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公開日時 2019.02.12
最終更新日時 2022.04.06

市場規模や働き方、海外進出など、世界の建築事情を総まとめ!

世界各国の建築様式の違い

国によって主流となる建築様式が異なります。
そのため、建物や街並みを見たときの印象も違ってくるでしょう。

ではイギリスや韓国、中国の建築様式について説明していきます。

近代のイギリス建築

イギリスでは、時代によって主流となる建築様式が移り変わってきました。

9世紀から12世紀あたりの時代に流行したのは、ロマネクス建築です。
ロンドン塔やダラムの大聖堂などが有名です。

12世紀後半から16世紀あたりまでの時代には、ゴシック建築が栄えました。
ステンドグラスを使っている建物や、先が尖ったデザインの教会やお城が多いのが特徴です。

15世紀後半から17世紀の初めにかけてはチューダー、エリザベス朝建築が流行しました。
ゴシック建築と似ていますが、安価なステンドグラスを使うことで、一般の住宅でも使われていた建築様式です。

17世紀から18世紀頃に流行したのはバロック様式です。
ルネサンスの影響を受けており、豪華な外観の建物がたくさん作られました。

18世紀前半にはジョージアン様式が流行しました。
エキゾチックな装飾や、建物全体の対称性にこだわるデザインが特徴です。

18世紀後半から19世紀にかけての時代には、ゴシック・リヴァイヴァル建築が流行しました。
ゴシック様式の復興運動から生まれたものです。
ウェストミンスター宮殿や学びの聖堂などが挙げられます。

20世紀初頭まではヴィクトリアン建築が流行しました。
石やレンガ、鉄、コンクリートなどを使い、ゴシック様式の流れをくんでいます。

韓国の伝統的な建築

韓国には、伝統的な「韓屋」と呼ばれる瓦屋根が特徴の建築様式があります。

韓国は地理的に日本に近いことから、気候も日本に似ていて、四季がはっきりしています。
夏には暑く冬には寒いため、韓屋は夏にできるだけ涼しく、冬にはできるだけ温かく過ごせるような工夫が凝らされているのです。

夏の暑さ対策として、地面と床との間に空間を作り、湿気を遮断して涼しく感じられるような構造の「板の間」があります。
冬の寒さ対策としては、床下にトンネルを作り、そこに煙を通すことで室内を温めるオンドルという床暖房が大きな特徴です。

こうした韓屋の建築様式は、既に三国時代のあたりから取り入れられていました。
ただ、現在ではアパートなどの集合住宅が増えたことから、韓屋の住宅は以前よりも減っています。

中国の建築

中国の建設業界は、労働環境や安全性に関して懸念されることが多いですが、建物を完成させるのが非常に早いです。
中国の長沙市にはスカイシティという57階建てのビルがありますが、そのビルはわずか19日間の工事で完成させました。

ごく簡素な作りなのではないかと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、空調設備などもしっかりしておりエコな作りです。

4重窓を採用しており冷暖房効率が良いことから、二酸化炭素排出量が同程度の規模のビルと比べて少ないそうです。

この他にも15階建てのアークホテルを6日間で完成させた例もあります。

その早さの秘密は、工場内でパーツを作っていることと、豊富な労働力です。
現場での作業は基本的に組み立てるだけであるため、短時間で済みます。

これに加えて労働力が豊富であることから、工場も現場も24時間稼働させられるために、工事期間の大幅な短縮が実現しました。

世界の超高層ビルが多い街とは

日本にも東京都内を中心に大きなビルがたくさんありますが、世界には東京以上に超高層ビルが多い街もあります。
実物を見ると、東京で大きなビルを見慣れている人でも驚いてしまうかもしれません。

次に、世界の中でも超高層ビルが多い街を紹介していきます。

ヨーロッパ

ヨーロッパに対して超高層ビルが多そうなイメージを抱いている人もいるかもしれません。

しかし実は、意外と少なめです。

歴史的建造物が多いことから、景観を守るために規制がたくさんあり、あまり超高層ビルを建てられないのです。

それでも300メートルを超える巨大ビルが2つ存在します。
1つはイギリスのロンドンにある「シャード」というビルです。

2012年に完成したビルで、高さは310メートルあります。
東京タワーとほぼ同じ高さのビルです。

もう1つはロシアのモスクワにあるモスクワタワーで、302メートルの高さを誇ります。

モスクワには「ナーベレジナア」や「トライアンフ・パレス」、「サンクトペテルブルク・タワー」などもあります。
いずれも250メートルを超える超高層ビルです。

他にヨーロッパだとドイツのフランクフルトやフランスのパリに、200メートルを超える超高層ビルがいくつか集まっています。

アメリカ

アメリカでは、ニューヨークに超高層ビルが多く集まっています。
ニューヨークと聞いて超高層ビル群をイメージする人も多いでしょう。

その中でももっとも高いビルは「1_ワールドトレードセンタービル」です。
541メートルという高さを誇るビルですが、フィートに換算すると1,776フィートになり、これはアメリカ独立の年を表しています。

他にも「パークアベニュー」や「エンパイア・ステート・ビルディング」など非常に高いビルがニューヨークにはあります。

ニューヨーク以外だとシカゴも超高層ビルが多い街です。
「ウィリス・タワー」や「トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー」など400メートルを超えるビルがあります。

中国

中国では上海に超高層ビルが多いです。

2016年に完成した「上海タワー」は632メートルの高さを誇り、世界で2番目に高いとされています。

他にも100メートルから200メートルくらいの高さのビルが非常に多く集まっており、ニューヨークと並んで超高層ビルの多い街と言えます。

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