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公開日時 2018.11.13
最終更新日時 2022.04.06

【近代建築三大巨匠】建築界の偉人<ル・コルビュジェの半生>

ル・コルビュジェは近代建築界に名を残す偉人のひとりです。
最も有名なのは鉄筋コンクリート構成システムのひとつであるドミノ・システムではないでしょうか。
それまで西欧で主流であった、石とレンガによる伝統的な建築方法と全く違うシステムは世界に衝撃を与えました。
そんなル・コルビュジェについてご紹介します。

ル・コルビュジェとは

ル・コルビュジェは近代建築の三大巨匠のひとりとして数えられている建築家です。
スイスのラ・ショー・ド・フォンで生まれ、フランスで活躍しました。
現在の建築の基礎を築いたといわれています
ル・コルビュジェが生きた1914年頃には石やレンガなどによる伝統的な建築方法が一般的でした。
しかしル・コルビュジェはそれまでの伝統建築とは全く違う鉄筋コンクリートの構造システムのひとつであるドミノ・システムを考え出したのです。
ドミノ・システムは鉄筋コンクリート製の床を支える最小限の柱と、階段を要素とした建築方法のひとつです。
建物の床を支える壁を無くすという発想により、自由な平面を作り出すことができるようになりました。
機能性を重視したそのシステムによるモダニズム建築を提唱し、多くの建築物を作り出したことで有名です。

ル・コルビュジェが作り出した作品

ル・コルビュジェの作品は世界遺産にも登録されています。
全部で17件が登録されており、その多くが傑作と称されている建物が多いです。
建築としての美しさや機能性はもちろん、近代建築運動への貢献も主眼とされています。
その中でも最高傑作とされているのが「サヴォア邸」です。
ル・コルビュジェが提唱した「平面、自由な立面、独立した骨組みによる水平窓、屋上庭園」の建築新5原則を体現したのがこのサヴォア邸とされています。
また日本の国立西洋美術館本館もル・コルビュジェによる作品です。
松方コレクションを展示するための施設として日本政府がル・コルビュジェに依頼しました。
ル・コルビュジェが描いた基本設計書には、細い円柱群が支える正方形の建物と、2層吹き抜けの空間構想が描かれていました。
美術館本館のみならず、企画展示館や劇場ホールなどの構想も描かれていたことに、日本政府は驚いたといいます。

近代建築の礎を築いた偉人

ル・コルビュジェはその独創的な建築構想と、近代建築への貢献から多くの作品が世界文化遺産として登録されています。
合理的ながらも機能的なデザインは、美術館、修道院、集合住宅など多種多様な建築物に応用されています。
日本の国立西洋美術館本館もル・コルビュジェの作品ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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