施工管理の求人・転職情報掲載。資格者・現場経験者は即採用【施工管理求人サーチ】

施工管理求人サーチロゴ
夢真の転職支援 施工管理求人サーチ電話番号
お気に入りリスト
まずは無料WEB登録
メルマガ登録

現場作業、現場工事と「四季」の関わりについて。注意点などをまとめました

学ぶ
公開日時 2023.03.13 最終更新日時 2023.03.13

現場作業は一年中ほぼ外で行います。
日本には四季があり、季節ごとに気温や湿度が異なるため、さまざまな注意をしなければいけません。
特に現場監督は作業員の体調管理も仕事のひとつです。
夏であれば熱中症などに気を付けなければいけませんし、冬は路面の凍結によって引き起こされるスリップや転倒などに気を付けなければいけません。
また梅雨や台風による長雨や強風などの悪天候のことも考える必要があります。
天候によって工期に遅れが出ると、現場監督が調整をしなければなりません。
このように現場作業と四季、天候は切っても切れない関係です。具体的にどのような点に気を付ければよいのでしょうか。
今回は、現場作業・現場工事で季節ごとに気を付けるべき点をご紹介します。

現場の春は花粉に要注意!


現場作業は屋外で行われることが多いため、どうしても花粉の多い環境下で作業することになってしまいます。春は花粉症の人にとってつらい季節です。
さらに山中の現場ともなると、周りがスギやヒノキに囲まれている場合もあり、さらに症状が悪化してしまう人もいます。
では花粉が飛び交う春にはどのような対策を取ればよいのかご紹介します。

花粉症のメカニズム

そもそもどうして鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみのような花粉症の症状が出てしまうのでしょうか。
通常、花粉が体内に入ると「アレルゲン物質」として判断され、体はこれを排除する抗体を作り出します。
この抗体は、体内の花粉をどうにかして外に出そうとするので、くしゃみや鼻水、涙などの症状が出てくるのです。
そして鼻づまりは外から花粉が入ってこないようにするための防御機構とされています。
この抗体の量によって、花粉症の重症度が異なるといわれているのです。
突然花粉症を発症する方もいますが、これは抗体の量が体内で一定数を超えたことによるものとされています。

花粉症の影響

花粉症はくしゃみや鼻水などの諸症状を引き起こし、仕事を含め、生活に多大な影響を及ぼします。
鼻づまりやくしゃみ、鼻水などが続くと頭がぼーっとして、仕事に集中できなくなります。
これらの症状を改善するために薬を飲む方も多いですが、薬の種類によっては眠気を誘発するため、車両や機械の運転をやめるように記されているものもあります。
そのため機械での作業がある職人さんは花粉症の薬を飲むことができず、症状に苦しんでいる人も多いです。

現場での花粉症対策

基本的なことですが、まずは花粉を体内に入れないことが大切です。
可能であれば外での作業中はマスクを付けたままにしておきましょう。
くしゃみをすることが多い場合は、こまめに交換することも大切です。
しかしマスクを着用すると声がこもってしまうため、大きな声を出すことの多い現場では着用を躊躇される方もいるのではないでしょうか。
そのような悩みを持つ方には花粉ブロックスプレーがおすすめです。
外に出る前にスプレーをしておくことで、花粉が付かないようにコーティングしてくれます。
スプレーは簡単に利用することができます。また、携帯用のスプレーは現場に持ち込むことも可能です。
目がかゆくて仕方ないなどの症状でお悩みの方は、花粉対策メガネがおすすめです。
このメガネは、花粉が入らないようにメガネの上下がブロックされています。そのため、着用することで目のかゆみを抑える効果が期待されます。
さらに、石が飛んでくる現場の場合は危険からも目を守ってくれるため一石二鳥です。
また、体調が悪いと花粉症の症状は悪化する傾向にあります。
睡眠をしっかり取り、バランスの取れた食事を心がけましょう。

事務所内の花粉対策も忘れずに

屋外だけでなく、室内でも花粉対策を行いましょう。
現場事務所は外からそのまま入ってくる人が多く、ホコリと一緒に花粉も運んできてしまいます。
事務所に入る前に、服に付いた花粉やホコリなどを払い落とす習慣を付けましょう。
入り口に粘着ローラーなどを設置することもおすすめです。
また、加湿器や空気清浄機の使用も効果的とされています。
加湿器によって空気中の湿度を上げることで、花粉が舞うことを防ぐ効果があります。空気清浄機を使うことで、空気中の花粉を少なくすることができます。
他の対策として、花粉の季節はできるだけ窓を開けないことを心がけましょう。
窓に花粉やホコリが入らないようにするフィルターを付けることもおすすめです。
このように屋外でも室内でも花粉対策を取ることが、花粉症による影響を軽減させることにつながります。

春は新人が入社する季節。部下、後輩指導のポイントとは


新入社員が入社する季節といえば春です。
多くの社会人2年目の人には、初めて部下や後輩ができます。
しかし、初めて後輩の指導をするという人も多く、どんな指導をすれば良いのか、どんなアドバイスをすれば良いのか悩む人もいるでしょう。
そこで部下や後輩である新人現場監督を指導するポイントをご紹介します。

目的を明確にする

現場に出る日は、「何を目的にして現場に出るのか」を明確にしておくことが重要です。
つい「あれとあれと、これも教えておこう」と複数の仕事をまとめて教えてしまう方もいます。ただ、一度にたくさんのことを詰め込んでしまうと、仕事に慣れていない新人は混乱してしまう可能性があります。
そうすると、結局すべての仕事をどれも終わらせることができず、中途半端になってしまう場合もあるのです。
まずは新人に身に付けてほしいことを先輩社員が順序立てて教え、覚えたことを確認したら次のステップに進むように心がけるようにしましょう。
例えば、現場の「この部分のチェックをする」、「〇〇の写真を撮ってくる」など目的が分かりやすい仕事を指示することが大切です。
慣れてきて、これらの作業がスムーズにこなせるようになってから、複数の仕事を同時に進行させるようにしましょう。
ひとつずつ教えることで新入社員も質問しやすくなります。

事務所内での作業も教える

現場監督といえば、現場での確認や指示などが主な仕事ですが、実は多くの事務仕事も抱えています。
図面や工程表の作成、請求書の整理など、デスクワークもたくさんあるのです。
通常、一年目の新人現場監督は自分の仕事を持っていません。
そのため、まずは事務所内でその日にすべきことを教えておきましょう。
事務所での作業といっても、新人にとっては複雑なものばかりです。
例えば、検査表に添付する写真についても、どの部分の写真を添付すればよいのか、どの部分を撮影すればよいのか、チェックする手段は何かなど注意するべき点が数多くあります。そのため、先輩社員はひとつひとつ教えていく必要があります。
チェックシートを利用すると分かりやすいです。もしチェックシートがない場合は作成するように指示することもおすすめです。

悩みはしっかりフォローする

新入社員は悩みを抱えることが多くあります。
先輩や上司が上手くフォローできないと、新人は悩みを誰にも相談できず、間違ったまま仕事を覚えてしまいミスを連発してしまう恐れがあるのです。
それによって、新人はさらに上司に怒られる・悩むといった負のスパイラルに突入してしまうのです。
そのため新人の指導係は、分からないことはないか、何か悩んでいることはないかなど定期的にフォローしてあげましょう。
大事なポイントは意見を押し付けないことです。
頭から「これが正しいのだから」と押し付けていては、いざというときに「先輩が言っていたから」と行動するだけで終わってしまいます。
最終的には新人が自分で解決できるように導いていきます。
そうすることで、自分で考える力も育ち、立派な現場監督となっていくでしょう。

言葉遣いには注意する

先輩社員は指導の際に、つい熱が入るあまり言葉遣いが乱暴になってしまうことがあります。
しかし中には新人を委縮させてしまい、仕事への意欲を失わせてしまうような「言ってはいけない言葉」もあるのです。
例えば、新人に「自分はなんてダメな人間なんだ」と思わせてしまうような言葉はNGです。
「前にも教えたよね」「やる気あるの?」などの言葉は、新人から質問や相談する気力を奪い、本当にやる気まで奪ってしまいます。
教育係はこのように新人を否定するような言葉はできるだけ使わず、相談に乗りながら新人のやる気を伸ばしてあげましょう。
また「言われた通りに何でやらないの」や「もういいよ」など自主性を奪う言葉にも気を付けましょう。
仕事が忙しいとつい発言してしまいがちですが、誰もが最初から完璧にできるわけではありません。
「なぜ、どうしてこの仕事が必要なのか」を理解させなければ、新人はいつまでたっても自力で仕事をこなせるようにはなりません。
その仕事が必要な理由も説明しながら教えていくようにしましょう。

夏は猛暑に注意!暑さ対策をご紹介します


夏に気を付けなければいけないものの一つに熱中症があります。
猛暑が続く夏は体内から水分と塩分が失われやすく、熱中症になる危険性が高まります。
屋外で働く現場監督や作業員にとっては、暑さ対策はとても重要です。
そこで夏の注意点と熱さ対策についてご紹介します。

夏は熱中症に注意

近年は記録的な猛暑となることが多く、熱中症対策にはますます力を入れなくてはいけません。
熱中症になるとさまざまな症状が起こります。
1度(軽度)の場合は、めまい、筋肉痛、筋肉の硬直が起こります。この時には意識は、はっきりしていることが多いです。
2度(中程度)になるとさらに、頭痛、吐き気、嘔吐、失神、倦怠感、判断力の低下などの症状が重なります。この時には皮膚は冷たいのに体温は高いといった症状が出ています。
3度(重度)になると、意識障害、けいれん、過呼吸、おかしな言動や行動などが起こり、意識はもうろうとしています。呼びかけに答えられなかったり、まっすぐ歩くことが出来なかったりした場合はすでに重度の可能性があります。
「今まで大丈夫だったから」と思っていても、当日の体調や気温などで急激に症状が悪化する場合があります。
そのため現場単位での対策はもちろん、作業員全体が熱中症への知識と意識を持つことが大切なのです。

熱中症の対策

屋外で作業することが多い建設業界にとって、熱中症対策は必須です。
まずは水分や塩分をこまめに補給しましょう。
普段は麦茶や水で水分を補給し、重労働の時やたくさん汗をかいた時はスポーツドリンクなどを飲みます。
スポーツドリンクは塩分と糖分、水分を同時に摂取できるので熱中症対策におすすめです。
ただし、スポーツドリンクは糖分が多いため、飲み過ぎないように注意しましょう。
少し気だるく感じた時や、より予防したい時には「経口補水液」を飲むことをおすすめします。
経口補水液は塩分や糖分のほか、ナトリウムやカリウムなどの電解質が多く含まれています。
これまで電解質は点滴からでしか補給することができませんでした。しかし経口補水液であれば、手軽に水分と電解質を補給することが可能です。
また、さらに塩分を摂りたい時は塩飴や塩タブレットなどが定番です。
作業中でも素早く取り出して補給できるため、作業員の必需品といえるでしょう。

冷却グッズを使うのも効果的

また現場で働く人のために、さまざまな冷却グッズも販売されています。
作業員は安全のために長袖長ズボン、ヘルメットを着用しなければならず、どうしても体温が上がってしまいがちです。
そこで冷却グッズを取り入れて効果的に体温を下げましょう。
代表的な冷却グッズには以下のようなものがあります。

・冷却タオル
冷却タオルは手軽な冷却グッズとして人気があります。
水に濡らすことで、冷たさが持続する特殊な繊維から作られており、作業中の首元をひんやりとさせてくれます。

・冷却スプレー
冷却スプレーは暑いと思ったらすぐに体を冷やせる便利なグッズです。
服の上からでも使用できる商品が多いため、一本持っておくととても便利です。

・空調服
空調服とは、ファンが付いた作業服です。
扇風機のような役割を果たすので、いつでも、どこでもこもった熱気を外に放出してくれます。
またファンは後からでも設置することが出来るため、手持ちの作業服に付けることもおすすめです。

現場監督は作業員の体調に目を配る

作業員の現場での体調管理も現場監督の仕事です。
つい仕事に熱中して水分や塩分補給を忘れてしまいがちな時は、現場監督が声をかけてまわりましょう。
また定期的に水分や塩分を摂ったか確認する表などを作る会社もあります。
気温が特に上がる日にはこまめに休憩を取るようにしたり、気温の一番高い時間帯に休憩を取ることができるように時間を調節したりしましょう。
また冷えた室内から急に暑い屋外に出ることで体調不良になることもあります。
作業員へ対策の周知や徹底を行いましょう。

秋は雨と台風が多い季節。現場への影響は?

秋は雨と台風が多い季節。現場への影響は?


秋は台風や雨が多く、現場にも少なからず影響を及ぼしてしまいます。
特に大雨や強風をもたらす台風は事前に対策を講じなければいけません。
雨や強風が現場にどんな影響をもたらすのか、どのような対策を取れば良いのかご紹介します。

雨が現場にもたらす影響と対策

雨が降ると現場内は滑りやすくなるため、さまざまな作業がストップします。
雨が続くと作業ができずに、工期に遅れが生じてしまう場合もあります。
ただし風が強くなければ、雨対策はそれほど難しいものではありません。
防水性のシートで現場を覆っておけば、それほど神経質にならなくてもよいでしょう。
また雨で職人さんは休みになりますが、現場監督の仕事は休みではありません。
現場監督はさまざまな書類を作成するデスクワークも多いため、雨の日に集中して作業することをおすすめします。

風が現場にもたらす影響と対策

現場では雨より風の方が厄介とされています。
特に台風のような強風・暴風の場合は、シートが飛ばされてしまうため覆うことができません。
また足場などをシートで覆っていると、それが飛ばされるときに一緒に足場が倒壊する危険性があります。
クレーンにも注意が必要です。クレーンはしっかり固定しておいても、風圧を受けやすい構造をしています。
ある台風では、マンションの上階にあったタワークレーンが途中で折れ、隣のマンションを直撃するという事故が起きています。
台風はある程度進路と時間が予測できるため、事前にしっかりと対策を取りましょう。
例えば三角コーンや看板など、軽く飛ばされやすいものは屋内に避難させておくか、しっかり固定しておきます。
また河川や湾岸の近くの現場は浸水に注意し、資材などが流出しないように固定しておきましょう。

台風通過後の点検も大切

台風が過ぎ去った後は、すぐに作業を再開するのではなく、必ず点検を行いましょう。
足場などの金具にゆるみはないか、現場に穴や段差がないか、飛ばされたものはないか、周囲に被害は及んでないかをしっかり点検します。
点検する際には必ず複数人で行いましょう。
事故などの問題が起こった時、ひとりでは対処が難しいからです。
点検した記録は必ず残しておきます。
また山中や山の斜面の近くにある現場は、台風通過後でも鉄砲水や土砂崩れに注意が必要です。
大量に水を含んだ土砂が一気に流出するため、大事故につながる可能性があります。
「雨があまり降らなかったのに川の水がにごっている」「地鳴りがする」などの異変があった場合にはすぐ避難を開始しましょう。

秋は体調不良にも注意


秋は夏の疲れも残っており、体調を崩しやすい季節です。
「秋バテ」とも呼ばれており、体にさまざまな不調を及ぼします。
秋になりやすい体調不良の原因とその対策についてご紹介します。

秋バテとは?

秋バテとはようやく残暑もやわらいできた頃に起こる体の不調です。
夏の疲れがそのまま溜まっている状態で体力を消耗することで、自律神経の乱れや血行不良が引き起こされるといわれています。
秋口は、昼間は暑くても朝晩は冷えることがあり、その気温差も自律神経を乱してしまう原因になるとされています。
秋になっても体のだるさや食欲不振、微熱が続く場合は秋バテの可能性があるので注意しましょう。

秋バテの予防や対策

秋バテから回復するにはまず、生活習慣を季節に合わせることが大切です。
冷たい飲み物や食べ物は内臓を冷やしてしまい、さらに症状が悪化する原因になります。
食事は温かいものに切り替えましょう。
温かいスープや根菜類などを意識して取り入れることがおすすめです。
むくみを感じる人は、バナナなどの果物を摂取してカリウムを取り入れましょう。
入浴はシャワーだけで済ますのではなく、しっかり湯船につかってリラックスします。
適度な運動を取り入れることもおすすめです。
そして大事なことが睡眠です。体調不良を治すためには、十分な睡眠時間を確保しましょう。
秋は寒暖差が激しく、朝は冷えることがあるため、ブランケットや布団などを用意して、自分にとって快適な睡眠になるように調節しましょう。
また室温にも気を配りましょう。
秋の初めはまだまだ暑い日もあり、クーラーを使っている方が多いです。
しかし夏の設定温度のままでは、体が冷えすぎてしまうことがあります。
熱中症予防のためにもクーラーは必須ですが、体に直に風が当たらないようにするなどの工夫をしましょう。

秋風邪にも要注意

季節の変わり目は風邪をひきやすい時期です。
朝晩の気温の変化が激しく、風邪をひきやすくなってしまうのです。
風邪の約9割はウイルスが原因といわれています。
もし「風邪かな?」と思ったら、早めに対処するようにしましょう。
また「ちょっと体調が悪いな」と思ったら、体を温めるような料理を食べることをおすすめします。
食欲がない時はおかゆなど消化しやすい食べ物がおすすめです。
栄養補給には栄養ドリンクもぴったりですが、カフェインの入ったものでは眠れなくなることもあります。栄養ドリンクを飲む場合はノンカフェインのものを選びましょう。
また、普段からの予防が何よりも大切です。
1日3食しっかりご飯を食べ、体が冷えるような食べ物や飲み物をあまり摂取しないようにします。お風呂でしっかり体を温めるのもおすすめです。風邪気味のときは体を温かくして、いつもより睡眠時間を長くしましょう。

冬は防寒対策が必須!


冬は気温が下がり乾燥するため、風邪などで体調を崩しやすい季節です。
またインフルエンザなども流行し、体調不良を訴える人も多いのではないでしょうか。
現場監督はどの季節でも作業員の体調管理に気を配る必要があります。
普段からしっかり防寒対策と風邪対策を行い、体調を管理しましょう。

現場で働く人におすすめの防寒対策

どんな服でもある程度着こむことで防寒対策となりますが、現場では動きやすさも重視しなければいけません。
近年ではさまざまな機能を持った防寒着が販売されています。
風や雨が侵入しにくい素材や、防寒着の裏地にアルミが貼られており、体温を逃さないもの、インナーとして使用できる防寒着など、好みや作業内容によって選ぶことが可能です。
また現場で作業していると、手足などの末端部から冷えていく人も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめするグッズが、特殊ゴム製の手袋です。
防寒性もありながらフィット感も抜群であるため、手元で細かい作業をする人にもぴったりです。
また足先も冷えやすい箇所です。靴下やカイロなどで寒さをしのぎましょう。
靴下は重ね履きをしている人も多いですが、重ねすぎると靴がきつくなったり、足首をしめつけて血行が悪くなったりします。
一枚で温かいメリノウール製のものを選ぶと良いでしょう。
また、下半身用の防寒インナーも販売されているため、作業着だけでは冷えるという方は使用してみてはいかがでしょうか。

カイロを効果的に使用する

冬の防寒対策の定番といえばカイロです。
手軽に持ち運べたり、体に貼れたりするため、手軽に防寒対策ができます。
特に「貼るカイロ」は作業着の下に貼っても目立たず、温めることができるためおすすめです。
背中を温めることで体全体が温まりやすいとされています。腰痛持ちの人の場合は、腰に貼るなど好みによって貼り分けましょう。
お腹が冷えやすく、お腹を下しやすい人は腹部に貼ることをおすすめします。
ただしカイロは低温火傷の危険性もあるため注意しましょう。
低温火傷は体温より少し高めの温度で、長時間同じ場所を温めることによって起こります。
カイロを貼る際は、カイロを直接肌に当てないように気を付けます。また一か所に長時間カイロを貼るのは控えましょう。

作業員の体調や災害対応には常に注意する

建設現場において作業員の健康に気を配ることも、現場監督の仕事です。体調が悪そうな作業員がいたら積極的に声をかけて確認しましょう。
早退の判断をすることも大切です。
また作業員の健康管理をするためには、まず自身が健康でなくてはいけません。
業務が多く疲れの溜まりやすい時期もあると思いますが、普段から風邪対策などを行い、健康を維持できるように心がけておきましょう。
また、豪雨・強風・台風など、災害はいつ訪れるかわかりません。
そのため普段から対応策をしっかり頭に入れておくことが大切です。
被災してから確認していては遅いため、あらかじめマニュアルなどを確認しておきましょう。

現場監督は1年を通して自身や作業員の健康管理が重要


四季がある日本では、その季節ごとに注意すべきことがたくさんあります。

新人が入社する春は、指導方法に注意が必要です。作業内容をまとめて教えるのではなく、ひとつひとつ教えるように心がけましょう。新人が自力で仕事をこなせるように、先輩社員はフォローをしていくことが大切です。
また、現場監督は作業員の健康管理も必要です。春は花粉症の対策を、夏は熱中症対策を行うようにしましょう。

夏の終わりから秋にかけては雨や台風が多い時期です。
台風は雨と共に強い風を伴うため、現場にとっては天敵です。
しかし台風は進路が予測しやすいため早めの対策をとることができます。現場監督や責任者は台風の進路を注視しておくようにしましょう。
台風の接近前には、現場の飛びやすいものを片付けたり、足場の金具にゆるみがないかなどを確認したりします。
また、秋は夏の疲れが残っており、秋バテや秋風邪になる可能性があります。
普段から規則正しい生活を心がけたり、疲れた時にはしっかり休息を取ったり、意識的に温かい食べ物を摂ったりするようにしましょう。

冬は防寒対策と一緒にインフルエンザ対策も行いましょう。
防寒対策の例として、防寒着や手袋、カイロなどが挙げられます。
さらに風邪やインフルエンザにならないためにも、普段から手洗いやうがいの徹底、マスクの着用を意識しましょう。

このように、日本では年間を通して気を付けるべきことがたくさんあります。
他の現場はどうしているのか、自分の評価は正しいのか知りたくなったら、建設業界に特化した求人サイト「俺の夢」に登録して、他にはどのような現場や仕事があるのか確認してみませんか?

【高収入】施工管理・現場監督の求人・転職情報なら|俺の夢
https://www.oreyume.com/

関連記事:
現場監督であれば知っておきたい!建築工事、建築物と「天気」の関係性をまとめました
工期が遅れてしまった。よくある原因と対処方法
現場監督の1日の仕事の流れをご紹介


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。

株式会社夢真 コーポレートサイト

Twitter LINE
RECOMMEND

おすすめ求人

PAGE TOP

まずは無料登録
お電話でのお問い合わせはこちら