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公開日時 2018.10.26
最終更新日時 2022.04.06

#配管工事の種類5つ|基本的な流れや業者を選ぶ時の注意点を解説

配管工事とは

配管工事は、液体・気体・固体・エネルギーを輸送するパイプやホースなどの管を、バルブや計器などと合わせて建物や設備に設計・導入する工事のことです。

私たちが暮らす家屋やマンションなどの建物には、ガス、水、電気などが通っています。

ガスを各供給元から使用場所まで届け、水を河川や湖から配水場・住宅・処理施設を通って河川や海へ循環させ、電気を安全に移送するために、配管が設置されています。

工場や店舗・オフィスの入ったビルには、ガス、水、電気以外にも多様な液体・気体・固体などを移送するための配管が設置され、これらの配管工事は配管工が担っています。

配管の設備は、壁の裏、天井、床下、パイプスペースなどの目立たないところに存在して、当たり前のように機能しています。

配管設備は快適で便利な暮らしだけでなく、都市づくりや産業をも支えています。

配管工事の種類5つ

配管工事は、配管の目的、用途、方式などによって分類されます。これから、ガス配管・衛生配管・空調配管・防災設備配管・プラント配管の5つの用途による分類を紹介します。

これら全ての配管工事ができる方は大変少なく、ほとんどは扱う配管ごとに工事を担当することになります。

特に、プラント配管は、薬品や高圧蒸気などが通っていることから大変危険な現場といえます。

専門的知識が必要になるため、一般建築を扱う配管工の方が工事することはほとんどないようです。

よって、プラント配管工事は、配管技能士などの資格を持っている方が作業することになります。

配管工事の種類1:ガス配管工事

ガス配管工事は、一般建築の調理器具や暖房器具などに、都市ガスやLPガスを供給するための配管工事です。

ガスの配管材は、特に腐食や漏れを防ぐため、設置場所などに応じて最適なものを選定し、土中に埋没される部分には、耐衝撃性や耐水性に優れたポリエチレン管やプラスチック被覆鋼管などを用いて使用します。

ガスは取り扱いに注意が必要で、漏れ、火災、ガス爆発などを引き起こす危険性もあるので、高い専門性が必要とされます。

配管工事の種類2:衛生配管工事

衛生配管工事は、入浴、トイレ、調理、洗面、洗濯などに使用する水を供給し、不要になった水を排出するために行います。

飲料水や雑用水を供給する給水管を配管し、給湯器や熱源機などで熱された湯を浴室や台所、洗面台へ供給する給湯管も設置します。

便器や排水器具から出る汚水を建物の外へ排出するために、排水管を配管します。

下水関係の工事もまた、衛生配管工の領域です。

集中豪雨などの被害防止のため、降雨情報システムなども活用して安全に工事します。

配管工事の種類3:空調配管工事

空調配管工事は、ビル等の建物内の空調関係の配管工事になります。

対象は、病院や工場や大規模マンションを除く多くのビルで空気の浄化・温度・湿度・流量を調節します。

多数の人が使用するビルは、大きな空間の空気を設備によって調整し、環境衛生上安心して過ごせるようにしています。

大型ビルなどの建物における、ボイラーや冷凍機から各部屋の空調機へ冷水、温水、蒸気、冷媒などを供給する工事がおもな空調配管工事になります。

配管工事の種類4:防災設備配管工事

防災設備配管には、屋内消火栓やスプリンクラーなどの消火設備を使用します。

スプリンクラー設備は、火災が起きた際に初期の火災消火を目的とした、散水式の自動消火設備です。

防災設備配管は短時間に大量の水を運ぶため、圧力に耐えられる管材を選んで使用します。

防災設備配管工事は、ビルなどの屋上給水塔から各フロアに配管を設置し、火災の際に、スプリンクラーや屋内消火栓から主として水を供給するための配管工事です。

配管工事の種類5:プラント配管工事

プラント配管工事では、化学工場、食品工場、鉄工所などの各種工場で使用する配管を設置します。

プラント配管で移送する物質は、一般建物でも使用される上下水以外にも、化学反応に必要な原料や物質を移送します。

移送されるのは、熱湯、蒸気、水、酸素、窒素ガス、燃料、さまざまなガスや液体などで、配管の素材も多様です。

プラント配管は圧力計、レジューサー、流量計、配管系統の弁などの機器も設置され、工場の複雑な条件も考慮する必要があります。

そのため、プラント配管の設計にはかなりの専門性が必要となります。

配管工事の基本的な流れ3つ

一般建築の施工時に給排水を取り付ける際の、工事の流れを紹介していきます。

給排水工事は、具体的にはキッチン、洗面所、浴室、トイレなどの水やお湯を供給または排出する配管・設備の設置です。

配管は、人目につかないような壁の裏、天井、床下などに設置することも多く、配管工は狭小スペースや同じ姿勢での作業が長時間続くことがあります。

基本的に夏場や冬場でも空調設備の利く範囲外での作業となるため、配管工事には身体的に負担がかかることになります。

配管工事の基本的な流れ1:材料を現場に搬入する

使用条件に合った材料(金属や樹脂の管など)を選び、機材とともに現場へ搬入します。

場合によっては、洗面台やバスタブなどの搬入も配管工が行い、設置後の水漏れを防ぐために、コーキングやシーリングを施します。

搬入時に資材置き場に困らないように、あらかじめ資材置き場は確保しておくとスムーズです。

搬入したら、資材置き場からはみ出さないように配管の材料を置きます。

配管工事の基本的な流れ2:配管する箇所を特定する

図面を見て、配管する箇所を特定します。

配管を取り付ける部分の寸法を測定しておき、採寸後は配管を曲げる角度などを計算します。

あらかじめ、配管の展開図から、角度計算を済ませておく場合もあります。

配管の位置は、将来、点検・修理・取り換えが容易にできる場所がよく、排水配管などがあれば、勾配をつけるため、他とは優先して配慮します。

電気など他の設備と競合する場合は、関係施工者と打ち合わせをしておきます。

配管工事の基本的な流れ3:パイプを切断する

管径や必要寸法(長さ)を確かめ、配管パイプを切断します。

現場で、切断の際に配管の切り寸をさらに計算したり、配管材を再加工して調整することもあります。

切断した管を、溶接やねじ込みなどで接合します。

ねじ込み式の場合は、シール剤の塗布や手によるねじ込み、パイプレンチで締める作業があります。

締め付け時には、配管の外面を損傷させないように注意して行います。

管を接合後、支持金具の取り付け、スリーブの埋め込みなどをし、配管の支持と固定します。

配管の設置が完了したら、圧力試験し、漏れがないかを確認します。

配管工事業者を選ぶ時の注意点

配管工事を依頼する際は、それぞれの業者の特徴を確かめてみましょう。

数社の工事業者を候補に挙げて、調べてみることをお勧めします。

事前に見積もりを出してもらい、内容を比較してみましょう。

業者によっては、わけもなく高い料金の部品や技術料を請求される場合もあるので、疑問に思ったことは些細なことでも質問して、説明してもらい、信頼できる工事業者に依頼するようにしましょう。

1社に絞らない

依頼したい配管工事や納期がおよそ決まったら、各業者のホームページや比較サイトなども利用しながら、複数ある工事業者から施工してもらう工事業者を数社選んでみましょう。

実際に、電話などで工事内容を問い合わせて、そのときに対応も確かめるといいでしょう。

水道工事を依頼する場合は、選択肢が多すぎても調べるのに疲弊してしまうので、大手チェーンや地域の工事店、インターネットで安いところなど異なるタイプから数社比較してみるといいでしょう。

ビルなどの工事を依頼するときには、業者に設計から施工までを依頼または施工のみを依頼するか、業者の得意分野に合っているか、アフターメンテナンスを重視するかなど、要望にマッチする業者を選ぶといいでしょう。

工事業者の創立(社歴)、施工実績、得意分野、作業スピード(納期)、料金、評判、対応なども選択の際のポイントにして、好みの工事業者を選んでみてください。

見積もりを確認する

工事を依頼するときは、必ず事前に見積もりを出してもらい、内容をチェックしましょう。

基本工事料金に、価格を変動させる費用がかかってくることがあり、変動理由は業者によっても違いがあります。

複数社に見積もりを依頼することで、見積もりの内容の違いが見えてくることもあります。

見積もりの中には、工事に使う素材や商品名が明記されているか、工事内容が具体的に記載されているか、金額の書かれていない項目はないか、見積書に理由もないサインを必要としていないか、などをポイントにチェックし、水増し請求を未然に防ぎましょう。

見積もりがかなり安くても、工事後に見積もりより高額な請求がくる場合もあるため、注意したほうがいいでしょう。

部品の説明が不十分な場合にも、不必要に高価な部品を勧められて、請求額が引き上げられてしまう場合もあります。

不明瞭なところがある場合や、納得いかないところがある場合は、丁寧に説明を求め、安心や信頼できる業者に依頼しましょう。

配管工事の流れを知ろう

ここでは、給水管を取り付ける際の配管工事の作業手順を紹介しました。

工事する配管の種類によって作業手順が異なることを覚えておいてください。

また、配管工事は頭を使いながら体力も消耗する力仕事ですが、経験を積むほど扱える配管の種類が増えたり、資格取得などのステップアップも目指せたりするため、大変魅力ある仕事といえるでしょう。

気になる方は、他の配管工事の作業手順についても調べてみてください。

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