
管理する工事現場に外国人労働者が!文化の違いを理解して指示を行うコツ【東南アジア編】
東南アジアの国から日本に働きに来る人は多いです。物価推進や給与水準の違いから、東南アジアの人たちから見て、日本で働くことはかなり魅力があります。
現場監督の仕事をしている人なら、東南アジアの労働者と接する機会もそのうち出てくるでしょう。では、東南アジア出身の労働者とはどう接すればいいのか、指示を出すコツは何か解説していきます。
外国人労働者の出身国についてある程度知っておこう
外国人労働者の出身国に関して、東南アジアと一括りにして考えることが多いですが、東南アジアはかなり範囲が広いです。フィリピンやインドネシアなど太平洋上の島国から、大陸に位置する国もあります。
宗教や文化なども、国によってさまざまです。そのため、東南アジア出身の労働者と接する際には、東南アジアと一括りにせず、出身国についてある程度知っておく必要があります。
例えば、フィリピンでは学歴のない男性は仕事に就くのが難しく、女性が家計を支えているケースが多いです。キリスト教徒がほとんどであることもフィリピンの特徴として挙げられます。
ベトナムは勤勉で明るい性格の人が多いですが、ベトナム国民の約4割が貧困層です。また、ベトナムでは兵役義務があります。
タイは、東南アジアの中でも比較的裕福な国で、大学進学率が約35パーセントです。仏教徒が多く、ベトナムと同様に兵役義務があります。
この3国を比べてみただけでも、だいぶ違いがあるでしょう。
東南アジア出身の労働者に上手に指示を出すには
東南アジア出身の労働者は、どの国出身であっても、働く意欲の強い人が多いです。稼ぎたいというのはもちろんのこと、技能を身に付けて成長したいと考えている人も少なくありません。
そのため、意欲のある東南アジア出身の労働者には、どんどん新しいことを覚えてもらいましょう。特にベトナム人は勤勉なので、作業を指示すれば、積極的に覚えようとします。
フィリピン人も意欲的に仕事に取り組みますが、やや時間にルーズな人が多いです。そのため、時間を守るというところから指導するといいかもしれません。
タイ人は教育水準が高いこともあり、飲み込みが早いです。ただ、タイ人の中にも物事を覚えるのがあまり得意でない人もいるため、理解が遅いように感じたときには、噛み砕いて教えてあげましょう。
東南アジア出身の労働者は工事現場で歓迎されやすい
外国人労働者に指示を出すときには、出身国の環境などを考慮した上で行う必要があります。日本人の労働者と同じように扱っては上手くいきません。
それでも、東南アジア出身の労働者は体力があり熱心に仕事をする人が多いため、工事現場では歓迎されやすいです。
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