士免許取得後6年以上の実務経験
・3級…潜水士免許取得後3年以上の実務経験
指定学科を卒業した者には特例制度があります。詳細は試験実施機関に問い合わせる必要があるので、以下のホームページから連絡先を確認してください。
http://www.sensui.or.jp/engineer

構造物診断士

構造物診断士は、鋼とコンクリートからなる土木構造物の総合的な診断を行う知識などを認定した資格です。

一級構造物診断士と二級構造物診断士の2種類があり、一級は筆記と面接による試験、二級は筆記のみの試験となります。

一級構造物診断士試験の受験資格は、技術士、コンクリート診断士、土木鋼構造診断士、コンクリート構造診断士、一級建築士、二級構造物診断士の有資格者に与えられます。

二級構造物診断士試験の受験資格は、技術士、コンクリート診断士、土木鋼構造診断士、コンクリート構造診断士あるいは一級建築士、コンクリート主任技士、コンクリート技士、1級土木施工管理技士の有資格者に与えられます。

このほか、学歴と実務経験によっても受験資格を得ることができるケースもあるので、以下のサイトからご確認ください。
http://www.nsi-ta.jp/consultant/exam
http://www.nsi-ta.jp/consultant/about

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