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BIMを用いた作図のメリット|課題やおすすめのソフトについても解説

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公開日時 2022.10.04 最終更新日時 2024.01.23

こちらの記事では、BIMを用いた作図のメリットについてご紹介いたします。

 


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「BIMの利用に興味はあるけど、詳しいことがイマイチよく分からない」
「3DCADとは何が違うの?」
「色々なソフトがあるみたいだけど、自社ではどれを使うのがいいんだろう?」

そういった疑問を抱いている方もいるでしょう。

この記事では、BIMでの作図と3DCADでの作図の違いに始まり、BIMを使用することによるメリットや課題、また、おすすめのソフトについても紹介しています。

BIMとはどういったものなのか、具体的に理解を深めることで、導入するかどうかの判断を行うことができます。たくさんあるソフトの中で、どれを導入するかといった選択の一助にもなるでしょう。

近年、建築における生産プロセスや、維持管理の生産性向上のために、BIMは推進されています。そういった、期待の高まるBIMについて知りたい方は、是非読んでみてください。

BIMによる作図と3DCADによる作図の相違点

どちらも3Dモデルの作成が可能なため、BIMと3DCADの違いが今一つよく分からないという方も多いのではないでしょうか。

3DCADは、始めに2Dで設計図面の作図をした後、その平面図を3Dにモデリングします。それに対しBIMは、始めから3Dで設計します。

BIMを利用すると、使用する材料や仕上げに関するデータを属性として入力しておくことができるほか、作成した3Dデータから、ほぼ自動で設計図面や指示書類が作成できるため、とても便利なソフトと言えるでしょう。

BIMを用いて作図する4つのメリット


BIMを導入することで、業務にどういった違いがでてくるのでしょうか。

ここではBIMを用いて作図をすることで得られる、以下の4つのメリットを紹介していきます。導入を検討するにあたり、参考にしてみてください。

  • 設計変更が自動で修正できる
  • 人材不足の解消に期待できる
  • 業務効率の向上に期待ができる
  • 業務を一元化できる

1:設計変更が自動で修正できる

前述したように、3DCADは2Dで図面を作成した後、その図面を基に3Dモデルを作ります。つまり、設計が変更された場合は、2Dと3Dの両方を変更する必要がでてきます。

しかし、BIMでは3Dモデルさえ最初に作れば、あとの作業のほとんどが自動で、設計図面や指示書類を出力してくれます。

そのため、設計変更の際にも、さまざまな図面や文書に修正を加える手間がはぶけると共に、修正ミスを防ぐことができるでしょう。

2:人材不足の解消に期待できる

近年、さまざまな分野で人材不足が叫ばれています。それは建築業界も例外ではありません。

BIMは、作成した3Dデータから設計図面を作成できるだけでなく、使用する資材のリストなどの各種文書も、自動で出力してくれます。

BIMによる工程の自動化・効率化によって、本来、人間がするべき業務が減らせるため、人材不足の解消に期待が持てるでしょう。

3:業務効率の向上に期待ができる

BIMでは、わざわざ手動で図面を描かなくても、3Dモデルからの平面図や立面図、断面図などの自動作成が可能です。

加えて、パーツごとにコストや色々な属性を入力できるため、それを利用した積算や、必要となる文書の自動作成などができます。

設計変更の際にも、修正が各図面や文書に自動で反映されるなど、業務効率の向上が期待できるでしょう。

4:業務を一元化できる

業務を一元化できるというのも、大きなメリットの1つです。

3Dモデルに各種属性を入力することで、BIMでは設計図面や各パーツの形状、素材、サイズからコストや仕上げなど、さまざまな情報を一元的に管理できます。

また、各部門でBIMを導入することにより、意匠や構造、設備といった各設計部門のほか、施工者や施工主間でも情報を共有することが可能です。

そのため、設計だけでなく施工や維持管理といった、全工程の一元的な管理が可能になります。

BIMを用いて作図する際の4つの課題


工程の自動化や情報の一元化など、非常に便利なBIMですが、課題も存在しています。どういったことが、導入や活用していく上で課題とされているのでしょうか。

ここでは、以下4つの課題について解説していきます。

  • BIMの技術者が不足している
  • 業務フローや図面表現の見直しが必要になる
  • 導入・ランニングコストが増加する
  • 必要なLODの確認など設計より前にデータについての取り決めが必要

1:BIMの技術者が不足している

1つ目の課題として、BIMを扱える技術者が不足していることが挙げられます。

BIMオペレーターには、ソフトへの理解だけでなく、建築に関しても幅広い知識が必要とされます。

自社での育成や、日本で技術者を見付けるのが難しい場合、モデルの作成を海外に外注する企業もあります。

BIMのトレーニングカリキュラムを導入している人材派遣会社もあるため、賢く利用してBIMを活用しましょう。

2:業務フローや図面表現の見直しが必要になる

実は、BIMによって2DCADで作成した図面と全く同じものを作ろうとすると、2DCADで作るよりも多くの時間がかかってしまいます。

そのため、「CADの代わり」ではなく「BIM」としての図面表現へと、見直しが求められるのです。

また、BIMモデルで各種データを統括的に管理するには、業務フロー全体の見直しが必要となるため、そのコストにも注意が必要です。

3:導入・ランニングコストが増加する

導入費用やランニングコストも課題の1つです。

BIMの導入にはワークステーションが必要となるほか、ライセンス使用料や保守費などのランニングコストがかかります。

ライセンスには端末固定のものと、必要な時にネットワーク上のライセンス提供を受ける、ネットワークライセンスがあります。

ネットワークライセンスで運用する場合、導入時にサーバーも必要となるため注意しましょう。

4:必要なLODの確認など設計より前にデータについての取り決めが必要

LODとは「Level Of Detail」あるいは「Level Of Development」のことです。

BIMのモデルや情報に必要とされる詳細度は、設計のフェーズや、施工時か維持管理時かなどによって異なり、必要となる詳細レベルは、LODによって規定されています。

プロジェクトをスムーズに進めるためには、設計前にLODを確認するなど、データについての取り決めをしておく必要があるでしょう。

おすすめのBIMソフト5選


BIMソフトにも、さまざまな種類があります。どれを使用したら良いのか迷ってしまうこともあるでしょう。ここからは、おすすめのBIMソフトの紹介をしていきます。

「ARCHICAD」や「Autodesk Revit」など、5つのソフトを紹介していくため、BIMの導入を検討している人は参考にしてみてください。

1:Archicad

Archicadは建設業界向けのBIMソフトであり、現在、世界108カ国27言語に対応しています。

建築家の思考で開発されているため、建築専用のツールを搭載していたり、直感的な操作での利用が可能です。

» Archicadはこちら

2:Revit

AUTODESKが提供する、多分野に対応したBIMソフトです。

1カ月・1年・3年のサブスクリプション契約ができるほか、無償体験版も配信しているため、購入前に試すことができます。

出典:Revit (レビット)|Autodesk

3:Vectorworks Architect

Vectorworks Architect 2021は、建築・内装業界に適したツールです。

2Dと3Dの汎用作図機能や、建築向けデータライブラリなどが搭載されています。

30日間使用可能な評価版が配信されているため、利用しているパソコンで動作確認してからの購入が可能です。

出典:Vectorworks Architect|Architect

4:Rebro

Rebroは、建築設備に特化した3DCADです。

BIMに対応しており、作成したモデルには、Excel形式での属性入力が可能です。

バージョンアップ説明会や体験セミナーなどのイベントも行われており、体験セミナーの内容は動画とPDFファイルとしてホームページで公開されているため、何度も確認して操作方法を習得することができます。

5:GLOOBE

日本発のBIMソフトであり、日本の建築基準法に対応しています。

GLOOBE2021シリーズはRevitファイル(RVT・RFA)の読込みに対応しているため、設備機器や海外ブランドなどの、メーカーコンテンツサイトやBIMデータライブラリからファイルを読み込んで、3Dモデルとして利用することが可能です。

出典:GLOOBEの特長|建築CAD – 福井コンピュータアーキテクト

BIMを利用した作図の導入を検討しよう


BIMについてやおすすめのソフトについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

技術者不足やコストなどの面で、未だ課題は残りますが、業務の効率化や他部門と情報の共有ができるなど、非常に便利で魅力的なシステムでもあります。

今回のソフト紹介も参考に、是非、BIMを利用した作図の導入を検討してみてください。

 


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建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
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